2009-09-30 Wed 20:51
今回は、怪文書みたいな内容でスマン。
年20本は、ゲーセンでシューティングゲームが出ても良いんじゃないと思っている蔵間マリコです。 今日、ゲームセンターで普段は怒首領蜂 大復活やガンダムVSガンダムNEXTとは別にたまに浮気をして、プレイしている横スクロール弾幕シューティングゲーム『デススマイルズ2』を攻略した。稼動してから随分経つから今更の話なんだけどね。どうもデススマイルズのシリーズには、中々食指が伸びなくて…。CAVEは横スクロールよりも縦スクロールのイメージ(過去に、プロギアの嵐の失態もあるので。)があるし、稼動当初の問題があったりして。するにしても、大復活やガンガンNEXTの合間にプレイする程度であった。 それが、ここ最近、何故か本腰入れてプレイするようになった。さっさと攻略して消化をしたかったのか、それとも急にプレイしたくなったのか分からない。一日2・3プレイはして、パターン固めに力を入れていた。で、今日、めでたくクリアーしたと言う事だ デスマ2をクリアーした時は結構嬉しかったな。最終手段として見た攻略動画がタメになったし、そこそこギャラリーが沸いていたしね。ただ、ラスボスにしてはちょっと物足りないさは感じた。どうも、大往生の最終鬼畜兵器・黄流や大復活の獄滅極戮至高兵器ゴールデン・ディザスターみたいな圧倒的な攻撃がないからだと思う(これらよりも遥かに強いボスがいるが。)。ヤバイ攻撃は、基本的にボムでやり過ごせばどうにかなる世界だし。1回動画を見てどうにかなるのもどうかなあ…。せめて、前作の井上淳也もといジルバとかティラノサタンぐらいの強さはあって欲しかった。変態サンタには、その役が務まらなかったというわけか。 まあ、ショタとかまんじゅうとかババアが解禁されてないから、まだまだステージだって増える可能性がある。そこの所を期待しながら、ちょくちょくプレイでもしようっと。
しかし、何でシューティングゲームは人気がさっぱりなのだろうか。こんなにも面白いのに。そりゃあ、万人受けしないジャンルであるのは確かだ。でも、格ゲーや音ゲーに負けないほどの力があるのも確かである。 あの徹底的にパターンを煮詰める反復行動に、それを為した時の達成感。他にも、BGMなんかもキャラクターやメカニックもイケテル。あと、忘れていけないのがアレ。楽しむのに、知っていると3倍楽しく遊べるストーリー背景(無いのもあるけど。)。ただなんとなくプレイしているだけではあまり気にしない要素かもしれないが、これが非常に重要なんだよね。 例えば、横スクロールシューティングゲームの神様、グラディウスシリーズ。バクテリアン軍が攻めて来て、その要塞を破壊する。これがよく知られている概要だが、実は深い話があったりする。ビックバイパーのパイロット、ジェームスはバクテリアン軍に攻め滅ぼされたリーク人の生き残りであり、ビックバイパーを動かすための特殊な力、リークパワーを持つ。それによって、バクテリアン軍に打ち勝つ。だが、グラディウス帝国を憎む同じリーク人のヴェノム博士は、その力を利用してクーデターを起こす。結果、同じ人種のはずのジェームスに鎮圧されて星を追放される。それ原因か、以降の作品は、何らかの形でジェームスと関わって登場する事に。一番未来の作品に当たる、グラディウス?はジェームスの子孫VS昔、ヴェノムと言われた存在の一部という形で対峙している。初期は、バクテリアンとの戦いだが、途中から同じ人種二人の因縁の対決になっている所が興味深い。まるで、ジョースター家とDIOの関係みたいで。 でも、シューティングゲームの多くは、酷い展開や悲惨な結末を迎える事が多いんだよね。怒首領蜂シリーズやアインハンダーの味方がプレイヤーを黒幕にでっち上げにはじめ、R-TYPE?やイメージファイトの撃墜されて終わり、酷くなるとメタルブラックやレイストーム(家庭用に限る。)みたいに地球滅亡エンドなんてものもある。なんともまあ、無茶苦茶な展開である。 しかし、だからこそ楽しいのだ。普通のゲームじゃあ、考えれないような話の展開があったり、掘れば掘るほど面白さが分かったりするのだから。ある意味、シューティングゲームの特権かもしれない。
こちらへおいでよ、シューティングゲームの世界。 東方みたいなのも悪くは無いけど、昔から本格的なシューティングゲームや死線を何度も掻い潜る弾幕シューティングも面白いぞ。少し前ぐらいは、なかなか買える場所とかが無かったけど、今じゃあプレイステーションストアなんかで簡単に買える。しかも、比較的リーズナブルに買えるのだから。PSPかPS3を持っている人は、一度覗いてみるといいかも。きっと、自分好みの作品がみつかるかも。超兄貴とか超兄貴とか超兄貴とか。
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2009-09-29 Tue 19:05
俺よりも上手い…。
今日の昼は、290円のランチ天丼でした。貧乏暇なし、蔵間マリコです。 またまた仕事の現場付近で、妙なPOPを見つけました。今度は、ほか弁の外の品書き表、その上にメイドのPOPを。いや~、これには最初見た時は一瞬目を疑いましたね。何故に、ほか弁でメイドっ娘?市内にあるメイド喫茶の隣、唐揚げ中心の弁当屋あたりだったら別に問題は無いけどさ、そういうのが全く無いビジネス街の弁当屋の1チェーン店でありますぞ!?確かに目を引くのは分かるけど、このアイデアは…。 多分、原因はアレだろうなあ。ほか弁の数件となりにあるローソンが原因だと思う。少し前に霊夢とかアリスとかのPOPの画像を小出しに記事に載せていた所の、あのローソン。アレは最初は驚いたけど、品換え中の時はPOPを変えたりとなかなか力が入っていたな。ただの客寄せじゃなくて、飽きさせないためにも芸も細かいと。多分、それに対抗して、こんなPOPを作ったのであろう。前にここが仕事の現場の時は、こんなメイドさんのPOPなんて貼ってなかったし。ライバル店に対抗して、新たな手を講じる。切磋琢磨で良いんじゃないの。 ただ、メイドを描くのなら欲を言えば、水月の雪さんあたりが良かったっす…。アレはもう悶絶もの。多分、雪さんよりも優しくて誠実なメイドはいないと思う。あと候補に、これが私の御主人様の沢渡いずみなんかも悪くないけど、作中の料理のレベルは並以下だからアウト。ましてや、アルカナハートの一人だけ侍魂をしている、ドジっ娘メイドのフィオナ・メイフィールドあたりは、商売的にNGすぎる。それ以前に、分かる人が極少数な気がするが。
