核兵器禁止条約発効から3年を迎えた22日、来日中の非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長(57)が東京都内の日本記者クラブで記者会見した。核抑止論を否定、条約不参加の日本政府に「被爆者の警告に耳を傾けなければならない。せめて(締約国会議に)オブザーバー参加すべきだ」と訴えた。
パーク氏は今回の来日で広島と長崎を訪問。被爆者たちが「原爆の実体験を分かち合い、核廃絶への情熱を表明してくれた」とし、「これに代えられるものはない」と強調した。昨年11~12月の第2回締約国会議を欠席した日本政府に「失望を覚えた」と述べ、条約への参加と貢献を求めた。
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