『旬~味彩の匠~』の“豆腐の親子丼”を再現!
- Thu
- 15:41
- 再現料理
どうも、世渡りベタなあんこです。
本日作ってみる漫画再現料理は、『旬~味彩の匠~』八巻にて主人公・旬君のお客さんが小さい頃お父さんに「なんちゃって親子丼」として出された“豆腐の親子丼”です!
何でも、お客さんのお父さんは極貧で鶏肉を買えなかったために、豆腐をから炒りした物を鶏肉代わりとして親子丼を作ったそうです。そりゃ~怒っても仕方ないですわ(^^;)。
確かに「もどき親子丼」でしかないかもしれませんが、「案外おいしいんじゃないかな~?」と興味を覚え、再現してみる事にしました。
と言う訳で、レッツ再現調理!
まずは豆腐の下ごしらえから。少し水切りをした豆腐をフライパンに入れて火にかけ、木ベラでかき混ぜてながらから炒りにします。最初は水がジュワジュワ出てきますが、次第にパラパラになって色づいてきたらOKです。
見た目は…うーん、目を細めたら鶏ひき肉に見えないこともない…かも?
その間に、長ネギを薄く斜め切りにしておきます。
ここまできたら、後は簡単。洗ったフライパンに麺つゆ、水、先程の長ネギを入れて熱し、ネギに少し火が通ったら先程作っておいた豆腐のから炒りを加えてざっと混ぜ、そこに溶き卵を入れて手早くかき混ぜます。
※麺つゆと水だけでは物足りない場合、砂糖とみりんをお好みで足す事をお勧め致します。
卵が半熟の内に火を止め、丼に盛っておいたご飯の上に卵を乗せたら“豆腐の親子丼”の完成です!
麺つゆで染まったせいか、そこそこ鶏ひき肉っぽく見えます。でも、箸で触ると柔らかいのですぐ豆腐だと分かります(´∀`;)。
では、いざ実食!いただきまーす。
味の感想はと言うと…結構おいしいです!侮れない味!
元が豆腐なので、さすがに本物の親子丼みたいにはなりませんでしたが(^^;)、また違った旨さがあります。から炒りして余分な水分を飛ばした豆腐は程よくふわふわして全然豆腐臭くなかったですし、丼つゆがよく染みていて十分おいしかったです。トロトロフワワ~と口当たりがかなり優しいので、ほのぼのしました。
また、シャキシャキしたねぎの甘さやふんわりして甘辛い卵がご飯によく合っていてウマー(゜Д゜)です。身体に良さそうなのに十分おいしいという、一石二鳥の丼だと感じました。胃に優しくて比較的さっぱりしているので、夜食向きだと思います。
もっと味を肉に近付けたい場合は、豆腐を冷凍したり牛脂を隠し味にしたりなど、応用がききそうですね。ただ、これはこれで素朴ないい味なのでまた作りたいです。
●出典)『旬~味彩の匠~』 高倉みどり/講談社
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