それにしても、最近、こういう萌えキャラとかを載せたり、商品のパッケージにして、売り上げUPを狙う戦略が流行ってますねえ。西又葵がデザインしたあきたこまちをはじめに、プリンや昆布(トレース疑惑で、発売中止になったが。普通、トレースしたと気付かないぞ。)など、なかなかバリエーションに富んでいる。実際、それでかなり売り上げが変わっているようだ。 そういう萌えを利用した商品と言えば、広島にもいくつかあったな。少年誌にも関わらず、間接的にエッチをした描写を描き、更には妊娠までさせたとんでもないラブストーリー漫画『涼風』を描いた広島県出身の漫画家・瀬尾浩二がカバーデザインしたもみじ饅頭とキムチ。もみじ饅頭は周知の通り、広島県の名産品だが、何故、キムチなのか?それは、広島県の庄原市が白菜の県内の産地だからそうだ。まあ、確かにそうかもしれないが、何故に商品名が女子高生キムチ?どちらにしろ、両方とも美味しく頂きましたとさ。 ただ、俺もちょっとこの萌えを利用した商品に少し疑問を思う事がある。飽和状態になって、全然有り難味が無くなるじゃないのかという疑問もある。だけど、それ以上に疑問なのは、その商品がそういう戦略を利用するのに価値する物であるのかという事だ。 あくまでも、萌えという戦略を使っているのは、購入させるのを促すため。そして、リピーターを増やすためでもある。そのリピーターが増える最大の理由は、商品そのもの質。それが良いのなら、何時もなら日陰者の立場から脱せるのだから問題ない。でも、それで質が悪かったら本末転倒である。この手の商品戦略を打ち出す会社は、その程度のことは分かって欲しい。購入者は、正直なのだから。
ますますメジャー化しつつある萌え戦略。 果たして、今度はどんな商品が出てくるのやら。もしかしたら、何かのアニメかゲームの美少女キャラが作った弁当の中身全てを冷凍食品にしたものが出たりして。何か、それはそれで面白そうだ。もちろん、ちゃんと味も保障付きでね。そこん所を忘れないように。ドジっ娘の作ったような弁当にしないように。
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2009-09-27 Sun 20:04
相変わらずのすごい事。
休日も平日も二次元ライフをエンジョイしている蔵間マリコです。 今日は市内への用事(ちょっと、プライベートな事なので伏せておく。)を済ませるついでに、某所で最近発売した漫画を色々と買い物をした。ヤンジャン月一のお楽しみ『ローゼンメイデン』の2巻に、自分の中ではキングオブスーパーロボットとも言えるシリーズの最新作『偽書ゲッターロボダークネス 始動編』、そしてやっとこさ最新巻が発売されたファンタジーの傑作『ベルセルク』の34巻の三冊。先週は、DS版サガ2を買ったからしばらくの間、少し財布の紐を締めておきたかったのだが、ついついふらふらーっと足が某所のほうへ向いてしまった。駄目だなあ、俺…。 そんな少しの後悔の気持ちと満足感に浸っていた私なのだが、その買い物の最中、思わぬ人と出会ってしまった。自分が専門学校に通っていた頃の担任の教師だ。最後に出会ったのが半年前(その時は、市内を歩いていた時。)ぐらいだから、そこまで懐かしいとかって思うほどじゃあないし、某所にも出没するっていうのは分かっていたんだけどね。ただ、そういう心の準備もなしに、いきなり後ろから肩をポンと叩かれると驚くから。このブログにも随分前に書いたけど、その時も同じような状況だったし。これって、デジャブゥ? さて、その恩師がここにいたのか?それはもちろん、ゲームを買うためである。18禁のギャルゲーを。しかも、5本。いくらなんでも、ゲーム系の就職関連の専門学校の教師だから最新のゲームをプレイしておくのは分かるが、これをそういうのに興味がない生徒が見たらドン引きしますよ?ていうか、そんなお金があるのが不思議。金の出所を聞きたいもんだ。もしかしたら、裏では黒い仕事? まあ、恩師との久しぶりの再開なのだが、少しの挨拶と少しの近況報告と少しの世間話を済ませ、その場を後にした。流石に、店の中は狭いから他の人のことも考えないとね。それに、自分の財布の事とか予定というものがあるからな。長話をするんなら、もうちょっと余裕のある時にしよう。
さあ、ここからは、その専門に通っていた頃の担任の話を。 うちの担任の教師、授業中に時々、口癖みたいに言っていた言葉がある。『何事にもチャレンジ』と。とりあえず釘を刺しておくが、くそみそテクニック的な意味ではない。見た目や先入観だけで判断せず、失敗などを恐れずに、試してみろという意味である。多分、この言葉に感銘を受けたのだろうか。専門学校に通っていた途中ぐらいから、自分の趣味や趣向が変わっている。とんでもなく変な方向にだが。 例えば、それに関しての武勇伝みたいなものがある。その専門の先生が、この仕事に就職する前、友人にミニゲーム集のアイデアを持ち込んだらしい。まあ、普通に考えたら没であろう。漫画の持ち込みとかとは違って、これ一本で社運がかかるのだから。しかし、そのアイデアが何と採用されたようだ。100%というわけでは無いらしいが、そこそこ原型が残っていたようだ。自分としては、そんな大胆な事が出来るとは思っていなかったから、かなりのビックリものであった。 あとは、前職で様々な企画を出すために身をもって試すチャレンジャーだったようだし、交通事故の現場に偶然居合わせて、適切な処置で重傷者が助かったとか、持ち前のチャレンジ精神で様々な伝説を作ったらしい。今思うと、証拠らしい証拠が無いから、かなり信憑性が怪しい内容ばかりだ。少なくとも、大袈裟に言っていた可能性は充分にある。 でも、人生なんて小説よりも奇なり。別に、超常現象とか心霊現象に遭遇したとか見たいなのじゃなくて、『有り得るかも知れない』というレベルの話であったし。それに、担任の教師の話が教訓になっている人が、自分以外にもいるかもしれない。どちらにしろ、担任の教師の『何事にもチャレンジ』という言葉は、今でも心に残っている。
