■水に集う町のモデルはどこ?
竹芝をデジタルの町にします。竹芝は、海です。東京には、海がある。川もたくさんあります。でも、埋め立てたり、フタをしたりしてきました。海や川を殺してきました。今さら、その潜在力を問いたい。
もともと東京は、水に集い、水が中心だったはず。物流や漁業の仕事の拠点だけじゃなくて、そこに商売があり、賑わいがあり、文化があり、生活がある都市だったはず。今も世界には、海の都市、川の都市、湖の都市、水の都市がありますよね。
どこでしょう。
ぼくは都市開発の専門ではありません。自分の足と目で確かめたものしか知りません。それを思い出してみます。
今回、フランスのマルセイユ、ニース、モナコ、リヨン、アヌシーを一回りしました。
マルセイユ、ニース、モナコ。3つとも海を軸に街を作っています。物流、漁業、商業、観光が海を頼っています。国境を超えてイタリアに入ると、ジェノバ辺りも、賑わいは丘に集中して、海のイメージはぼくには薄い。
(マルセイユ)
リヨンは川、ローヌ川とソーヌ川が町の軸をなし、再開発がそこに集中しています。コンパクトシティを川が作っている。アヌシーは湖のみでできている都市です。
(アヌシー)
パリもリヨンと同様、川の町です。中心をセーヌが横たわり、王宮と国会議事堂を串刺しにしています。川を軸としたコンパクトシティとしては、ストラスブールも挙げられます。
このほかフランスでは、ノルマンディのオンフルール、ル・アーブル、ドーヴィルがいいですね。海と港の町。
(オンフルール)
イギリスでは、ロンドンが川の町。主要施設はテムズ川沿いに並び、川岸でイベントが盛んです。人が集っています。海は、リバプール。海沿いの再開発に目を見張ります。
(リバプール -- TATE MODERN)
欧州で川や運河の町といえば、先にアムステルダムとベネチアを挙げねばなりません。水が文明を築きました。規模は小さいながら、ベルギーのブルージュも美しい川の町。水が人びとを幸せにしてくれます。
(ベネチア)
ベルリン、ミュンヘン、フランクフルトにも川はあるけど、あまり印象がないなぁ。ドイツ人留学生に聞くと、「いや、ドイツの大都市も川を中心に暮らしてるよ」と言うのですが、どうです?ドイツの川だと、ハイデルベルク、ニュルルンベルク、マインツといったこざっぱりした町の印象のほうが強いです。)
(ニュルンベルク)
海は、バルセロナが素敵です。ここもコンパクトシティのモデルです。同じくスペイン、バスクのコンパクトシティ、ビルバオも捨てがたい。
(ビルバオ -- 川辺にそびえるグッゲンハイム美術館)
ナポリも港町ではあるけれど、海辺に集うというイメージはありません。同じ南イタリアなら、アマルフィやポジターノの、あるいはカプリ島の海を資源とした観光スポットを参考にしたい。(アマルフィ)
そうだ北欧だ。コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ、ヘルシンキ。これらはいずれも海をたたえた首都。東京の参考になります。でも、いかんせん寒すぎる。海から魚がやってきて、海上に繰り出しはするですが、海辺で遊ぶイメージは薄いですね、ぼくには。世界三大がっかりの1つ、コペンハーゲンの人魚姫を見に行った時には、冬とはいえ、あまりに荒涼とした寒さで、泣きました。
(コペンハーゲン)
アメリカ。NYは川の町とは言えませんし、ボストンも海を活かしているとは言えません。茶会事件で茶を捨てたぐらいのイメージ。ボストンにはチャールズ川というハーバードの学生がボートを漕ぐ美しい流れがあり、川辺を恋人や家族が憩いにしていますが、冬、凍っちゃうんだもん。だったらサンフランシスコのワーフの賑わいですかね、参考とすべきは。それであればブエノスアイレスの海辺のほうがぼくには印象が強いです。
(ボストン -- MITメディアラボの窓からチャールズ川)
シンガポールは重要なモデル。海を活かし、賑わいを作っています。ああいう水辺が作れるといいなぁ。香港もそうですね。ソウルには川、上海には海がありますが、どうですか?あまり賑わいの印象がないのですが。
(シンガポール)
日本。
京都は川の町。真ん中を縦断しています。近ごろそれを以前に増して観光資源として活かしています。ほかに川の町ってどこがあるでしょう。運河では小樽でしょうか。
海は横浜。神戸もそうかな。函館、長崎もそうですね。海があっても、金沢、岡山、広島ってイメージ薄くない?福岡もどうですか?湖は?諏訪と雄琴?
大阪はどうです?海も川もあるが、賑わいの中心になってます?サンダースさんを沈める道頓堀の印象は濃いけど。
渡り歩いただけの乏しい記憶によるイメージです。認識違い、見落とし、いろいろあるでしょう。竹芝CiPの構想に水の町のモデルを活かしたいんです。この水の町を見ておけ!そんな情報、知識、ぜひ教えてください!
