オチョコ国有森林公園 (Ochoco National Forest) でホワイト・ミュールズ・イアーズ (Whilte Mule's Ears) 、学名: (Wyethia helianthoides Nutt.) が健在なのを確認後、牧場に戻り、昨年亡くなった友人が嬉しそうに話していたヤギの家族、特に春に誕生した子供達を見に行く。
牧場を流れる小川の畔に新たに建てられたヤギ小屋は、大きなコットンウッド (Cottonwood) 、学名:(Populus deltoids) やヤナギの樹に囲まれていて、涼しい木陰を提供している。コットンウッドはポプラの仲間だが、「棉樹」と言う名前は、雌株が生み出すタネがフワフワの「棉」に包まれていることに由来する。タネを飛ばす時期になると、周辺一帯が白くなるほど「棉」で覆われる。
先住民にとってコットンウッドは大切な資源だった:大木になるこの樹は、彼らのカヌーになり、樹皮は苦い薬になった。甘い新芽や柔らかい内側の樹皮は、ヒト/動物たちの食料にもなった。さらに、平地に高くそびえるコットンウッドは、旅人の目印にもなっていた。
が、近年、ヒトが郊外に大挙して住むようになり地下水を消費し始めた為、水位が下がり、コットンウッドなど水気がないと生きていけない樹々が立ち枯れする姿が目立っている。
ヤギの一家は、木陰で微睡んでいたり、侵入者を眺めたり、それぞれに時間を過ごしていた。
上のお洒落な毛皮のヤギさんがお父さんかと思われる子ヤギ。興味津々のようだが恐怖感は持っていない様子。羊も数等混じっている。
2歳前後の子ヤギ。羊と一緒にいることに何の違和感も無さそう。
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