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2013年02月22日

沖縄県立高校一般入学最終志願状況(平成25年)

 県立高校の最終志願状況が出されました。
主だったところでは

浦添高校1.23倍(+88人)
那覇国際高校1.22倍(+59人)
那覇高校1.16倍(+52人)
小禄高校1.18倍(+54人)
那覇西高校0.91倍(-24人)
豊見城高校1.17倍(+51人)
糸満高校1.04倍(+12人)

となりました。
 初回でちょうど一倍だった那覇国際高校国際科は3人増えて1.13倍。
+90人と大人気だった豊見城高校普通コースは35人減って
それでも1.28倍(+60人)。豊見城高校全体でも1.17倍(+51人)と
かなりの不合格者を出すことになりました。
 豊見城高校の場合、志願変更で別の高校に変更した生徒がいる一方で
小禄高校から志願変更してきた生徒もいるので、予想通りとなりました。

 小美野塾でも豊見城高校をうける生徒が多く、なおかつ全員志望校を
変更しませんでした。今年は那覇西か糸満のほうが受かりやすいのに
みなさん頑固です・・・あと二週間ちょっと、がんばらねば。

沖縄県立高校一般入学最終志願状況(平成25年)
http://www.pref.okinawa.jp/site/kyoikucho/kenritsu/h25_nyuushi.html

  

Posted by 小美野塾 at 22:41Comments(0)沖縄の教育

2013年02月21日

離島生宿舎15年4月開所

 高校のない離島に暮らす中学生が、本島に進学するさいに寄宿できる「離島児童・生徒支援センター
(仮称)」が再来年の4月に開所することになりました。
 二人一部屋で60室(120人)を想定しています。場所は那覇市東町で、モノレール旭橋駅、バスターミナルにも
近いので、近隣の高校へのアクセスは容易で、小禄、那覇西、那覇、那覇商業、沖縄工業、那覇国際は
もちろん、自転車を使えば豊見城、那覇工業にも通える圏内です。

 本島のいくつかの高校にはすでに寮が整備されていますが、それに加えて全高校を対象とした
寄宿舎ができることで、選択肢が広がり、離島の生徒・保護者ともに便利になるとおもいます。
 実際に運営してみると、いくつもの課題が浮かび上がって、いろいろと批判に晒されることも
考えられますが、あたたかく見守って、いい施設になると期待しています。  

Posted by 小美野塾 at 11:24Comments(0)沖縄の教育

2013年02月13日

向陽高校一般入試合否判定基準(平成25年度)

 向陽高校の一般入試合否判定基準について書いていきます。

 A圏80%,B圏110%は一般の県立高校と同様です。
最初にA圏を合格させ、次にA(-)とB圏をあわせて審査をし、
次に、上記で合格にならなかった生徒にB(-)をあわせて審査。
最後に残った生徒を審査。

 第一志望に不合格になって第二志望にまわる生徒はA圏には
設定しない。


審議事項(プラスになるもの)
1)3ヵ年皆出席
2)英検・数検・漢検のいずれか二級以上
3)スポーツは、団体で県二位以上、個人は県四位以上
4)文化系は県レベルならば最優秀、九州・全国大会に県代表として出場
5)生徒会長
6)ボランティアで全国・九州で表彰

審議事項(マイナスになるもの)
1)三ヵ年の通算で遅刻が8回以上
2)三ヵ年の通算で無届欠席が6回以上
3)三ヵ年の通算で無届欠課が6時間以上
4)内申の評定に「1」があるもの

向陽高校一般入試合否判定基準(平成25年度)
http://www.koyo-h.open.ed.jp/jukensei/nyuusi/ippan-gouhihantei.pdf

 南部の進学校、向陽高校です。
開校当時はあまりにも不便な場所とあいまって、人気もなかったですが
一期生の進路先のよさ、そして何年か前に東大・京大に合格者を出したころから
人気が出始めました。
 今年は例年になく受験生が少なく、理数科で1.13倍(+6人)、普通と国際文科は定員割れを
して、全体でも0.95倍(-8人)と一倍を切りました。
 向陽高校は理数科・普通科・国際文科の順に難易度が高く、国際文科の場合、定員割れを
していても、理数科や普通科を不合格になったものが流れてくるため、押し出されて
不合格になることも多いのですが、今年はそれもなさそうで広き門となるみこみです。

 ここは、特に進学校意識が強く、進学実績をあけでくれそうな生徒(入試の点数が
高い生徒)を評価する傾向にあり、内申が那覇国際や開邦に足りないけれど
入試の点数の取れる自信がある生徒にはおすすめの高校です。


  

