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トランプ氏暗殺未遂の現場から 小さな町が失ったもの=國枝すみれ(デジタル報道グループ)

死亡したコーリー・コンパートアさんの消防服には黒いリボンがつけられていた=ペンシルベニア州バファロータウンシップで7月14日、國枝すみれ撮影
死亡したコーリー・コンパートアさんの消防服には黒いリボンがつけられていた=ペンシルベニア州バファロータウンシップで7月14日、國枝すみれ撮影

 米国のトランプ前大統領に対する暗殺未遂事件が起きた東部ペンシルベニア州バトラーで取材して、強く感じたことがある。暗殺は未遂でも、その場にいて命を奪われた人の家族や同僚、衝撃を受けた住民にとっては「既遂」と同じだった。そして、事件を政治的に利用する動きが拡大したことに危機感を覚える。

 トランプ氏が狙撃された瞬間をテレビで見ていて、総毛立った。地獄のふたが開き、暴力の連鎖が起きるかもしれない。翌朝、現地に車を飛ばした。

 バトラーは人口約1万3000人。車で20分ほど離れたバファロータウンシップの消防署には、ピカピカに磨かれた消防車の横に、使い込まれた消防服とヘルメットが残されていた。トランプ氏を狙った銃弾によって死亡したコーリー・コンパートアさん(50)が愛用していたものだ。コーリーさんは自動車部品を作る会社で働く傍ら、30年間、消防士を務めていた。家族との釣りや、コミュニティーのために働くことを何より愛してい…

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