てぃーだブログ › 小美野塾 › 2013年09月

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Posted by TI-DA at

2013年09月19日

入試と検定 その1

 入試と各種検定(英検・漢検・数検)について書いていきます。
簡潔に述べると、推薦入試で大きなウェイトを占めますが
一般入試では気休め程度になります。

 推薦入試では、各種検定の級に応じて点数化します。
高校によってその方法は異なりますが、豊見城高校の場合、
英検・数検・漢検の三つ以外にワープロ検定、書写検定が
対象になっています。

 英検は準二級以上で45点、三級で27点。
数検・漢検は二級以上で45点、準二級で36点、三級で27点。
書写検定は二級で36点、ワープロ検定は全商二級で27点と
決められています。それ以下の級はすべて9点と細かく
設定されています。

 ただし、複数の検定で合格してもその中のもっとも良いものだけ
ひとつが得点の対象となります。また、豊見城高校の場合もそうですが
検定はスポーツ・芸術の表彰、ボランティア活動の同じカテゴリーに入れられている
ので、部活で優秀な成績をあげていれば検定は不要となります。

 豊見城高校の例でいえば、内申点(45点)、実績点(45点)←これがスポーツ
芸術・検定・ボランティアになります。出席点(25点)、面接点(5点)の
120点満点での合否判定となります。

 一般入試の場合はもっと影響力がなくて、A圏と呼ばれる合格者の
8~9割に入る層は、内申点と入試の点数の合計で決められるので
検定が顧みられることはありません。合格レベルギリギリのライン
いわゆるB圏に入ったときにの、検定が威力を発揮します。
ですので、三年生の場合、難しい検定に挑戦するくらいであれば
入試の点数を取る努力をしたほうがいいとおもいます。

  

Posted by 小美野塾 at 16:52Comments(0)沖縄の教育

2013年09月14日

首里フェスタ~震天動地~



 今日は午前中に首里高校の文化祭、首里フェスタに行ってきました。
一言でいえば圧倒されました。青春そのものでした。
 みんな楽しそうにわいわいやっていて、男子校出身のわたしには
とてもまぶしかったです。



 首里高校には染色デザイン科があり、おそらくそこの生徒の作品であろう
染物が校舎のあっちこっちで見ることができて、首里高らしさを漂わせていました。
もらったパンフレットを見ると、実行委員の大半が三年生・・・
那覇高校もそうですが、旧制中学校からの伝統なのでしょうか、三年生の
この時期でも文化祭に全力投球する進学校。とっても大好きです。
受験のことだけを考えればマイナスになりますが、伝統校でしか味わえない
雰囲気を感じることができました。

 海邦養秀とならんで、校内で見受けられた震天動地の4文字。
驚天動地からつくられた首里高オリジナルの造語かと思って調べてみたら
古くからある言葉でした。あやうく無知をさらけ出すところでした。
同窓会のサイトによると、大正時代の校長先生が、応援団長に頼まれて
揮毫したのがこの4文字だったそうです。こんなところにも伝統校の
よさを感じました。

養秀同窓会 ~旧制県立一中・首里高校同窓会~より
http://www.youshu.com/display_photo.php?photono=60

  

Posted by 小美野塾 at 22:17Comments(0)沖縄の教育

2013年09月10日

「女」にまどう

 「女」の二画目、「くのいち」の「の」の部分が上にはみ出るか、はみ出ないか。



 生徒たちにずっと、はみ出ないと教えてきましたが、どうやら間違っていました。
正解はどちらもいいそうです。しかも、学校ではむしろはみ出ると教えているようです。
いままでの生徒たち、ごめんなさいです。

 言い訳にしかなりませんがいろいろと調べてみました。
第二次世界大戦後に定められた当用漢字では、はみ出ておらず
これを学校で厳格に守っていたため、今の40~60代くらいの世代では
はみ出ていない、はみ出ているものは間違いと教わっていたようです。
わたしはその最後の方の世代のようです。

 1981年に常用漢字が制定され、ここでは女という漢字は
二種類、はみ出ているものとはみ出ていないものとが併記されどちらも可となりました。
30代がどっちでもいいと思って、年配の方からこれだから若い者は・・・と思われて
いるようですが、実はこの世代が正解なのです。

 現在は小学校指導要領の学年別漢字配当表が、はみ出ているため
はみ出るように教えている先生が多いと思われます。
今の小中学生の大半がはみ出して書いているのはそのためです。

 今回は、別の先生に指摘されて、いろいろと調べてみた結果
自分が間違って教えていたことをわかり、子どもたちには申し訳なかったと
思うと同時に、今以上に常識と思っていてもそれが時代遅れになっている
かもしれないと思わなければならないと自戒しました。

大修館書店の公式サイトより
http://www.taishukan.co.jp/kanji/qa03.html#Q0101

大修館書店さんは辞書や中国史関係では有名な出版社です。  

Posted by 小美野塾 at 17:16Comments(0)沖縄の教育