2022年12月24日
一般入試、当日点と内申点の関係(那覇高校2022)
沖縄県の県立高校一般入試では当日点と内申点を
多くの高校で50対50の配分で合算して合否を決めています。
当日点は300点満点、内申点は165点満点なので
これをイーブンにするために、それぞれを偏差値化して
その数字を合計した数字で合否を判断します。
今回は那覇高校を例にとって内申点と当日点について
調べてみました。なお、各受験生全員の点数や内申を
高校単位では公表していないので、元となった数値は
県模試を主催している教育開発出版から出されている
データを元にしているので、実際の数値とは多少の誤差が
あることは承知してください。
当日点は220点弱が平均点、偏差値で50になります。
内申点は143(4.3)が平均、偏差値50になります。
2022年の一般入試の倍率は1.17倍、受験生の85%は
合格するので、この数字を取れれば余裕で合格です。
当日点は偏差値40~60の範囲では1点上下すると
偏差値で0.5前後上下します。
内申は132(4.0)から148(4.5)の範囲では1上下すると
偏差値で0.9前後上下します。
したがって、5段階評価で内申点が0.1の差が、当日点の
だいたい6点に相当することになります。ですので
4.0と4.5では当日点で30点分のアドバンテージになります。
300点満点といっても那覇高であれば8割の生徒が
200~250点の範囲に集中するので30点のアドバンテージは
かなり大きく、4.5の生徒は全員合格しているのに対して
4.0の生徒は2割ぐらいの生徒が不合格になります。
多くの高校で50対50の配分で合算して合否を決めています。
当日点は300点満点、内申点は165点満点なので
これをイーブンにするために、それぞれを偏差値化して
その数字を合計した数字で合否を判断します。
今回は那覇高校を例にとって内申点と当日点について
調べてみました。なお、各受験生全員の点数や内申を
高校単位では公表していないので、元となった数値は
県模試を主催している教育開発出版から出されている
データを元にしているので、実際の数値とは多少の誤差が
あることは承知してください。
当日点は220点弱が平均点、偏差値で50になります。
内申点は143(4.3)が平均、偏差値50になります。
2022年の一般入試の倍率は1.17倍、受験生の85%は
合格するので、この数字を取れれば余裕で合格です。
当日点は偏差値40~60の範囲では1点上下すると
偏差値で0.5前後上下します。
内申は132(4.0)から148(4.5)の範囲では1上下すると
偏差値で0.9前後上下します。
したがって、5段階評価で内申点が0.1の差が、当日点の
だいたい6点に相当することになります。ですので
4.0と4.5では当日点で30点分のアドバンテージになります。
300点満点といっても那覇高であれば8割の生徒が
200~250点の範囲に集中するので30点のアドバンテージは
かなり大きく、4.5の生徒は全員合格しているのに対して
4.0の生徒は2割ぐらいの生徒が不合格になります。
Posted by 小美野塾 at 20:38│Comments(2)
│沖縄の教育
この記事へのコメント
こちらのブログをいろいろと参考にさせてもらっているモノです。
今回の記事内でちょっと疑問があります。
> 内申は132(4.0)と148(4.5)では、当日点で30点分のアドバンテージ
とのことですが、那覇高においては内申:入試=4.5:5.5 ですので、
内申の差を入試で取り返す際は、内申の差より少ない点でOKでは?
上記の例ですと計算では、(148-132) * 4.5 / 5.5 = 13.09 が当日点の
アドバンテージだと思うのですが、この考え方は間違ってますか?
今回の記事内でちょっと疑問があります。
> 内申は132(4.0)と148(4.5)では、当日点で30点分のアドバンテージ
とのことですが、那覇高においては内申:入試=4.5:5.5 ですので、
内申の差を入試で取り返す際は、内申の差より少ない点でOKでは?
上記の例ですと計算では、(148-132) * 4.5 / 5.5 = 13.09 が当日点の
アドバンテージだと思うのですが、この考え方は間違ってますか?
Posted by 通りすがり at 2023年01月30日 15:48
とおりすがりさん、コメントありがとございます。
内申点も当日点も、一度偏差値化してから
その数字に45/100、55/100をかけた数字を
合算して持ち点としています。
厳密なデータではありませんが那覇で
内申132は偏差値40、内申148は偏差値50と
みています。これに45/100を乗じると
内申132は18、内申148は22.5になります。
差の4.5がアドバンテージになります。
同じように考えると当日点は55/100をかけた
数字だと17~18点くらいの差になります。
ですので、多少誤差はありますが、通りすがり
さんのご意見で間違っておりません。ご指摘
ありがとうございます。
内申点も当日点も、一度偏差値化してから
その数字に45/100、55/100をかけた数字を
合算して持ち点としています。
厳密なデータではありませんが那覇で
内申132は偏差値40、内申148は偏差値50と
みています。これに45/100を乗じると
内申132は18、内申148は22.5になります。
差の4.5がアドバンテージになります。
同じように考えると当日点は55/100をかけた
数字だと17~18点くらいの差になります。
ですので、多少誤差はありますが、通りすがり
さんのご意見で間違っておりません。ご指摘
ありがとうございます。
Posted by 小美野塾
at 2023年01月31日 18:04
