2016.4.2.:アラバマ・ヒルズ (Alabama Hills) からインヨー山系 (Inyo Mountains) を越えてデス・ヴァレー側のパナミント山系 (Panamint Mountains) へ入る。デザート・ファイヴスポット (Desert Fivespot) を見ていると、周囲に地面が何となく薄いピンクに見える場所があった。
近寄って見ると、極細の茎に少し紫が入ったピンクの花を咲かせるバンデッド・ジリア (Banded Gilia) 、学名: (Gilia cana) だった。条件が良ければ,30cmを超える背丈にもなれる野草だが、ここでは15〜20cm程止まりだった。
針金のように細い茎に,小さな花をたくさんつけて頑張っていた。
バンデッド・ジリアに比して大きさと色で破格の存在感を発揮する砂漠の野草、デザート・グローヴ・マロウ (Desert Globe Mallow) 、学名:(Sphaeralcea ambigua) 。水が十分あれば,背丈は軽く1m+まで伸びるが、ここは降雨量が極端に少ないため,さすがのデザート・グローヴ・マロウも大きくなれないでいた。
が、そんな事とは関係なく,鮮やかな朱赤の花を幾つも咲かせ、存在感をアピールしている。
ピンクッションの一種、エスティーヴのピンクッション (Esteve's Pincushion) 、学名:(Chaenactis carphoclinia) 。
ピンクッションの名前は,花の形が針山に似ていることから付けられたと云う。乾燥に強く、水分の蒸発を最小にするため、葉を極々小さくして白い花だけが目立つ姿になっていることが多い。
テーマ:アメリカ縦断/横断の旅 - ジャンル:海外情報
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)