
マジで無理です……。
人波に揉まれて、クタクタな
蔵間マリコです。
いや~、今日は本当の本当の本当に疲れましたよ。金曜日から広島市民球場跡地で開催が始まったお菓子の祭典『
ひろしま菓子博2013』が。
GWのフラワーフェスティバルよりもいち早く開催されたこの一大イベント。TVでしょっちゅうCMが流されたり、前売り券を買っていたら色々な店で割引になったりと、広島中で話題になっていました。勿論、俺も期待していた人間の一人で、会場中のお菓子を制覇しようと意気込んでいました。
で、いざ菓子博の会場に行ったのですが、会場に着いた瞬間、軽い絶望感を覚えましたね。人数こそは少ないものの、混雑量はコミケに匹敵するかもしれないほどのもの。会場に到着した時間が少し遅かったというのもあるけど、ここまで多いとは思いませんでしたよ。
で、まずは何処から攻略していこうかと思ったのだが、ここでも絶望感を覚えましたね。待ち時間が一番短い場所で15分で、一番待ち時間の長い全国お菓子バザールは90分という罰ゲームなのだから。
90分待ちって、ディズニーランドとかぐらいでしか見た(行ったことないけどさ。)ことないぞ。いくらなんでも無茶すぎる。こんなところを待ってたら、日が暮れてしまう。甘いもの大好き人間の俺でも、ちょっとこれにはびっくらこきましたよ。俺よりも食欲の権化な人ってたくさんいるんだな。

仕方ないんで、俺は待ち時間が比較的短い全国お菓子めぐり館から。
北は北海道から南は沖縄、ご当地名物から全国的にも有名なお菓子、そしてちょっと変わったお菓子まで。3000種類以上のお菓子が紹介されているのだから、見るだけでも相当時間がかかりまして。バリエーション豊富なお菓子に目移りしちゃいましたよ。
ちなみに広島県のブースは、もみじ饅頭は当然のこと、広島県の洋菓子屋でもトップクラスの美味しさを誇るバイエルンとか、どこぞやの巫女漫画に登場する猫又が大好きなモーツァルトもあったりと。広島県に行ったら、ぜひ味わってみてはいかが?

でも、こういう食べて楽しむようなお菓子だけではない。目で楽しむお菓子も置いてあるのだ。
これはご当地のお菓子と会場にあったものだけど、本当にお菓子で作ったかと思えないようなものがたくさん。同じ人間なのに、どうしてこうも細かくて美しいものが作れるのだろうか?ここまで辿り着くのに、気が遠くなるほどの練習をしたんだろうなあ……。

お菓子の工場。広島県の名菓、もみじ饅頭を始めとしたお菓子工場の説明などなどが。
これに関しては、ちょっと拍子抜けしました。もみじ饅頭の実演は良いんだけど、それ以外のブースのラインナップとバリエーションが少なくてねえ……。これでも30分ほど待って入ったのだが、ちょっと残念。もうちょっと充実した内容にしてほしかったなあ。
しかし、もみじ饅頭の制作過程は相変わらず面白い。機械で生産するにしき堂のもみじ饅頭に対して、一つ一つ金型で焼く山田屋のもみじ饅頭。両方とも美味しいメーカー(個人的には、山田屋押し。)なんだけど、カステラの香ばしい匂いが漂ってたまりませんでしたよ。

企業ブースで買ったクリームぜんざいと和菓子のコーナーで買ったお抹茶のセット。
両方ともあんこ路線だけど、全然違う味で食べ物にうるさい自分も大満足。クリームぜんざいは、牛乳を使っていないから、小豆の味がダイレクトに伝わってくる。茶菓子については、先のクリームぜんざいとは違って、上品な甘さに抑えており、舌の中が心地よい。そして、抹茶の苦さが口の中をさっぱりさせる。ホント、日本人に生まれて良かった!!

お土産に買った焼ポンという焼き栗。
露店などで売っている焼き栗は基本的に甘栗という小さい種類なのだが、これは日本の栗、それも丹波栗。更に石で焼くのではなく、ポン菓子のような機械で焼くことがポイント。そのため、まるでサツマイモのような味わいとなっているのだ。日本の栗はどっちかという羊羹の具やモンブラン、マロングラッセみたいなのに向いていると思ったが、そのまま食べても美味しいな。
とりあえず、今回行った場所はこれだけ。
正直、どんなに時間があっても足りません!!最低でも15分待ちだし、1回入ると出るのに2時間ほどかかる場所もあるんですから。自分の周り方が悪いだけかもしれないけど、本当に人が多く人が多くて……。今回は、ちょっと失敗したなあ……。
まあ、菓子博の期間はまだまだあることだし、余裕があれば、もう1回ぐらい行ってみたいものです。その時は、上手く周らないと!!