Posted by 小美野塾 at 14:07Comments(0)沖縄の教育

2013年02月12日

豊見城高校一般入試合否判定基準

 初回志願で高倍率だった豊見城高校の一般入試合否判定基準です。

 A圏は80%、B圏は110%と一般的な設定です。

マイナスの審議事項として
1)三年生の評定に「1」が二つ以上ある者
2)いずれかの学年において、欠席15回以上、欠課20回以上、遅刻20回以上(届出済みも含む)
3)面接において評価が「C」の者。

プラスの審議事項として
1)3ヵ年皆出席、2ヶ年皆出席、三年生時皆出席のいずれか
2)運動系の部活で地区大会8位以上
3)文科系の部活で県大会入賞以上
4)生徒会役員経験者

 特徴的なのは、届出があったとしても長期欠席は審議の対象となること。
そして、文科系部活と運動系部活で評価に差を設けていること、さらに
皆出席者の評価が高いことでしょうか。
 豊見城高校は普通科といっても、進学校ではなく典型的なスポーツ校で
多くの部活動でインターハイに出場しています。なので、運動系の部活動で
優秀な生徒を取りたいという意思が見えます。

 今回、初回志願で1.44倍(+95人)と高倍率だった普通コースの場合、
このままの倍率で行けばA圏に入れるのは173人、B圏が65人。
C圏が73人になります。
 もっとも、20名前後は他校に、また数名は人文コースを第一志望に
変更すると予想されるので、これよりはC圏は少なくなると思いますが
それでも、C圏が出るのは確実です。
 昨年のデータですと1.15倍(+32人)で、評点2.8から不合格者が出ています。
一方で2.4での合格者も出ています。これよりは確実に数字があがりますので
3.0前後でも不合格者が出ると思われます。これ以下の評点で
入試の点数に自信がなく、運動系の部活動で実績がないものが厳しいと
思われます。
 あと、気休めにしかならないとは思いますが、第二志望で人文コースを
加えることをおすすめします。第二志望に人文コースを書いたとしてもそれほど
合格率はあがらないのですが、それでももしかしたらということもありますので。
  
タグ :沖縄


Posted by 小美野塾 at 16:16Comments(0)沖縄の教育

2013年02月08日

定員割れでも不合格になることがあるか?

 去年も一昨年も似たようなことを書きましたが、昨年度の結果もふまえてもう一度。

結論からいえばあります。
ひとつは昨年の那覇西高校国際人文科のように初回志願では定員割れしたものの
最終志願で定員オーバーとなったケースです。昨年は進学校がのきなみ
高倍率だったなかで、定員割れしたために、志願変更で国際人文科を
目指す受験生が多数出ると予測されました。しかも、0.98倍(-2名)だった
ために、定員オーバーになることは容易に推測できました。
 しかし、初回で国際人文科を志願した生徒は定員割れだったために
志願変更することができませんでした。制度的な欠陥の犠牲となったケースです。

 もうひとつは、志望学科が定員割れしていたも、高校全体では定員オーバーしている
ケースです。これも那覇西の国際人文科のケースですが、最終志願では
1.02倍(+1名)だったにもかかわらず、不合格者が4名出ました。
 これはこの4名よりも、普通科を不合格になった生徒の上位の方が
優秀だったということです。同じようなことは、沖縄工業工業化学科でも
みられました。

 最後は、どれだけ定員割れしていても、「だめな者はだめ」というケースです。
これは那覇工業に顕著な例ですが、とにかく高校側が望まない生徒は
合格させないという強い意思のあらわれです。実際にどんな生徒が不合格に
なったかの個別の事例はわかりませんが、不登校や内申に「1」が多い、
面接や受験時の服装や態度などだろうと推察されます。

 一昨年、教育委員会から各高校に定員割れをしている場合は
全員合格させるように指示があったことが、全国紙でも報道されましたが
それでも不合格者を出しました。
 最後のケースでは、どれだけ内申点や調査書が悪かったとしても
入試の点数と面接での強いアピールでやる気をみせればカバーできる
はずです。高校側もやりたくて定員割れをしているわけではないのですから
なにかひとつでもいいところを見せることができたならば、簡単に
不合格にすることはないはずです。  

Posted by 小美野塾 at 15:37Comments(0)沖縄の教育

2013年02月07日

沖縄県立高校一般入学初回志願状況

 県の教育委員会から、初回志願状況が発表されました。
サーバーを拡充したのか、例年に比べてアクセス過多で、重くなることもなく
ダウンロードできました。教育委員会のシステム担当の方に感謝です。

