他にも何人か見たいと云う人たちがいたので、待ち合わせの時間まで宿の敷地を探索。前記事で紹介したアラスカのバラ。
質素だが美しい。
歴史を示す幌馬車が宿の前に置かれ、広告塔にもなっていた。ここでも夜、ボードヴィル形式のショーを見せるそうだ。
アラスカ・ハイウェイ(Alaska Highway)の建設にはアメリカ陸軍が大いに活躍したのだが、その時に使用されたかまぼこ型宿舎の残りを改修して1970年代に教会にされたと云う。カトリック系のアワー・レイディ・オヴ・グレイス・キャソリック・チャーチ(Our Lady of Grace Catholic Church)。
季節的な礼拝があるのか、それともほとんど機能していないのか、、、礼拝時間は空白になっていた。
正面入り口の上にある十字架。
マウント・ローガンはこの一帯がまだ地殻変動継続中なので、まだ成長中の山だ。
今夜の宿のあるビーヴァー・クリーク(Beaver Creek, Yukon Territory)近くのバノチェック・リヴァー(Banocheck River)と思われる川のある風景。蛇行が凄い。
ユーコン・リヴァー(Yukon River)に流れ込むホワイト・リヴァー(White River)の様子。氷河が削る岩の粉で水の色が独特。
アメリカ側のアラスカとの国境に近いビーヴァー・クリーク(Beaver Creek)の町に到着。今夜の宿に到着。周囲には何も目立った建物が無い!この町に通年居住している人の数は100人前後と云う。高校生らしき若者たちが甲斐甲斐しく立ち働いていた。
敷地内には2階建ての棟が3〜4棟ある。バイカーも同じ宿に宿泊らしく、バイクを確認。
そしてまた可憐なバラがお出迎え。大きなバラではないけれど、風情があって良い。
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高山に見られるタンドラ・ローズ/Tundra Rose、シュラッビー・チンケフォイル/Shrubby Cinquefoil、ブッシュ・チンケフォイル/Bush Cinquefoil、学名(dasiphora fruticosa) がちょうど良い咲き加減。
灌木で高さは2m+ほど。
ここでもバラが満開。タンドラ・ローズと同じ位の背丈だった。
グレイ・ジェイ/Gray Jay、 キャナダ・ジェイ/Canada Jay、ウィスキー・ジェイ/Whiskey Jackとも呼ばれ、学名 (Perisoreus canadensis) の中型の鳥も顔を出した。ジェイの仲間は頭が良いので、覚えが早い。人から餌を貰っている事もあるのかも知れない。
ノーザン・ヤロウ/Northern Yarrow と思われるノコギリソウ。白とピンクと両方あるようだが特定できず。
そしてこの地点から見えるユーコン・テリトリーの南西部にあるクルアネ・ナショナル・パーク・アンド・リザーヴ(Kluane National Park and Reserve)内にあるカナダの最高峰、北アメリカではマッキンレーに続く第2の高山、5,959mのマウント・ローガン(Mt. Logan, Yukon Territory, Canada)。
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スリムズ・リヴァー(Slim's River)の水の色は相変わらず微妙な青から緑色、氷河の成せる美しい技だ。こちらに見えるのはルービィ・マウンテン・レインジ。
空の雲は刻々と変化して飽きさせない。それにしても素晴らしい天候に恵まれている。風も無く穏やかなドライヴ日和。
間もなくクルアネ・レイク湖畔にあるバーウォッシュ・ランディング(Burwash Landing, Yukon, Canada)を通過。1900年代初めまで、毛皮商人などが入って来るまでは、この地は先住民のサマー・キャンプとして使われていたそうだ。現在の人口は80人弱と云う。
ハイウェイ沿いにはスプルース(Spruce)の森が続くが、下が凍土のため、年数が経っても建築材に使えるような大木には育たない。栄養を得るために、根を地中深く伸ばせないので横に広く伸ばしているそうだ。
ここでもバイクでツーリング中のカップルを見た。彼らの今日の目的地は我々と同じだったようで、同じ宿で夕方見かける事になる。
アラスカの顔のようなバラ。ここにもきれいに咲いていた。
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氷河から流れ出る河の特徴の色合いが目立つ。
氷河のブルーとたくさんの岩などを削った粉末が含まれている灰緑色の水の色。手前の細く伸びている木は凍土に育つスプルース(Spruce)の仲間。
当初、背景に紛れ込んで良く見えなかった島も氷河のブルーの中に浮んでいる。
アラスカ・ハイウェイ(Alaska Highway)の両側には、一方に旧いルービィ・マウンテン・レインジ(the Ruby Mountain Range)、もう一方には若いクルアネ・マウンテンズ(the Kluane Mountains)が並ぶ。川の流れが緩やかになった所で、浜が見える。
空の様子は、強い風があったせいか、最高だった。ほぼ湖状の地点から奥に見えるクルアネ・マウンテンズ。
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