様々な武勇伝で、授業を盛り上げさせてくれた専門学校時代の担任の教師。 自分は、これからも『何事にもチャレンジ』の精神を大切にして、人生の様々な局面を乗り越えて見せたい。 まあ、卒業してからは全然それが実生活に活かされていないような気がするが。寧ろ、活かされているのは趣味的な意味合いのほうだし。自分が、あまりにも不甲斐ないです…。
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2009-09-26 Sat 21:15
絶対領域。
相変わらず下手っぴなイラストを描いている蔵間マリコです。 毎週土曜日恒例の同人弾幕シューティング『東方Project』のイラストのコーナー。さあ、今回のイラストは、最新シリーズの『東方星蓮船』より、EXステージボスの『未確認幻想飛行少女』こと、『封獣 ぬえ』(ほうじゅう ぬえ)を描きました。自分は最初、このぬえ、最初見た時は何かフランドール・スカーレットと何か重なっているような印象を受けた。非常に歪な形をした翼に、手に持った特徴的な槍。確かに、パッと見はそう見えなくも無い。 しかし、ビジュアルの面はそういった印象を受けるものの、弾幕は全くの別物。レーザーがいきりなり弾に変化し、しばらくするとくっついて元に戻るキメラ弾。そして、道中ではお助けキャラとして出てきたUFOが、今度は弾を散らばしてきたり、突撃したりと敵として立ちはだかる。あまりにも癖の強い弾幕であるあまり、初見でスペルカード獲得はかなり困難であろう。多分、カオスという点では、八雲 紫(やくも ゆかり)よりも上かもしれない。 ただし、EXボスとしての強さは、あまり強いとは言えない。上記の癖の強い弾幕であるあまり、殺しにかかってくる弾幕がこれといってない。通常弾幕もかなり弱いし、攻撃を遮るUFOも、攻撃力の高い針巫女やレザマリには恐るるに足りない。ケロちゃんがあたりが倒せるプレイヤーなら、難なく撃破出来るであろう。やはり、変身する能力は、人を驚かせるための能力であって、そこまでの効力があるというわけでないか。
さて、そんな最新作のEXボス、封獣ぬえを描いたが、自分としては結構描くのに手間がかかった。何しろ、パーツが多い事多い事。槍に、蛇、特異な形をした翼など…。伊吹 萃香(いぶき すいか)程ではないが、どれも特徴的なパーツだから描くのに一苦労したよ。 しかし、そんな小道具よりも、一番苦労したのが髪型。ぼさぼさな髪型と言うわけではないが、今まで見た事のないような妙な形にセットされた髪型だから困る。ゲーム内の立ち絵を見ても何か分かり辛いし、他の人のイラストを見ても結構差があったりする。で、結局はゲーム内の髪型に他の人のイラストのを色々と足したり引いたりして、自分なりに描いてみました。う~ん、確かにぬえのキャラクターのイメージ通りに混沌としたものにはなったけど、何かしっくりこない…。 あと、自分としては配色があまりに納得行かないものになってしまった。彼女の性格のことを考えて、服は完全に黒にして、カオスな印象を引き立たせたかったんだけど、それだとどうしてもベタになって、絵が潰れてしまう。だから、普段のように一段階色を落としてみたのだが、意図的なものがあるから何か混沌としていない…。それに、翼も少しもうちょっと配色を濃くして、原作色を強くしたかったんだけど…。ちょっと白を強く入れすぎたかな?
来月で3年目、そして100枚目(半分以上は、東方のイラストになる。)に到達しそうなイラスト。自分としても、ここまで描いたと思うと驚きだ。まあ、それの割には全然上達していないけどね。 さて、次回は誰を描こうかな?今回は、結構力を入れてイラストを描いたけど、次回はそれ以上に力を入れて描きたいから、それに見合ったようなキャラを選びたいのだが…。誰を選ぼうか悩む…。
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2009-09-24 Thu 21:13
毎週が綱渡り…。
こんな調子で、ストーリーと感想を書けるのか不安な蔵間マリコです。 いや~、最近、ノノノノは恐ろしすぎて恐ろしすぎて、毎週書くのに辛いです。スキージャンプ漫画なのに明後日の方向に走って2回も無理矢理エッチな事をされそうになっていたし、スキージャンプ漫画なのに何時死人が出ても不思議ではない状況ですから。まあ、それが倫たんのクオリティだから読む分としては気にしていないし、寧ろ、今が面白い展開になっていると思う。 そういえば、エルフェンリートの時も血を吐くような思いをして、最終盤のストーリーと感想を書いたんだよなあ。あの時は、読む分としても非常に辛かった。ルーシーは、コウタに謝罪するが、父と妹のカナエを殺したのだから許すはずがない。だが、お前を殺せば、にゅうもいなくなる。で、殺さない事を約束した矢先、蔵間に抵抗する。そして、暴走、溶解…。話の内容は荒れに荒れているし、だんだん溶けて原型を無くしていくルーシーを見ながらストーリーをまとめるのは、胃が痛くなる。ホント、倫たんは何時の時代も非情過ぎる…。 でも、そんな非情に徹し、感情に訴える倫たんの漫画だからこそ、自分としては今でもファンを続けている。これがなくして、倫たんの漫画といえるであろうか。超展開と精神的に参る展開があっての倫たん漫画。これからも一ファンとして応援しますよ!! さて、信者の戯言はこれぐらいにして、毎度の事を始めますか。
