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『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”を再現!

 セミやひぐらしの鳴き声を聞くと、「ああ、夏だな~」としみじみします。
 こんにちは、あんこです。

 今日作る再現料理は、児童書『こまったさんのラーメン』にてこまったさんが近所の本屋に住んでいる卵好きなトラ猫さんの為に特別に作った“ハム玉ラーメン”です。
ハム玉ラーメン
 『こまったさん』シリーズとは、かなり昔に出版されたちょっとファンタジーな児童書です。
 ごく普通の花屋さんの奥さん・こまったさんは、近所でも評判の慌て者。
 いつもそのドジッ娘っぷりを夫のヤマさんと、かしこくておしゃべりな九官鳥のムノ君にからかわれていますが、一向になおりません。
 そんなこまったさんが、ひょんなことでおかしなパラレルワールドに迷い込んで料理を作らされていく…というのが主なストーリーです。
 ミュージカル調の陽気な歌声披露のシーンがある一方、危機一髪のヒヤヒヤさせられる冒険シーンが出てきたりと、話自体が面白い上に出てくる料理もおいしそうなので、すごく印象に残っています。
 中でもラーメン屋さんの話は詳しいレシピもついていたので、是非再現したいと思ってました。
 今回作るハム玉ラーメンは簡単なのにウマー(゜Д゜)そうなので、楽しみです。
ハム玉ラーメン材料

 そんなこんなで、レッツ再現調理!
 最初に準備するのは、ベースとなる鶏がらスープのラーメン!
 作中の描写によると醤油味のらーめんっぽかったので、「出前一丁」を使用しました。
 こちらを、袋の裏面に書いてある通りに作ります。
ハム玉ラーメン1
ハム玉ラーメン2ハム玉ラーメン3
 その間、急いで具のハム玉を用意!
 まず、スライスされたハムを食べやすい大きさの角切りにし、長ネギを小口切りにします。
ハム玉ラーメン4
 それらを溶き卵が入っているボウルに加え、塩こしょうで味付けして軽くかき混ぜます。
ハム玉ラーメン5
 卵が混ざったら思いっきり熱しておいたフライパンに一気に流し込み、菜箸で手早く混ぜてすぐにひっくり返します。
ハム玉ラーメン6ハム玉ラーメン7
 ひっくり返して数秒したらすぐに火を消し、ラーメンの上に卵を乗せたら“ハム玉ラーメン”の完成です!
ハム玉ラーメン8
 少し硬めになってしまいましたが、ネギの香ばしい香りがいい感じです。
ハム玉ラーメン9
 では、いざ実食!
 いただきまーす。
ハム玉ラーメン10

 食べてみた感想はというと…あ、結構おいしい(・∀・)!
 作中で「外はこんがり、中はトロ~リ」とこまったさんが歌っていたような出来になっています。
 外側の卵はしっかりしているんですが、箸で割ってみるとトロトロの卵とハムとねぎが出てきます。
 おかげで、市販のラーメンがワンランク上の味になっていました。
 あと、熱が入る事によって風味が増したねぎの香りと食感がいいアクセントになっていてよかったです。




◎追記(2019.1.14)
 あまりに汚い画像とつたない感想文が目に余って恥ずかしくなった為、もう一度色々作り直してアップする事にしました;。
 少しでもマシになっていたら幸いです。


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、ラーメン作り。
 作中の記述によりますと、縮れ中華麺とオーソドックスな鶏がら醤油スープを使っているようでしたので、一番ホンモノに近いと思われるマルちゃん正麺醤油味を使用する事にしました。
 こちらを袋の裏面通りに作ります。
マーボラーメン8
マーボラーメン9
 次は、ハム玉作り。
 油を多めに入れて熱した中華鍋に、角切りにしたスライスハム、刻んだ長ネギ、塩、こしょう、卵をよく混ぜておいた物を一気に流し込み、花が咲いたようにふわっとさせます。
 少し経ってふちが固まったら数回かき混ぜ、あおって一気にひっくり返し、両面が固まったのを確認したら、すぐに火からおろします。
『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”1
『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”2
 このハム玉を先程用意しておいた醤油ラーメンの上へそっと飾りつけ、すぐにテーブルへ運べば“ハム玉ラーメン”の完成です!
『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”3
 十年前に作った時よりは少しマシになっていて、ほっとしました(←自分で「十年」と書いてぞっとしました;。再現料理始めて、もうそんなになるんだな~と我ながら驚きです)。
 作中の分量だと卵が多すぎないかな?と思いましたが、実際に作ってみるとこれくらいあった方がお店の卵料理みたいにふっくらするので、一人前には多くてもやはりこれくらいがベストっぽいです。
『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”4
 それでは、麺がのびない内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”5

 さて、味の感想ですが…やっぱりふんわりトロトロで旨し!たったこれだけの材料でもそれらしい味になってて感心です!
 表面はしっかり焼かれてこんがりしていますが、中は本当にとろけるような半熟状で、「かに玉のかにをそのままハムに置き換えてみました」という感じの出来栄えです。
 昔ながらの正当派中華そばというイメージのあっさりした醤油ラーメンにちょうどいいボリューム感がプラスされ、食べ応えのある美味しさになっていました。
 スープに卵のエキスがほんのり溶け込んでいるせいか、通常よりもまろやかな口当たりになっているのが印象的で、どこか優しい味つけになっているのがほっとします。
 ネギのシャキシャキ感と爽やかな風味がが単調さを防ぐ絶妙なアクセントになっているのがよかったです。


●出典)『こまったさんのラーメン』 原作:寺村輝夫 作画:岡本颯子/あかね書房
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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