竹芝をデジタルの町にします。竹芝は、海です。東京には、海がある。川もたくさんあります。でも、埋め立てたり、フタをしたりしてきました。海や川を殺してきました。今さら、その潜在力を問いたい。
もともと東京は、水に集い、水が中心だったはず。物流や漁業の仕事の拠点だけじゃなくて、そこに商売があり、賑わいがあり、文化があり、生活がある都市だったはず。今も世界には、海の都市、川の都市、湖の都市、水の都市がありますよね。
どこでしょう。
ぼくは都市開発の専門ではありません。自分の足と目で確かめたものしか知りません。それを思い出してみます。
今回、フランスのマルセイユ、ニース、モナコ、リヨン、アヌシーを一回りしました。
マルセイユ、ニース、モナコ。3つとも海を軸に街を作っています。物流、漁業、商業、観光が海を頼っています。国境を超えてイタリアに入ると、ジェノバ辺りも、賑わいは丘に集中して、海のイメージはぼくには薄い。
(マルセイユ)
リヨンは川、ローヌ川とソーヌ川が町の軸をなし、再開発がそこに集中しています。コンパクトシティを川が作っている。アヌシーは湖のみでできている都市です。
(アヌシー)
パリもリヨンと同様、川の町です。中心をセーヌが横たわり、王宮と国会議事堂を串刺しにしています。川を軸としたコンパクトシティとしては、ストラスブールも挙げられます。
このほかフランスでは、ノルマンディのオンフルール、ル・アーブル、ドーヴィルがいいですね。海と港の町。
(オンフルール)
イギリスでは、ロンドンが川の町。主要施設はテムズ川沿いに並び、川岸でイベントが盛んです。人が集っています。海は、リバプール。海沿いの再開発に目を見張ります。
(リバプール -- TATE MODERN)
欧州で川や運河の町といえば、先にアムステルダムとベネチアを挙げねばなりません。水が文明を築きました。規模は小さいながら、ベルギーのブルージュも美しい川の町。水が人びとを幸せにしてくれます。
(ベネチア)
ベルリン、ミュンヘン、フランクフルトにも川はあるけど、あまり印象がないなぁ。ドイツ人留学生に聞くと、「いや、ドイツの大都市も川を中心に暮らしてるよ」と言うのですが、どうです?ドイツの川だと、ハイデルベルク、ニュルルンベルク、マインツといったこざっぱりした町の印象のほうが強いです。)
(ニュルンベルク)
海は、バルセロナが素敵です。ここもコンパクトシティのモデルです。同じくスペイン、バスクのコンパクトシティ、ビルバオも捨てがたい。
(ビルバオ -- 川辺にそびえるグッゲンハイム美術館)
ナポリも港町ではあるけれど、海辺に集うというイメージはありません。同じ南イタリアなら、アマルフィやポジターノの、あるいはカプリ島の海を資源とした観光スポットを参考にしたい。(アマルフィ)
そうだ北欧だ。コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ、ヘルシンキ。これらはいずれも海をたたえた首都。東京の参考になります。でも、いかんせん寒すぎる。海から魚がやってきて、海上に繰り出しはするですが、海辺で遊ぶイメージは薄いですね、ぼくには。世界三大がっかりの1つ、コペンハーゲンの人魚姫を見に行った時には、冬とはいえ、あまりに荒涼とした寒さで、泣きました。
(コペンハーゲン)
アメリカ。NYは川の町とは言えませんし、ボストンも海を活かしているとは言えません。茶会事件で茶を捨てたぐらいのイメージ。ボストンにはチャールズ川というハーバードの学生がボートを漕ぐ美しい流れがあり、川辺を恋人や家族が憩いにしていますが、冬、凍っちゃうんだもん。だったらサンフランシスコのワーフの賑わいですかね、参考とすべきは。それであればブエノスアイレスの海辺のほうがぼくには印象が強いです。
(ボストン -- MITメディアラボの窓からチャールズ川)
シンガポールは重要なモデル。海を活かし、賑わいを作っています。ああいう水辺が作れるといいなぁ。香港もそうですね。ソウルには川、上海には海がありますが、どうですか?あまり賑わいの印象がないのですが。
(シンガポール)
日本。
京都は川の町。真ん中を縦断しています。近ごろそれを以前に増して観光資源として活かしています。ほかに川の町ってどこがあるでしょう。運河では小樽でしょうか。
海は横浜。神戸もそうかな。函館、長崎もそうですね。海があっても、金沢、岡山、広島ってイメージ薄くない?福岡もどうですか?湖は?諏訪と雄琴?
大阪はどうです?海も川もあるが、賑わいの中心になってます?サンダースさんを沈める道頓堀の印象は濃いけど。
渡り歩いただけの乏しい記憶によるイメージです。認識違い、見落とし、いろいろあるでしょう。竹芝CiPの構想に水の町のモデルを活かしたいんです。この水の町を見ておけ!そんな情報、知識、ぜひ教えてください!
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