第90話『うまくいく方法』
岸谷の劇的な乱入により、火野の魔手から救われた悠太。彼女を見るや否や、付けられていた拘束具を取り外す。悠太は、裸体であるにも関わらず、助けに来た岸谷に抱きつき、号泣する。恐慌状態の悠太を落ち着かせる岸谷。だが、その背後には包丁を振りかざそうとする狂人の姿が。 しかし、岸谷は勘付いていたのか、振りかざす手を掴み、睨みを利かせ、逆に肘撃ちをお見舞いする。また歯が何本か折れたのか、口を手で覆う火野。今まで悠太を玩具のように扱い、酷い目に合わせた。岸谷は、悪を憎む正義の味方のように一喝する。自身も、同じような事をしたのを棚に上げて…。
それでも尚、火野は反抗の態度を見せる。彼には、脅しの種を未だに握っているからだ。血塗れの口で悠太の才能とその正体をベラベラと喋る火野。それを聞いた途端、岸谷は身動きを取れなくなる。これ以上抵抗すれば、悠太の夢を台無しにしてしまう。仲間を思う気持ちが、彼の手と足を止める。 その一瞬の隙を突き、火野は岸谷の頬にパンチ。倒れこむ岸谷。悠太の正体をばらされたくなければ、ただただ命令を聞けばいい。それなのに、反旗を翻した。おかげで、歯はボロボロ。その怒りを糧に、ひたすら岸谷を足蹴にする火野。悠太は、「岸谷は関係ないだろ!!」と火野に訴える。これは、彼女自身の問題であるのだから。 それでも、岸谷の気持ちは揺らがない。彼女と狂人が言い争っている所を見て、見失いつつもここにたどり着いた。ここまで来たのだから、一人の男として守らなければ。好きな女の子を。そして、火野と同じような事をした事に対してのせめてもの罪滅ぼしとして。 好きな者のために体を張る。そんな光景を嘲笑うかの如く、火野は日曜大工箱からある物を取り出す。バールだ。彼は、その鉄の棒で自身と同じように歯を折ろうとしているのだ。そこまでしなければ、溜飲は治まらない。覚悟なのか諦念なのか、岸谷は身動きする事無く、目を瞑り、結果だけを待つ。そして、火野の持つバールが…。
その刹那、悠太の日々鍛え上げた強脚からの踵落しが火野の顔面に振り下ろされる。一撃必殺の踵落しが決まり、力なく倒れる火野。もはや彼には、抵抗する力すら残されていない。そして、彼女は何かを決意したのか、二人に宣言する。誰かを犠牲にしなければ夢が叶えれないぐらいなら、自分が夢を諦める。それで、丸く収まるのなら。 好きな女の子を泣かして、更に夢まで諦めさせる。そんな事、男として名が廃る。彼も、彼女同様にあることを決心する。それは、火野を殺す。この狂人を殺す事によって、悠太は夢を叶えるための障害物が一つ取り除かれる。そして何よりも、自分が出るぐらいなら暁か新宮にその席を譲ったほうが優勝に近づけると。 落ちていた包丁を拾った岸谷は、その切っ先を火野に向ける。凶器もなく、怯える事しかできない火野。 しかし、彼女は岸谷の抱きつき、凶行を止める。人を殺してもらってまで、夢を叶えたくない。そんなことをしたら、ジャンプが出来なくなるじゃないか。必死に懇願しながら、涙する悠太。岸谷は、それに絆されたのか手に持っていた包丁を落とす。人を殺そうとするのは、間違えだ。でも、助けに来てくれたのは物凄く嬉しい。訴えの涙から歓喜の涙へ変わる悠太。この時、悠太と岸谷のわだかまりが晴れたのだ。
ドン。
岸谷の背後から聞こえる鈍い音。振り返ると、狂人の手には包丁。深々と背中に突き刺さる死神の刃。服の下から滴る岸谷の血液。致命の一撃を確信したのか、狂人の顔には狂気の笑み。 男・岸谷弘基に降りかかった悲劇。果たして、彼の命の行方は…!!
あー、なるべくしてなった展開だけど、やはり書くのが辛すぎる。今週は、あまり書けそうもない。 さて、天誅を下しに来た岸谷だが、今までの小市民っぷりとむっつりスケベっぷりから考えるとカッコいい。カッコよすぎる。まあ、これが暁とかア○ルショップ先輩だったらもっと絵になっただろうけど。乱入の膝蹴りに、カウンターの肘撃ち。そして悠太の夢を叶えるために、火野のサンドバッグになる。特に、火野に対する一喝はカッコよかった。悠太に悪戯しなかったら100点だったけど。 ただ、口封じにために殺そうとするのは、どうも戴けないな。確かに殺したら、悠太の正体がばれる事がなくなるのは事実。しかし、それでは悠太の言う通り、確実にジャンプが出来るがなるだろうし、殺しても世の中、まるっと収まらないのは周知。ここらへんの事は、エルフェンリートでも描いているしね。この一線を越えたら、人間を辞めてしまう事になるからな。 そして、あのラストの狂人の一刺し。分かってはいたけど、これを絵で見ると精神的に参っちゃう。ある意味、岸谷の愚行に対しての清算だし、本人が言う通り暁か新宮のための席を作り的な展開としては妥当だが…。それを体現して欲しくなかったという一縷の願いはあったな。あれでも、一応は奥信高校スキージャンプ部の部員だし。来週は、ファンサイトに岸谷の遺影が貼られているかもしれない。エルフェンリートのにゅうの時みたいに。あの時は溶けてバラバラになっていただけだから、まだ死んではいなかったが。正しくは、その3話後。俺も、本当に死んでしまったのかと早とちりをした人間の一人ですけどね。
泥沼展開で、次回が想像がつかないノノノノ。 もしかしたら次回、アパートの一室に岸谷と火野の死体が…。 火野はともかく、共倒れな最悪の結末だけにはなって欲しくない。あと、バラバラにして死体を埋めに行くみたいな場面みたいなのも勘弁。どこぞのひぐらしじゃないから。
