小美野塾

  

　今日の沖縄タイムスの記事で、文部科学省が実施した
英語教育実施状況調査によると、沖縄県の高校三年生で英検
準二級以上の英語力をもつ生徒の割合が46.3%で、全国平均の
40.2%を大きく上回り、全国6位となったとありました。

　進学校限定ならともかく、普通科、実業科全部ひっくるめて
高3生のほぼ半分が、英検準二級以上なんて、冗談にも
過ぎると、記事をよく読んでみると、県内の高3生で実際に
準二級以上を取得した生徒は18.1%、教員がその実力が
あると認めた生徒が28.2%、合わせると46.3%だそうです。

　ちなみに中3生では、英検3級以上を取得した割合が
24.2%、教員が同程度の力があると認めた生徒が13.2%で
あわせて37.4%と、こちらもやや盛った感はありますが
高校生にくらべると、実際に近いと思います。

　文部科学省がなにを考えて、こんな調査をしたのかは
わかりませんが、この数字が独り歩きして、カリキュラムなど
教育方針が決まってしまうことが怖いです。

　また、誰が見てもおかしな調査結果に対して
そのまま記事にしてしまうタイムスに対しても
疑問を感じます。

平成30年度「英語教育実施状況調査」の結果について－文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1415042.htm  

【～「知らない」を探求せよ～カガクジカン2019】

塾生を連れて1日科学漬けの日。
それぞれプログラム時間が決まっているので、学齢と興味関心に合わせてイベントを選択しながら体験しました。
それでも、思っていたよりも多くのイベントを体験でき子供も大人も大満足です。

メモ
①空気で遊ぶ！実験ショー
空気砲や大気圧、静電気など盛りだくさんの実験ショー。幼時から小学生まで楽しめた。

②永遠に回るメビウス・カライドサイクルを作ろう！
一枚の紙からクルクルと回転して形を変えるリングを作成。そのメカニズムを分かりやすく受講。
はじめ英語で説明され、その後通訳して下さるので、説明を聞くだけでも刺激になった。



先月ＯＩＳＴに見学に行ったことで「点」が「線」になって、少しずつ幅が広がりつつあるのを実感。


③マリンデブリって何だろう？
マリンデブリ～マイクロプラスチック～が出来るまでを学び、マリンデブリを使ったキーホルダー作成。
そして環境問題について考える。
前回「ＯＩＳＴエコ祭り「にも参加したので、更に学びが深まった。


④生まれた日の雲を見てみよう＆誕生日のミニ地球儀作成
電波で見たデータをもとに自身の誕生日の地球儀作成。そして、電波というツールを使って気象データの仕組みを学習。子供達は宇宙と地球で何が行われているのかを疑問に持ち、
同じ電波でＩＳＳや衛星などなど、どように通信されているのか違いや生活に生かされるまでの事柄を質問していた。





⑤極低温の不思議な世界～科学講演会～


琉球大学理学部の與儀先生のお話。人々はなぜ低温を目指したか？から始まり、生活に役立つ不思議の世界を実験実演を通して分かりやすくお話しいただきました。液体窒素や超電導磁石に子供達は釘づけ。講演が終わってからも先生を放さないくらい質問攻めに。


いろんな事を体験し、「知らない」ことに気づくだけでも大きな前進！
そこから疑問を持ったり、「好き」に出会えたり、好きな事を探求しつづける心を持てたら素敵だなと思います。

  

　毎年、琉球大学グローバル教育支援機構が開催している
ジュニアドクター育成塾(琉大ハカセ塾)の募集説明会が行われます。

日時　4月20日(土)
時間　13:00-13:50
場所　琉球大学千原キャンパス　理系複合棟102教室
募集対象　小5・6年生　中学生
募集人員　40名
事前申し込み不要

　琉大ハカセ塾は最長2年に渡って、毎週土曜日
琉球大学において科学者としての能力を
開花させるためのプログラムです。

　一昨年、説明会に参加しましたが、立ち見が多数出るほど
大盛況で、多くが親子連れの小学生でしたが
友人同士で来ている中学生もいました。

　かなり倍率は高そうですが、これだけ長期にわたって
行われるプログラムは他にはなく、貴重な経験に
なると思います。

募集説明会－琉球大学グローバル教育支援機構
http://www.ged.u-ryukyu.ac.jp/jr_doctor/bosyusetumeikai