老人ホームが突然閉鎖 母を預けた記者がみた運営会社のずさん対応

突如閉鎖となった住宅型有料老人ホームには、退去を強いられた入居者の荷物が残されていた=北九州市で2024年10月16日、白石涼子撮影
突如閉鎖となった住宅型有料老人ホームには、退去を強いられた入居者の荷物が残されていた=北九州市で2024年10月16日、白石涼子撮影

 北九州市にある住宅型有料老人ホームが10月に突然、閉鎖した。記者は母親(85)を入居させていた。認知症の母親の受け入れ先を探し、ようやく見つけた施設だっただけに、連絡にうろたえた。記者であることを明かし、関係者を取材したところ、浮かび上がったのは、運営会社のあまりにもずさんな対応だった。

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 「経営困難のため、閉鎖されることになりました」。記者のスマートフォンが鳴ったのは10月4日の夕方、仕事中だった。ケアマネジャーは慌てた様子でそう告げ、「1週間後に食事の提供が止まる」とも言った。母親が入居したのは6月で、まだ4カ月ほど。予想もしない事態に言葉を失った。続けて電話してきた施設の職員は、震える声で謝罪を繰り返した。

 母親は夫婦2人暮らしだったが、3、4年ほど前から認知症の症状が出始め…

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