ノノノノ 90話の評価
満足度 ☆☆☆☆ スポーツ(?)度 ☆☆☆☆ 鬱度 ☆☆☆
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2009-09-23 Wed 20:24
若い頃は、駄目だ駄目だと言われてもするもんだな。 若さゆえの過ちというものか。
若い頃は、無茶したなあとしみじみ思う蔵間マリコです。 自分が住む家の近くの道路の脇道に暗くて狭いトンネルがある。通称・近道トンネルと言われている場所だ。ここのトンネル、主に中学生が放課後の帰り道あたりがたまに利用しているのが見受けられる。ここを通行するのと通行しないとでは、10分は変わってくるからな。かなり便利な物である。但し、入り口が沢になっており、暗くて足場が悪いが故に、通行禁止になっている。もし、ここを通ろうとすれば、地主か単に近所に住んでいる人か分からないが、高齢のじいさんに怒られる。日中いるというわけではないが、たびたびその光景を見かける。それもかなり耳につんざく声で。 そんな騒がしい光景だが、休日にも関わらず、その光景と遭遇する羽目になった。どうやら、休日だと思って、友人と一緒に近道トンネルを自転車を通過しようとして、待ち伏せてしていたじいさんに捕まったようだ。一人は何かウンザリしているようで、もう一人も少しふてぶてしい顔をしていた。まあ、ご愁傷様と言うしかない。しっかりこってり絞られるただろうなあ、きっと。 だけど、昔は今ほど通行に関しては、厳しいものではなかった。確かに、通ってはいけないとは言われていたんだけど、怒られたりするとかって言う事は記憶にない。通行禁止の柵なんてなかったし、普通に中学生が通っていたりしたからねえ。でも、これだけは言える。自分がその通行禁止になった原因の一端になっている事を。
確か、あの事件があったのは、ここに引越しして間もない頃の話。ここらへん一帯に住む中学生の一部の人は、この近道トンネルを使っていた。その中には、もちろん自分も含まれている。少し危ないというのは分かっていたが、そこは中学生。危ない事をしたいお年頃。大人の忠告よりも、ガキの好奇心が勝っていたと言うわけだ。 まあ、そんなちょっとした火遊びをしていたのだが、事故は起こるべくして起きるもの。ある日、友人と一緒にその暗い道自転車で通っていると、沢でバランスを失ってしまったのか、泥を巻き上げて派手に転んでしまう。しかも、沢を滑って4m程度下にあると思われる水路に落ちてしまう。その上、足を怪我したのか歩く事が出来ない模様。パニックになる自分と友人。 そこに、上でも書いていたおじいさんが偶然にも発見する。何が起こったのか最初は驚いていたようだが、自分を含めるそこにいた人たちと友人を助ける事になった。足場が悪く、なかなか引っ張るのにも苦労をしたが、大人がいたおかげで何とかなったな。まあ、これで万事は解決したんだけど、それからがもう大変で。そのおじいさんから大目玉を受けるは、家族には一生分かと思われるぐらいに怒られたし、担任の教師には頭が痛くなるほど怒られた。多分、自分の人生の中でここまで怒られたのは、これ以上のことはない。 それからしばらくして、そこの近道トンネルに柵が出来た。取り外す事が簡単に出来る簡素な物だ。だから、通ろうとすれば、通る事が出来る。だが、その近道トンネルの先にはおじいさんが待ち構えている。通ろうとすれば、説教をされてしまう。そのおじいさんの努力(?)が実ったのか、現在は昔ほど利用する人間が減ったのである。
今思うと、あの時、ちゃんと大人の忠告を受けていれば、こんな事にならなかったのかとしみじみ思う。大人が子供に対して怒るのは、それなりに訳がある。このおじいさんもその一人だ。きっと、そこを通ろうとした中学生の身を案じて、怒っているんだと思う。俺にも、世間じゃあ、あまり良い目で見られない中学生の時代があったということか。こうやって、大人の常識とかを学ぶんだろうな。 まあ、そういう常識とかマナーを知らない中学生(と言うよりも、そういうのを知らない方々。)が、イベントに参加するのは非常に困るけど。今年のコミケなんかは、それが酷かったようだし(特に、東方関連。)。羽目を外すのはいいが、迷惑をかけない程度にしてくれ…。
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2009-09-22 Tue 20:52
当日に買えば良かった…。
面白すぎて、当日に買わなかった事を後悔している蔵間マリコです。
世間はシルバーウィークの中盤。このブログの読者の皆さんも、休日を満喫しているんじゃないでしょうか?自分は、今日から仕事が再開されています。元から給料が少ない人間だから、こういうあまり出たがらないような時期に仕事を入れておいたほうが得だからね。それに、長い休みがあるとどうも体が鈍くなる。だから、一日でも多く出ておかないと。
で、結局は3日と何時もより少し長い休日を過ごした自分ですけど、その3連休最終日、暇潰しにと地元の大型複合書店で、最近、DSで発売された新作のRPGを買った。そのゲームは、スクウェア(現 スクウェア・エニックス)の初期の作品であり、未だに根強い人気のある『サガ』シリーズの2作目の『サガ2 秘宝伝説』のDSリメイク版『サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY』(以下、DS版サガ2)だ。
自分は、このサガシリーズとその系譜の作品に関しては、様々な思い出があり、風来のシレンシリーズと並ぶ大好きな作品だ。ラスボスの神をチェーンソーでバラバラにできるサガ、皇帝の最後っ屁で七英雄を撃破できたロマサガ2、オーバードライブ乱舞のサガフロ、ゴトゥーザ様と藤原啓二が演ずるキャラ二人で半永久的にクイックタイムして真サルーインを袋叩きにしたミンサガ…。もう小学生の頃から、慣れ親しんでいる作品ですね。