 予想を大きくはずれたのは豊見城高校です。
例年、1.1倍前後で推移していたのが普通科普通コースで1.44倍(+95)です。
小美野塾からも何名も受験しますが、かなり悩みどころです。
内申が3.0を切る生徒で、いまひとつ受験モードに入りきれていない生徒には
志望校を変更したもらった方がいいのかと思案しています。

 小禄高校ブームはあいかわらずで、今年は去年以上に受験生が
集中しています。かつてあった小禄高校の「手頃感」がなくなってしまい
その分、豊見城高校に「手頃感」がでてきたのでしょう。

 那覇西は予想通り定員割れになりました、普通(-23)国際人文(-12)。
小禄や那覇から流れてくる生徒で、かなり埋まるとはおもいます。

 那覇国際は、まさかの国際科が定員ピッタリ。一方で普通科は
例年通りの1.27倍(+65人)。とはいえ、国際科に志望変更する子は
少ないと思われるので国際科を受験する子には広き門となると思います。

 おそらく、豊見城高校でかなりの人数が志望変更するだろうと思われます。
その行き先は、南風原、那覇商業、豊見城南あたりだと思われます。
これから、もう少し時間をかけて、数字の裏を読み取る作業を続けていきます。

平成25年度県立高等学校入学者選抜志願・合格状況
http://www.pref.okinawa.jp/site/kyoikucho/kenritsu/h25_nyuushi.html  

Posted by 小美野塾 at 21:54Comments(0)沖縄の教育

2013年02月06日

倍率の予想

 明日の21時に、一般入試の初回志願状況(倍率)が県の教育委員会の公式サイトで
発表され、金曜日の県内二紙の朝刊に掲載されます。

 現在の高校一年生にあたる学年は、沖縄県では他の学年よりも500人ほど
多かったため、進学校を中心にのきなみ高倍率となりましたが
今年度は昨年ほどには倍率が高くならないことは予想されます。

 初回志願状況を見て、一度だけ志望校を変更することができます。
願書の変更が14日(木)、15日(金)になっています。それまでに
中学校側で願書を書き直すために、おそらくどこの中学校でも
願書の変更は火曜までになるとおもいます。
 今週末の三連休は、倍率とにらめっこはながら志願変更に悩む
ご家庭が多いと思います。

 志願変更が可能なのは、倍率が一倍を超えた場合のみで定員割れを
した場合、変更することができません。ここで注意してほしいのは
高校全体では一倍を超えていても、志望学科が定員割れをしていた場合は
変更できない点です。

 たとえば、那覇国際高校の国際科が1名でも定員割れをした場合
志願変更はできません。一方で普通科が高倍率だった場合、
普通科を落ちた子が第二志望で国際科に流れ込んでくるので
定員割れをしていても、全員合格とはなりません。
 実際に去年、那覇西高校の国際人文科でそのようなことがありました。
制度的な欠陥なのでしょうが、現在のところ教育委員会は変更する気は
ないようです。

 明日21時を前後して、教育委員会の公式サイトはつながりにくい状況が
一時間ほど続きます。とくに対処法もないので気長につながるのを
待つ予定です。  

Posted by 小美野塾 at 20:29Comments(0)沖縄の教育

2013年02月05日

那覇国際高校一般入試合否判定(平成25年度)

 那覇国際高校の一般入試の合否判定基準(平成25年度)について書いていきます。

 最大の特徴は傾斜配点で、内申点と入試の点数を5:5とするところが大半ですが
那覇国際は4:6で、入試の点数を強調しています。進学校らしい選択です。
また、国際科は英語の点数を1.5倍(90点)、満点を330点としています。

審議対象(プラス)となる者。
 皆出席者。
 生徒会長、副会長。
 県大会出場、県レベルでの表彰。
 英検・数検・漢検、準二級以上。
 入試の点数が特に高かったもの。

審議対象(マイナス)となる者。
 各学年で無届欠席5回以上、もしくは10回以上の遅刻。
 評定に「1」のある者。
 入試で一科目でも20点以下のもの。

 普通科は上位95%をA圏、国際科は85%をA圏として合格。
募集人員からA圏をのぞいた人数の2倍にあたる上位者をB圏として、それ以外をC圏とする。
A圏の次にC圏、そして最後にB圏を審議する。

那覇国際高校一般入試合否判定(平成25年度)
http://www.nahakokusai-h.open.ed.jp/materials/pdf/about_entrance_exam/H25_ippan_kijyun.pdf

