ボルネオ島、最後の蝶は、アカエリトリバネアゲハ、ラジャ・ブルックのバードウィング (Raja Brook's Birdwing) 、学名:(Trogonoptera brookiana) 。
大きな蝶で、翅を広げると約20cm。ボルネオ、スマトラ、マレー半島の熱帯雨林で見られる大型の蝶で、見事な色合いをしている。
残念ながら、この蝶は生きていなかった!この5〜9月に活動する蝶は、8月の終わりに命尽きてしまったのだろう。

「ボルネオの自然」シリーズは、今回で終了です。
トレイルを2時間ほど登り、頂上近辺で以前に遭遇したのと同じ種類と思われるランに遭遇>>🌱ボルネオ (Borneo) の自然 (47)
グラウンド・オーキッド (Ground Orchid) 、学名:(Schoenorchis buddleiflora)。別名フリー・オーキッド (Flea Orchids) >> 🌱ボルネオ (Borneo) の自然 (29) とは別物に見える。

こちらは崖の淵に張り出すように豪華に咲いていたラン、シンビジウム (Cymbidium) の一種ではないかと思われる。
背丈は1m近く、株は幅が1m+あり、一際目立っていた。

カエルに遭遇することはあまり無かったが、これはインドネスィア、ブルネイ、マレーシア、タイランド、フィリピンに棲息するハーレクイン・トゥリー・フロッグ (Harlequin Tree Frog) 、学名:(Rhacophorus pardalis) 。指の間の水かきが大きくので、樹の間を移動するために適した構造になっていて、跳ぶ力が強いのだそうだ。
日本語ではヒョウトビガエル、中型のモリアオガエルの一種で、熱帯雨林の高木(30〜50m)の間を滑空するように移動できるのだそうだが、滑空する姿は未確認。

これは開花期がほぼ終わったラン。樹の根元にあったのだが、葉の日本の春蘭よりも少し大きめ。
名前は不明。
