2011-01-30 Sun 18:11
海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!
いい歳(26歳男性安月給の交通警備員。)こいて、子供向けアニメを見ている蔵間マリコです。 いや~、なかなか良い結末でしたねえ。日曜日の朝のアニメの代表格ともいえる、ハートキャッチプリキュア!の最終回が。最終回という尺の関係か戦闘シーンが若干おざなりな部分もあったけど、いかにも主人公のキュアブロッサムこと花咲つぼみらしいセンスの感じられないネーミングセンス(無限シルエットとかこぶしパンチって一体…。)の連発で思わず笑ってしまい、エピロローグでサプライズにクモさんもとい熊本さんが登場したのには思わずニヤリと笑ってしまった。そして、何よりもキャラデザの馬越嘉彦さんの描き下ろしのエンディングボードには愛が感じられたな。とにかく最終話に相応しい内容だったと思う。 科学=魔法の世界となっている少年漫画的路線の魔法少女アニメもいいし、願いと引き換えに死ぬまでただひたすら正体不明の敵と戦わされる鬱路線の魔法少女アニメも悪くないけど、ハートキャッチプリキュア!みたいにテーマ性の分かりやすく単純に見れる魔法少女アニメもいいな。いい大人が子供向けのアニメを見るのは恥ずかしいが、超級!機動武闘伝Gガンダムの作者である島本和彦先生が絶賛していたのも合点がいく(そういえば、島本和彦先生そっくりのキャラが出てた回があったな。)。 しかし、自分がここまでハートキャッチプリキュア!が面白いと感じるとは、1年前からでは想像がつかなかったな。それ以前のシリーズには、全くもってして興味がなかったし、ハートキャッチプリキュア!を見始める動機は主人公のつぼみの声優が大人気の水樹奈々だったから興味を持った程度だったし。 でも、いざ見始めるとこれがなかなか面白いものでして…。登場人物の性格は全編通して殆どブレのないのもの(特に、ウザかわいいで定評のある来海えりかの安定っぷりは異常。一年もしてて、あそこまで貫き通す事できるか?)になっている上に、これといって無駄回といえるようなものも存在しない。 特に、何かと作画崩壊で問題視されているプリキュアシリーズ(過去作は見ていないから、どう作画崩壊しているのか分からないが。)の中でも、比較的シンプルなキャラデザなためか安定したものとなっている。パースよし、デフォルメよし、戦闘シーンよし。 中でも、死亡フラグの塊(今回は、死にませんでしたが。ただ、周りがよく死んでいるキャラはいるが。)ともいえる桑島法子演ずる男装のボクっ娘の明堂院いつきがキュアサンシャインに初変身する回は、まさに神作画。たった1分程度の変身シーンのバンクなのに、使用枚数は5000枚超。一般的なアニメの1話が3000枚だから、相当な力の入れようのものだと分かる。東映アニメーションの本気恐るべし…。 ホント、この一年の日曜の朝はハートキャッチプリキュア!で充実した日曜の朝であった。 来週からは新番組のスイートプリキュアが始まるが、こちらはハートキャッチプリキュア!のように人気が出るのだろうか?なんだかアクの強いのキャラデザだし、予告を見る限り作画崩壊を起こしていそうな予感…。まあ、「絶対に許さない、絶対にだ。」で有名な小清水亜美が主人公の声を当てているようだから、とりあえず見ておこうかな? あれ?でも、来週の日曜日はかなり大きな予定があるような…。もしかしたら、真に絶対に許されないのは、自分なのかもしれない…。 |
| 黒のノエル。 |
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