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強国スペインもあきらめた 戦国日本 は「絶えず軍事訓練」「征服対象に不向き」ー本当に強かった日本

イエズス会のフランシスコ・ザビエルの報告には、以
下のようにある。

「あらゆる民族の人々と話してきたが、日本人こそ一
番良い発見であった。キリスト教以外の宗教を信仰す
る民族の中で、日本人に勝てる他の民族はいない」「
人々の大半が読み書きの能力を備えている」「神の法
を理解するのにとても便利」

ヴァリニャーノのフィリピン総督宛ての書簡に、「日
本国民は非常に勇敢で、しかも絶えず軍事訓練を積ん
でいるので征服は困難だ」とある。

日本を、軍事力で征服することは不可能であるが、キ
リシタン大名を味方にすれば、キリシタン大名の兵力
数千人の動員は容易で、スペイン本国派遣軍と合わせ
て1万人程度で、明の討伐可能と提案している。

現地の大名、長宗我部元親が豊臣秀吉に直ちに報告し
たところ、秀吉は積み荷を没収することを決め、現地
に増田長盛(奉行職)を派遣する。増田奉行は事情聴
取の結果、スペインは宣教師を尖兵として送り込み、
侵略の手先として広大な版図を手にしたという事実認
識を報告した。

秀吉は、スペインに「侵略の下心あり」として、サン
・フェリーペ号の事件を契機として、マニラ総督の派
遣したフランシスコ会宣教師や、信徒26人を磔(は
りつけ)の刑に処する。

スペインが、秀吉に対して武力を持って報復しなかっ
たのは、日本の武力が強大であったからである。

慶長元年12月19日(1597年2月5日)、スペイ
ン船サン・フェリペ号の漂着をきっかけとして
、スペイン人の宣教師・修道士6人を含む26人
が長崎で処刑された。これはポルトガルよりも
露骨に日本の植民地化を推し進めてくるスペイ
ンに対する秀吉一流の見せしめであった。

ともすれば現代のわれわれは秀吉に対しキリ
シタンを弾圧した非道な君主というイメージを
抱きがちだが、実際はこのときの集団処刑が、
秀吉が行った唯一のキリシタンへの直接的迫
害であった。それもこのときはスペイン系の
フランシスコ会に対する迫害で、ポルトガル
系のイエズス会に対しては特に迫害というも
のを加えたことはなかった。

ここまで見てくると、当時の秀吉は日本の為
政者として領土や国民の安全を守るために最
善の選択をしたように思えてくるのだが……。

強国スペインもあきらめた 戦国日本
は「絶えず軍事訓練」「征服対象に不
向き」ー本当に強かった日本


豊臣秀吉が築いた大阪(大坂)城
豊臣秀吉が築いた大阪(大坂)城








スペインは、1521年に北米メキシコで栄えたアステカ、33年には南米ペルーにあったインカを滅ぼし、メキシコなどをスペイン副王領とすると太平洋に進出した。

43年に西太平洋のレイテ島に上陸し、当時のフェリペ皇太子にちなんで周辺諸島をフィリピンと命名した。70年にはマニラを征服、メキシコ副王の総督をマニラに置き本格的な支配を行った。

1581~1640年には、スペイン国王がポルトガル国王を兼ねており、東アジアに進出してきたポルトガルとの争いも無くなり、東アジア侵攻を考えることになる。

フィリピン総督は、中国征服に強い意欲を持ち、スペイン国王に再三、書簡を送っている(高瀬弘一郎氏の論文『キリシタン宣教師の軍事計画』から)。

当時、日本でも有名なイエズス会巡察使、アレッサンドロ・ヴァリニャーノも1582年、フィリピン総督に以下のような書簡を送っている。

「時宜と条件にかなえば、中国が陛下の支配下に入るのはかなり容易であろう」「日本布教は神の教会の中で最も重要な事業の一つであることを断言できる。国民は非常に高潔かつ有能にして、理性に良く従うからである」

「もっとも、日本は征服事業を企てる対象としては不向きである」「国民は非常に勇敢で、しかも絶えず軍事訓練を積んでいるので、征服が可能な国土ではないからである。しかしながら、中国の征服事業を行うことには、非常に益することになろう」

