“通” と“通り”の使い分け(仙台)
“定禅寺通” かな? “定禅寺通り” かな?
ブログを書いていてどちらが正式なのか気になりました。
旅行パンフレットではすべて“〇〇通”
Google mapで調べてみると
道路名は“〇〇通”、交差点名は“〇〇通り”になっていました。
yahoo地図で調べてみると、
何かこだわりがあるのか、
・東西に延びる道は“〇〇通”、
・南北に延びる道は“〇〇通り”と表記されています。
おもしろくてわかりやすいですが、正式な名称ではありません。
実は、“青葉通”と“広瀬通”の二つは1947年河北新報の公募により決定しています。
さらに1982,83年に仙台市が愛称命名事業路線で公募・選定した15の通りに愛称が決定しました。
“青葉神社通”・“国分町通”・“定禅寺通”・“西公園通”・“駅前通”
“南町通”・“北目町通”・“五ッ橋通”・“宮城野通”・“愛宕上杉通”
“晩翠通”・“新寺通”・“卸町通”・“広瀬河畔通”・“秋保通”
ここまでが太い主要道路で “ 〇〇通 ” が正式名称(下図緑矢印)
1997年以降に愛称が付けられたものは “ 〇〇通り(例外1つ)” ・
“〇〇小路”・“〇〇ロード”が正式名称となっていました。
また、歴史的町名を道路の通称として活用する事業路線が2000~02年に実施され、選定されました。
条件の一つとして、“ 歴史的町名に「通り」を付して道路の通称名とする。”
とありました。“〇〇通り”が正式名称です。
その結果、下図の赤矢印と青矢印 ( 単に見やすくするための色分け ) の通称名が加わりました。
「歴史的町名を道路の通称名として活用する事業」 仙台市HPより (一部切出し)
“通” か “通り” かを調べているうちに
歴史を大切にする仙台にさらなる興味が湧いてきました。