ただ、このサガ2は今までプレイした事がないんだよな。元々、サガシリーズは親戚の貰い物で、1と3は貰ったんだけど、2だけは買っていなかったようで、未プレイなんだよ。で、先週、発売されたには発売されたものの、あんま内容を知らないからちょっと様子見をしていた。だけど、色々と調べていると賛否両論であるものの、何やら好印象な様子。それが動機で、DS版サガ2を買ったというわけだ。
自分としては、どうして発売初日に買わなかったのかと後悔している。真のファンなら、発売当日に買うべきとか言っていた癖にこれだから…。もしかしたら、真のファンじゃないのかもしれない。やはり、迷わず買うべきだったか…。
とりあえず、自分のサガ事情はこれぐらいにして、こっからはDS版サガ2をプレイしての感想を書かせてもらう。ただ、上でも書いている通り、元々の作品をプレイした事が無いから比較できない部分があるので、あしからず。 自分としては、このDS版サガ2、今までプレイしたサガシリーズの気色の違い、そして相変わらずストイックな作品だと感じた。フィールドエンカウント方式からロマサガシリーズ以降のシンボルエンカウントへの変更、ミンサガを髣髴させるようなマップアビリティシステムなど、過去の作品のシステムのアレンジを多く組み込んでいるからだ。 その中でも、戦闘のシステムは目を見張るものがある。仲間との協力関係を結び、上手く連携を結び、大ダメージを叩き込む。50体もの敵に囲まれた状況で決まると、非常に快感。技名も、イド・ブレイクやアローレイン、ハードストライクなどロマサガ技の逆輸入からブリザガやサンガーなどFF関連の連携技名など、馴染み深い物ばかりだから感動もひとしお。 だが、そんなこてこてのアレンジを加えていながらも、サガっぽさをちゃんと残しているところが素晴らしい。あのシンプルかつ毒のある会話も健在だし、シュールな世界観も上手く表現できている。そして、伊藤賢治作曲のBGMは素晴らしい。その中でも、戦闘BGM、必殺の一撃は原曲に勝るとも劣らない素晴らしさだ。ミンサガを買った時、予約特典の戦闘BGM集で初めて聞いたのだが、あそこまでGBという音源の限られた世界で秀逸な曲が出来るのかと驚嘆した。まさに、今回のDS版サガ2もそれだ。下手にアレンジを加えていないからマッチしている。 まあ、ここまで褒めまくっているけど、ただ悪い分も結構あったりする。何をするにも手間が激しすぎる。マップアビリティはいつでも全種類使える代わりに、わざわざ使いたいものに変更するめに、ステータス画面を開く。アイテム欄は、総括の整頓がないからわざわざ手動で変更する必要にあるし、技や魔法、装備もそうである。元のサガシリーズも同様に不便な部分があったけど、それまで継承してしまっている。今年が20周年だから、そのくらいは改善して欲しかった…。
まだ全クリはしていないが、現在、江戸城まで進行しての作品としての出来は、90点かな?手間がかかりすぎる面倒な部分で結構損はしているけど、それでもゲームシステムが面白いから充分に合格点である。それに元々、サガ系統の作品は万人受けを捨てた作品だから、そう割り切れば問題ない。普通のRPGに飽いている人には、お勧めのRPGである。 ちなみに、自分は主人公を人間・女でプレイしている。で、体術メインでゲームを進めているのだが、ちょっと名前に後悔している。どうせ体術使うんだし、ビジュアル面もそこそこ似ているんだから(?)、何時もの名前じゃなく、スバルとでも名前を付ければ良かった。勿論、あの白い魔王直属の部下のスバルさん。 二次元脳全開。
サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINYの評価
満足度 ☆☆☆☆☆ 難易度 ☆☆ 白熱度 ☆☆☆☆
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2009-09-20 Sun 21:56
久しぶりは辛い…。
運動神経が零といっても等しい蔵間マリコです。 うちの警備会社では、たびたび社員自由参加型のイベントというものが行われる。まあ、慰安旅行とかみたいな大それた様な物ではない。お花見とか、スポーツ大会とか、花火大会とかといった、結構ありきたりな会社の催しものだ。で、今日はそのイベントの一つ、スポーツ大会があって、自分はそれに参加した。今までは、あんまこういうイベントには参加していない。時間の関係上とかもあるし、日々の疲れが溜まっているとかと言うのもあるし、その手のイベントはどうも苦手と言うのもある。早い話、あまり参加する気がないと言う事だ。 しかし、今回は違う。シルバーウィークという少し長い休み(とは言っても、自分は3連休だけど。)に、ここの所の仕事はそこまで厳しくなく体力もかなりある。それに、後輩も参加するのだからだ。おっさんばかりのうちの会社に、若い人いると有り難い。な訳で、スポーツ大会に参加しました。 ちなみに、今年のスポーツのイベントは、野球。去年は、バレーだったそうだ。野球ならまだしも、中年のおじさんと一緒にバレーボールをするのは何か栄えがない…。
