宵の明星がひときわ明るいです
この時期、夕方の空に一番星として金星が明るく輝いています。(-4等程度)
米ソの宇宙開発競争の激しかったころ、
ソ連が金星に向けて探査機ベネラを何度も打ち上げ、
着陸させました。米欧も続き、かなりのデータを収集しました。
地表は約90気圧を超え、約500℃の分厚い大気が観測されています。
ズームアップして撮った画像がこれ。
まるで黒い輪郭線(地平線のような)の上に厚い大気があるように写っています。
また、正面から見ても厚い大気のため、地表を見ることはできません。
白く写るのは大気の上層部で、暗い部分は温度の低い部分だろうと思います。
今後、地球と金星の位置関係から、金星は少しずつ大きくなりますが、
左から欠け始めます。
半月になるのは来年1月中旬。
大きな三日月になり最も明るくなるのは来年の夏になります。(-4.7等)
忘れずに追いかけられるといいのですが。