極黒のブリュンヒルデ記念すべき一話目『
宇宙人』ですが、のっけからぶっ飛んでましたねえ。あおり文句に『
僕は彼女を殺した…!』と書いてありましたが、カラー1ページ目からヒロインが殺されているとは。それも、
ノノノノの浅見くん(野獣な人と男の娘じゃない影の薄い方。)そっくりな主人公が凄い形相で滅多刺しにしているし。そして、廃墟となった世界。もう、ぶっ飛びすぎて想像を描きたてられるような作りとなっていて、出だしはなかなか。
だけど、実はこのカラーページの中にちょっとした謎があるんだよね。ただ、今回はこの事についてはお預け。次回の記事の考察ネタにでもする予定ですので、その謎を探してみるといいかも。
続いては回想なのだが、コレは意外にあっさり。重要な部分であるにも関わらず、たった7ページ。個人的にはもうちょっと力を入れてもいいかなあと思ったが、同時に
倫たんの何らかの意図を感じる。何ていうか、一人語りにしてもあまりにも都合が良すぎて、クロネコや良太本人について語られていない部分に真実があるのではないのか?だから、わざとこんなに短く描いたのではないかと予想している。まあ、これらは先の展開で明らかになるだろうから期待しよう。
それと回想内で語られていた宇宙人。これも、かなりの曲者の予感。恐らくは、
クロスボーン・ガンダムのような自称的なものではなく、
プレデターとか、
To heart2のるーこ・きれいなそらとか、
マブラヴシリーズのBETAとか、
戦闘妖精・雪風のジャムのようなマジもんの宇宙人といったようなものだろうけど、これは情報があまりに少なすぎて想像が付かない。これも、当面保留。
そして、肝心のヒロイン、黒羽寧子(くろはねこ)。どんなキャラかと思いましたが、ナナたん以来のおバカキャラだったとは意外でしたよ。なんていうか見た感じはクールビューティーみたいなキャラかと思ったのだが。この事については、予想を見事に大きく裏切ったな。まあ、理由は大方想像付くが。
しかし、アレは見事にドンピシャ。寧子が改造人間またはサイボーグであった事が。それも、
倫たんの漫画のファンならビックリの二重構造。コレの詳細については、次回の記事あたりで語りたいが、
極黒のブリュンヒルデは
エルフェンリートの時のように一気に畳み掛けるなあ…。オープニングのカラーページを見る限り、やはりそのような路線?とにかくあまりにも謎が多すぎる…。
今週のハイライト
倫たんの漫画が好きな人は既視感を覚えないだろうか?
実はこの構図と台詞、
エルフェンリート5巻135ページのナナの「
バカにしないでくれる!?知ってるわよそのくらい!!」にそっくりなのだ(ちなみにアスキーアートもあったりする。)。その時も、ナナたんのおバカキャラを披露したが、寧子も見事におバカキャラを証明している伝統の1コマ。こういうのを見ると、なんだか
倫たんらしいや。
1話目から先の展開が気になる
極黒のブリュンヒルデ。
今までの作品どおりとてつもなくカオスなものや凄まじい感じになりつつも、今まで以上の謎の多きスタートでコレは期待度が高い。とりあえずは、次回は魔法使いの件の消化がありそうだけど、どのように回収するのか…。楽しみ楽しみ。
極黒のブリュンヒルデ1話目の評価
満足度 ☆☆☆☆
SF度 ☆☆☆
謎度 ☆☆☆☆☆
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