さて、その野球大会が始まったのだが、とりあえず自分のポジションはファーストの7番。言うまでもない、運動神経が致命的に酷いから出来るだけ負担を抑えての事だ。50m走れば、9秒台。利き腕の握力が30キロ未満。そして、チャンスや追い込まれた時に非常に弱い。パワプロでステータスを言うと、ミートFパワーG走力G肩力G守備Fにチャンス×と三振男。誰がこんな選手を使うのか!?まあ、何作目かに酷似したようなキャラがいた気がするけど。まあ、野球は高校の時に授業とかでやっているから動きとかは大体覚えているし、そもそも遊びみたいなものだからな。 一方の後輩二人は、日焼けの後輩は自軍チーム、チームパワー9(自分がつけた名前。元ネタは、某カードゲームの最強カード群。それに見合ったようなメンバーじゃないけど。)の4番センター。彼曰く、中学・高校の時に野球部に参加していたらしい。確かに、そんなバットスイングに見えるし、仕事を見るからにもかなり腕力がある事が分かる。で、大卒の後輩は、相手チーム、○○ファイターズ(会社名が入るので伏せておく。)のショート7番。過去に運動部には、参加はした事は無いようだが、それでもなかなか強そうだ。ホント、二人とも俺より活躍しそうなオーラが出ているよ。野球だけでなく、仕事も。 さて、オーダーやら作戦やらも決まって、試合開始。勝負の流れは、素人衆同士(日焼けの後輩は、別だが。)の野球の見本みたいなもの。なかなかコントロールのつかない緩いストレートや落下点を目測できずにエラー、そして判断ミスからによるフィルダーチョイス。取って取られての超乱戦となってしまった。だが、こちらには経験者がいるだけ、チームパワー9に分がある。他の人が失敗しているのに、殆どエラーもないし、得点圏内に出塁している時は、非常に強い。両チームの中でも最高得点の5点も挙げていた。 そして、肝心の自分だが、予想通りというのかチーム的には期待ハズレというか、あんまりにも酷い。確かに、1点ほど点を入れているけど、上でも書いているようにチャンス×が発揮してしまった。2回ほどあったチャンスを潰してしまった。それに、エラーもたびたび。やっぱり、チームのお荷物なのね。
それで、なんだかんだで13対7とチームパワー9が○○ファイターズを下した。試合の流れとしては、終始チームパワー9が押していたから、これといって注目する点はない。あるとしたら、日焼けの後輩の快刀乱麻っぷりぐらいか。大卒の後輩は、6打数3安打1打点とそこそこ。自分の成績は、6打数2安打、1打点2併殺打とかなり悪い。現実は、ゲームみたいに活躍できないと言う事か。 でも、久しぶりにスポーツをして良い汗をかいたと実感したよ。あんまスポーツをすること自体は好きじゃないんだけど、久しぶりにすると普段のストレスが全て飛んでじゃう。悪くないな、たまにはスポーツをするのも。 でも、これで明日は筋肉痛決定。何時も使う筋肉とは違う筋肉を使ったからなあ…。明日は、体がバキバキになりそうです…。
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2009-09-19 Sat 20:23
やっぱり、描かないといけない時が来たのね…。
コミカライズ版を作る以上は、愛を作って欲しい蔵間マリコです。 さて、週末恒例の同人弾幕STG『東方Project』のイラストのコーナー。さあ、今週は・・・、と言いたい所だが、今回のキャラはあまり乗り気じゃないんですよね。一応、このキャラの登場作品と登場人物を簡単に紹介しておく。月刊REXで連載されていた秋☆枝作の東方漫画『東方儚月抄』にて登場、『神霊の依り憑く月の姫』こと、『綿月 依姫』(わたつきの よりひめ)っす。まあ、この儚月抄におけるラスボス的なポジションのキャラなのだが、どうも好きになれない。現行で読んだ事がある人は分かるかもしれないが、この作品を残念なものにしてしまった最大の戦犯だからである。
何故、彼女が最大の戦犯であるのか?それは、東方における弾幕合戦、漫画で言う所の戦闘シーンを淡白なものにしてしまっているからだ。なんていうか、咲夜、魔理沙、レミリア、霊夢といった原作でもトップクラスの人気を誇る方々をフルボッコにしている事、と言うよりもその方法があまりにもつまらない。勝ち方が、漫画における禁じての一つともいえる、後出しジャンケンだからだ。 咲夜さんがナイフで全方位囲んだと思ったら七柱神の力を借りて、そっくりそのまんま返す。魔理沙がマスタースパークを撃ったら、八咫鏡で反射させる。これを仕掛けてきたから、これで返しますね。そんな一方的な展開を誰が楽しみにしているの?どう考えても、ひりつくようなギリギリなバトルを期待しているのが普通じゃないか。そりゃあ、八百万の神を降霊しているといった描写があるから臨機応変に対応できるのは分かるが、それを体現したら『ぼくのかんがえたさいきょうきゃらくたあ』になるのは目に見えているはずだ。 これが彼女が好きになれない理由。ただ、彼女以外にも戦犯がいるから困る。2008年東方重大ニュースで8位にも入った、伸びた餅にしか見えないもちスパーク。最強クラスの妖怪、八雲紫の切り札、土下座。あらゆる能力を無力化させるといっても過言でない『ぼくのかんがえたさいきょうのへいき』のフェムトラバー。他にも細かいところをいうとキリがない。詳しい事は、アンチサイトにでも行くといいかも。 正直、この漫画って何がしたかったのかと自分は疑問に思う。ゆかりんにそそのかされて、月に行ったはいいものの、霊夢たちは完敗。それで、ほうほうの体で逃げる。何のために霊夢たちを月に向かわせたのか理解できないし、オリキャラに負かさせるメリットが見出せない。コミカライズの趣旨を分かっているのかなあ…。作者の知恵と愛情を注ぎ込んで、ファンを楽しませるというのがコミカライズのウリだろ。 せめて、単行本最終巻が出る時は、それらが全てリテイクされている事を願う。
全体的に、愚痴ばっかりの記事になってスマナイ。ファンもいるかもしれないのに、こんな事を書いて。だから、ちょっと反省というか口直し的な意味合いで、例のコンビニの東方キャラPOPの画像を貼り。これで、許してくれ。 稗田阿求(ひえだのあきゅう)とか、かなりマイナーなのだけど。店員、詳しすぎ…。
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2009-09-17 Thu 21:44
今週の内容、書いても大丈夫かなあ…?