 開邦高校に次ぐ県内屈指の進学校の那覇国際高校。
開校当初は定員割れも目立ちましたが、ここ数年は高倍率が続いています。
那覇国際の募集目的は上に見るようにかなり明確で、国立大学や私大難関にはいれる
学力がある生徒をのぞんでいます。
 傾斜配点やA圏の設定の高さ、A圏の次に、規格外の優秀な生徒がいる可能性がある
C圏を審議することからも見て取れます。

 普通科の定員は320名。そのうち80名が推薦で決まってしまうので、一般入試の募集は240名。
そのうち95%の228名がA圏で合格してしまうため、B,C圏で合格するのはわずか12名。
ですので、那覇国際の場合、英検や生徒会活動などの経験は一般入試においてはほぼ
関係ないといっていいと思います。さらに、どの程度を入試の点数が著しく高いと判断されるか
わかりませんが、そもそもかなりの生徒が250点以上を取ってくる高校で、著しく高いなると
275点(平均55点)以上とほぼミスが許されなくなります。

 また、これもよく聞かれるのが、学区外の生徒は普通、国際どちらがうかりやすいかという
ことですが、結論から先にいうと、その年の倍率によるので、一概にいえないということです。
普通科の場合、一般入試募集240名のうち10%の24名が学区外の定員になります。
国際科は40名のうち、推薦で16名が決まるので募集は24名となり、普通科と同数になります。
 倍率は募集人数の少ない国際科は毎年上下しやすく、普通の方が安定しています。
ですので、初回志願状況見るまでは、どちらが有利とはいえないとおもいます。
傾斜配点があるので、英語で点数を取れるかどうかくらいしか差はないと考えています。

 小美野塾も豊見城にあるので生徒たちは学区外からの受験になりますが、これまでに
那覇国際に進学した生徒は普通・国際科半々くらいでした。  

Posted by 小美野塾 at 10:42Comments(0)沖縄の教育

2013年02月01日

那覇高校一般入試合否判定基準

 那覇高校の一般入試の合否判定基準について書いていきます。

A圏は定員の80%、B圏は110%、それ以外はC圏、
これは他の県立高校と同じです。
A圏、B圏,C圏の説明はこちらを参照ください。

 マイナスの審議対象は下記のとおりです
1)入試の点数で一科目でも12点以下があったもの。
2)内申点で、一年~三年で一度でも「2」があったもの。
  (この内申点は高校側に渡されるものなので、学期ごとのものでなくて、総合評価に書かれる数字です)
3)ひとつの学年で、無届欠席・欠課・遅刻のいずれかが10回以上あったもの。

 プラスの審議対象は下記のとおりです。
1)文化活動であれば、県で二位以上。
2)スポーツであれば、県で団体三位、個人ならば六位以上。
3)社会活動・ボランティア活動であれば、校外の団体から表彰をうけたもの。
4)生徒会長、もしくは副会長
5)英検・数検・漢検等(具体的なレベルは書いていません)

なお、それぞれ県代表であれば、(++)ダブルプラスの評価となります。

 評価はA,A(-),B,B(-),B(+),B(++),C,C(++)となります。

那覇高校一般入試合否判定基準
http://www.naha-h.open.ed.jp/images/documents/2012/nyushi/h25ippankijun.pdf

 旧制県立第二中学からの名門校。仲井間知事も、稲嶺前知事も那覇高校出身と
県の政財界にもっとも多くの卒業生を送り出しているだけに、いまも人気のある高校です。
かつては評点「4」あれば、まあ余裕、テストで点数が取れる自信があれば「3.6」程度でも
チャレンジできましたが、絶対評価の定着以降、内申のインフレーションが止まらなくなっていて
いまは「4.3」くらいないと、安心できませんし、「3.9」以下でチャレンジというより
ギャンブルになるかもしれません。

 一方でC(++)を設定していることから、規格外の生徒を受け入れる気持ちはあるみたいです。
内申が低くても、一芸に秀でて、なおかつ入試で点数が取れる自信があるならチャレンジして
みるのもいいと思います。開邦、那覇国際、沖縄高専の開校によって、相対的に
地盤沈下して久しいといわれていますが、それでも狙ってみる価値の十分ある高校だと
おもいます。
 また、このレベルの高校の中では、本来ありえないほどのスポーツの名門でもあります。
進学校では二年の夏休み、遅くても三年に上がる前に部活動は引退して、受験勉強に
専念するのが一般的ですが、那覇高校ではインターハイ予選まで部活動に全力が
普通のようで、そのまま県代表として三年の夏休みを部活動に費やす子も多いです。
それがいいのかどうかは評価が分かれるところですが、他の進学校にはない
大きな特徴だとおもいます。  

Posted by 小美野塾 at 16:02Comments(16)沖縄の教育