
やっぱ、スケールが違うなあ。
魔法少女もの大好きな
蔵間マリコです。
じゃじゃーん!!今日の朝、密林で予約していたフィギュアが到着しましたー!!今年の秋、新作映画が公開される大人気魔法少女アニメ『
魔法少女まどか☆マギカ』の『
ねんどろいど アルティメットまどか』が。
まどマギシリーズの
ねんどろいどを集めている自分ですが、実はすっかり忘れていました。予約したのが12月末で、その間に色々なものを密林で買いましたからねえ。
エルフェンリートのBDBOXを買ったり、
School DaysのDBBOXを買ったりと……。かなり大きいものばっかり買っていたから、予約リストに埋もれてしまいまして……。なんだか金銭感覚が少しおかしくなっていると感じる今日この頃。
な感じで、予約していたことを忘れていた
アルティメットまどかの
ねんどろいどでしたが、流石の
ねんどろいどといいますか、相変わらずの完成度の高さ。原作の雰囲気を壊さないデフォルメされたディティールは勿論のこと、アルティメットらしく全体のボリューム感は一回り多い。そして、てかりのあるパーツやプラスチックの魔法陣といった差別化。パーツが非常に付けにくいという点は相変わらずだけど、
アルティメットまどかに相応しい出来の
ねんどろいどだと思う。ホント、待った甲斐がありましたわ!!
とまあ、今日は
アルティメットまどかの出来の高さに惚れ惚れしていましたが、今回はそれにちなんで
アルティメットまどかについて少し話させてもらう。えっ、ネタバレ?まあ、公然の秘密ではあるんですけど、見たくないという人はここで戻ってくださいな。
アルティメットまどか。
TVアニメ版最終話及び『
劇場版魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語』で、まどかが全ての魔法少女を救うために変身した姿である。魔女が生まれる前にソウルジェムを浄化し、魔法少女の最期を不幸なものに終わらせない、円環の理(これ、最初に聞いた時はマミさん中二病だなあと思ってしまった。実のところ、マミさんがつけた名前ではないが。)という名の概念となったまどかは、また再び出会えると「
わたしの、最高の友達」である暁美ほむらに約束をした。暁美ほむらにとって、それは辛いことではあるが、悲しいことではなかった。見えなくても、いつも隣にいるのだから。
自分は、この
魔法少女まどか☆マギカの結末は、咀嚼するのに時間はかかれど、納得のいくものであった。納得いくのに時間がかかったというのは、ラスト2話になって急に壮大になったからだ。だから、最初こそは困惑した。
でも、今はこの結末に納得している。
魔法少女まどか☆マギカという物語は、魔法少女というよりもダークファンタジーものという括りに近いが、それでも魔法少女ものというジャンルであるのだから。
魔法少女ものというと、昔から『
魔法少女は不幸になってはいけない』といったような暗黙の了解があった。まどマギは、それに対してのアンチテーゼを前面に押し出している作品。3話目のマミるシーンや8話目の「
あたしって、ほんとバカ」が端的に示しているであろう。
だけど、この物語の最後は魔法少女ものへの原点回帰だった。「
あなたたちの祈りを絶望で終わらせたりしない。あなた達は誰も呪わない。因果は全て私が受け止める」、これはまどかが魔法少女全てに語った台詞であるが、それは『
魔法少女は不幸になってはいけない』そのものであった。不幸な最期を迎えさせたくない、でも魔法少女という自らの願ったものを否定するわけにはいかない。だから、まどかは最大限出来ることを願った。だから、まどかは円環の理という世界の装置となった。
魔法少女ものへの原点回帰、代案はいくつか見つかりそうだが、これ以上に満足のいく結末は、いくら探せど見つかるものではないだろう。

魔法少女ものというジャンルの方向性を端的に描いた
アルティメットまどか。
さて、今年の秋に公開される新作映画はまどかはどのような役割を果たすのだろうか?いや、まどかだけじゃない。ほむらも、さやかも、マミも、杏子も、キュゥべえも、魔法少女以外の人たちもだ。TVアニメ版同様の素晴らしい作品を期待していますよ!!