人生最大のピンチに立たされたノノを助けてやりたい蔵間マリコです。 なんだか、また一部で大騒ぎになっているようですね、ノノノノ。理由は、言わずがな。先週の内容が内容だったからなあ。何せ、ノノがまた男の前で全裸になったからねえ。しかも、今度はあの腐れ外道の火野の前で。つい最近、寝込んでいる所を岸谷に全裸にされたのに、それに間を開かずして、また裸にされるのだから…。まあ、まともな神経じゃあ出来ないような展開(倫たん的には、褒め言葉なので。)だから騒ぎになってもおかしくない。ただ、どっちかというとエロ目的で喜んでいる人が多いからねえ。純に、倫たんのファンの自分としては何か複雑である。 自分としては、ノノノノのそういう展開は確かに特徴の一つだけど、本分はスキージャンプじゃないのかな?兄と父の夢を叶えるために、男装してまで金メダル獲得を目指す。そんな涙なしには語れない漫画じゃないの?それをミーハーにネタ的な意味合いで取られると、ファンとしては困る。本当に好きなら、その回、その部分だけに注目するんじゃなくて、毎週楽しんで読んでいると思うのだが。まあ、それがきっかけで単行本を1から買い始めて、好きになってくれるのなら嬉しい限りだけどね。自分としては、冷やかしみたいなのが嫌いなだけだ。何か屈折しているようで、心が痛い。だから、素直に読んで欲しい。 さて、愚痴混じりの前説はこれぐらいにして、ノノノノのストーリーと感想を書かせてもらいます。
第89話『誰か助けて』
悠太の正体という脅しの種を握っている悪劣漢、火野。 悠太は火野の脅しに屈し、為すがままにされ、全裸にされてしまう。脅しに抗う事が出来ず、ただ涙する悠太。火野は、その始めとして胸を揉ませろと要求するが、その腕を振り払われる。些細な抵抗。それが癪に障ったのか、帰れと吐き捨てる。ただし、そのまま帰れば、悠太が女性であるという事を学校にバラすと釘を刺して。卑怯、卑劣、外道、鬼畜。まさしく彼のために、存在する言葉かもしれない。相も変わらず、無言で泣くしかない。その悠太の口を割らすために、自分でその行為をするようにと脅す火野。 彼女の選んだ選択肢は…。
一方、クリスマスパーティーと悠太の誕生日会をに待ち遠しいにしているみかげたちは、堪忍袋の緒が切れたのか、悠太が何処へ行ったのか夜雪の降る外に駆り出る。しかし、悠太は地元のスーパーには訪れていないようだ。 スーパーに行っていない、という事はそれ以前に消えたのかもしれない。アテもなく、寒空の中、ただひたすら探す三人。だが、見つかるはずがない。悠太は、彼らの知らない場所、火野の住むアパートの一室に拉致られているのだから。
好きでもない男に、胸をもまれる悠太。それが30分。彼女の人生の中で、ここまで屈辱的なことは無いである。もはや抵抗する気力も無いのか、瞳は虚ろだ。それでも、彼女は認めない。自分が、火野のペットであるという事を。 その反抗精神に彼は苛立ちを募らせ、ますますエスカレートする。無理矢理開かされ、両腕両足に拘束具をつけ、首輪をつけられる。そして、卑劣漢は意味深な言葉を語る。「さぁて…、こっからがいよいよ本番だぜぇ?」と。それに悠太は、真の危機を感じたのか初めて声を荒げ、拘束から脱しようと暴れる。だが、抵抗虚しく首輪を締め付けられるだけ。そして火野はついに…。
刹那、火野の顔面に全体重と憤怒のこもった飛び膝蹴りが決まる。 一瞬、顔面そのものがめり込んだかと錯覚してしまうほどの。 その飛び膝蹴りを放った男の表情は、鬼気迫るという言葉では足りないほどの形相。 彼女のピンチに気付いたのは、チームメイトの岸谷弘基だ。
火野の悪行に怒りを露にし、成敗しようと詰め寄る岸谷。その劇的な入場は、ヒーローか騎士を連想させる。 ベランダのガラス破れ、歯折れ、だらだらと血を流す火野。何が起きたのか、即座には理解できない。だが、彼の手には包丁が…。
まあ、今週は妥当な流れだったけど、なかなか見ごたえはあったな。 岸谷が乱入するのは今まで流れからして分かっていたけど、あの飛び膝蹴りのシーンは強烈、痛烈、痛快。しかも、あの鬼の形相。あんな凄い顔だから、一瞬、誰か分かりませんでしたよ。これで、岸谷も名誉挽回…、というほどでもないが、ある程度は補填できそうだ。でも、流れからして包丁で刺されて、1ヵ月後の大会に参加できない、最悪、スキージャンプが出来ない体になりそうな気がする。その皺寄せが暁にまで響いて…。何か、これから先の展開を搔き立たせてくれる。すまない岸谷、やっぱり、奥信高校スキージャンプが優勝してもらうためにも、刺さってくれ。 しかし、あの鬼畜外道卑劣極悪最低最悪最凶下品下劣な火野、あそこまでやるとは…。拘束して、無理矢理開かせて、拘束プレイをする。青年誌であったとしても、ここまで徹底してやるとヤバイような気がする。一応、高校のスキージャンプ部がスポンサーについているし、プロのスキージャンプの選手とインタビューしたりしているんだから。こんな無茶苦茶な事をして大丈夫なのだろうか?少し不安。 そういえば、、エルフェンリートにも同じような展開があったな。EL75『獣臭』、マユが眼鏡の男に襲われる所から坂東が乱入してくるまでの流れ。あの時は、眼鏡の男が「白か…、優秀だな。」と倫たんの好みの柄を暴露して、無理矢理服脱がせて、色んな所を触ったり鑑賞して、抵抗されたからボーガンを撃とうとしたが、坂東に十文字キックで蹴られたよな。ただ、展開そのものは似ているけど、共通点は意外に少ない。鬼畜に無理矢理エッチされているのと寸ので変態に蹴られる事ぐらいか。どちらにしても、まともじゃない奴らばかりだが。もしかして、次の展開も? さて、眼鏡の男と火野、どちらが鬼畜であろうか?露出度や行為そのものは火野のほうがかなりリードしているのだが、眼鏡の男は、マユに対しての行為よりも、その前が問題すぎる。会話を聞く限り、ディクロニウスを探すための探知機の贄となった28番目のディクロニウスを弄ぶだけ弄んでいるからな。しかも、そのあとが酷い。探知機のケースに入るように胸から下は切断して、反抗させないために脊髄に常に激痛を送るようにして、とどめには叫べないように横隔膜まで取り除く。火野は拘束プレイに対して、眼鏡の男は人体改造ですか…。 う~ん、やはり火野よりも眼鏡の男の方が鬼畜すぎます。あんな外道、ルーシーにチョンパされて、良かったと思う。野獣死すべしと。火野も、新人類に殺されるなり、爆破テロにでも巻き込まれるなりして、退場してください。
さあ、最低最悪な聖夜を過ごしそうな悠太を救う白騎士(ホワイトナイト)として、乱入した岸谷。 果たして、鬼畜野郎・火野の魔の手から開放する事が出来るであろうか? 負けるな、岸谷!!そして、暁のIHの椅子を残してくれるよう、程々に頑張ってくれ!!
ノノノノ 89話の評価
満足度 ☆☆☆☆☆ スポーツ度 ☆☆☆☆ エロ度 ☆☆☆☆
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