日本布教長をしていたフランシスコ・カブラル(元軍人)は84年、マカオからスペイン国王に以下の趣旨の書簡を送った。

「中国貴族は逸楽に溺れており、一方で国民は武装を禁じられ、鍛錬されておらず臆病である。政治が過酷で国民はわれわれの統治の方がましと思えば謀反が発生しわれわれにとって利点となる」

「この征服事業を行うには1万の軍勢と適当な規模の艦隊があれば十分。日本に駐在しているパードレ(宣教師)たちが、容易に2000~3000の日本人キリスト教徒を送ることができよう。彼らは打ち続く戦争に従軍しており、陸海の戦闘に大変勇敢な兵隊」

フィリピン・イエズス会のアロンソ・サンチェスも84年、「説教で中国人を改宗させることは不可能だ。中国で30年近くやってきた人も同じことを言う。神はこの事業をメキシコやペルーと同じ道程(征服、改宗)で完了すべき」と記した。

87年のフィリピン総督からメキシコ副王への書簡には、キリシタン大名、小西行長の兵を中国に差し向ける用意があるとの記述もある。

85年、キリシタン大名、高山右近の付き添いで、イエズス会司祭、ガスパール・コエリョが、関白、豊臣秀吉に面会した。秀吉は厚くもてなすとともに、次のような趣旨の発言をしている。

「日本平定後、明を征伐し降伏させる志を持っており、軍船2000を作ろうと考えている。ポルトガルの大型軍艦2隻を言い値で買い取りたい。師に斡旋(あっせん)していただけるとありがたい。征服後には明にキリスト協会を建て改宗命令を出そう」(『日本西教史』より)

秀吉の発言は、宣教師たちとキリシタン大名が事前に相談・根回しをしたのであろう。米大陸経由でフィリピンまで征服してきたスペインは、日本の征服は無理だが、日本の軍事力は利用できると考えたようだ。

内藤克彦

ないとう・かつひこ 歴史探求家。1953年、東京都生まれ。東京大学大学院工学部物理工学専門課程修了。環境省地球総合環境政策局環境影響審査室長、水・大気環境局自動車環境対策課長、東京都港区副区長、京都大学大学院経済学研究科特任教授などを経て、現在は東北大学特任教授。個人的に歴史研究を深めている。著書に『展望次世代自動車』(化学工業日報社)、『五感で楽しむまちづくり』(学陽書房)など多数。


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辺野古移設賛同  地方議員署名


■現在署名数 1812名(231議会)




私たちのめざす 方針と活動



一、新教育基本法に基づいた教育改革と教科書採択を推進する

一、議場への国旗掲揚を推進し、地方から誇りある国づくりを提唱する

一、議会否定につながる自治基本条例を阻止し、議会活動を活性化する

一、ジェンダー思想を相対化する、家族の絆を守る運動を推進する

一、時局問題への対応を敏速に行う

一、研修会、講演会を開催し、会員相互の見識と親睦を深める

一、全国に3千名の地方議員ネットワークを形成する

…………………………………………………………………………

■【人権救済法案問題】
●人権侵害救済法案に反対する意見書案

※人権侵害救済法案の問題点について

…………………………………………………………………………

■【自治基本条例問題】   
議会否定につながる自治基本条例の阻止を

①自治基本条例の問題点について

②外国人に対する住民投票権の付与について

……………………………………………………………………………

■【議場の国旗掲揚推進】
地方議会議場での国旗掲揚について

……………………………………………………………………………

■【外国人参政権問題】
●外国人参政権に反対する意見書採択について

反対決議は362市町村議会(H22年9月1日現在)

慎重議員署名4071名・535議会(同年9月1日現在)

慎重首長署名568自治体(7県知事221市区340町村長・同年9月1日現在)

………………………………………………………………………………

 

尖閣諸島上陸許可要望議員署名


      ↓
■議員署名用紙

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(387議会)

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石垣市長・議長連名のお願い文ご活用下さい
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●石垣市連名の議員署名のお願い文







 
 
 
 

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