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309.jpgオオハンミョウモドキElaphrus japonicus。この仲間は北方系の生物らしく、北日本もしくは高標高ほど遭遇頻度が高い。湿原の水際におり、泥の上をすばやく駆ける。ちっこい虫だが、まるで宝石をちりばめたような美麗種。ヨーロッパ中世の骨董品の趣がある。泥をはいずる小虫が、こんな宝石を得るに至った進化的な背景とは何だ。

ただしこいつ、見た目こそ美しいが手づかみすると洗ってねー靴下の匂いを放つので、やや消沈させられる。

長野にて。

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当方東北住みなので遭遇頻度が高いのですが、
これまで上手く撮れたことがありません(´;ω;`)。
micromyu|2013.06.20/20:20
これはひとえに、魔法ですw
この属で初めて生体を見た種になりました。いつか、あの遊水池のアレを見に行きたい・・
richoo|2013.06.20/21:57

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