花ヲツマミニ

久しぶりにオットに誘われて、お外ごはんしてきました
数回行った事があるお店らしい
オット「料理も美味しいけど、器好きな店主みたいだよ」
ほ　「ほほぉ」

福岡の下町
細い路地を入ったマンション立ち並ぶビルの1F
場所を聞いてもうっかり通り過ごしてしまいそうな佇まい



カウンター6席、テーブル席2つの小さなお店
すでに先客があったので
店内の写真は遠慮しました
お料理の写真は店主の許可いただきました



店主「桃の節句にちなんでひし形のお皿で始めますね」
3種の貝合わせ 赤貝、ミル貝、鮑
出汁酢で

ほ「う、、うま」
この後の宴、期待に胸躍らせる一皿





江戸の末期の蓋椀だそう
ほ　「ほわ～～～」

ビールで始まり
すでに冷酒頂いております
オールドバカラのリキュールグラス





お刺身3種
鯛と藁焼きかんぱち、アオリイカ
醤油にポン酢に塩麴
店主のお勧め「アオリイカはぜひ麹で召し上がってみてください」
初めての経験
むっちりとした烏賊に麹がマッチング
とっても美味しかったです





そら豆とこのわたの一口寿司
超絶美味しい
ミラクルヒットの一皿



桃の節句の八寸
ほ　「素敵～～」

蛸の和え物と
あん肝が美味しかった



宮崎牛の牛鍋
絶妙な火の通り加減
スープも最高でした





お酒も料理に合わせてレコメンドしていただき
そのたび酒器も選ばせていただける贅沢さ
届いた器に合わせて酒器も選んでみました
自宅では行き届かないお楽しみに嬉々と！

こちらはスープ仕立ての若竹煮
福岡合馬の筍 ぷりっぷり





素敵な蓋物にモザイク仕立てのお寿司
春の山菜散らし
一口ごとに溜息

全ての器が、貴重な骨董や作家ものの器
すべて引かれるたびに迅速に洗われ磨かれ棚に戻って行きます
貴重な器なので溜めずに都度丁寧に洗わないと破損に繋がりやすい
勿論、
ALL食洗器は不可なのでスタッフの方の手洗いと言う事になります
高価な器に神経をとがらせてお手入れする
結構な重圧

ほ　「プレッシャー大変でしょうね」
スタッフ「本当大変なんです；」






デザートまで完璧
フキノトウのアイスクリーム
桜餅
お抹茶
お抹茶がこれまた相当美味しくて銘柄お聞きしたら
八女の星野のお抹茶だそう
切れ味の良い苦み＋強い旨味
早速調べて手に入れようと誓ったのでした

久しぶりの外ごはん
お料理は勿論器まで堪能
とても贅沢な時間となりました
ぜひまた伺いたい！


御料理 古川







#日本料理

#福岡グルメ

#作家さんのうつわ

テーマ:**暮らしを楽しむ** - ジャンル:ライフ

1. 2024/03/24(日) 09:30:00|
2. 　　●外ごはん●
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久々に街グルメ記事
先日も書きましたが
インバウンド景気で美味しいお店は国内外からの観光客で満員御礼
行列を見ただけで諦めて
「もう外食は無理なんだよねー」と涙目

よくよく考えてみると
ホテルレストランで食事する外国の方は少ないんですよねー
そりゃそうだ
ワタシだって旅先のホテルレストランで食べた経験はない
今後の観光地での外食はホテルレストランっての穴場かもしれません
この日に行ったのは 日航ホテル福岡のお寿司「銀明翠」
外国のお客さんは見かけませんでした







お通しのあとは
ネタを見ながら美味しいところを刺身で貰うのが定番
クエの刺身と 見切れてしまってますが；右のレモンに乗っているのは鯖のお刺身

九州の料理屋さんでは、鯖の刺身を普通に見かけます
関東、関西の方たちにお勧めすると驚かれることもしばしば
東北の鯖とは違って脂ののりは控えめではあるけれど
さっぱりとしながらも旨みの多い青魚としてお勧めです
お店側もお勧めとして教えてくださることが多いのも鯖だったりします
鯖に関しては獲れたところで味が全然違う
これが鹿児島まで行くと、また違う印象の鯖の刺身に出会えます
九州旅される予定があるなら
ぜひ各県の鯖のお刺身を試してみてください

絵は見切れているのに鯖のお勧め；（ゴメンゴメン）







こちらは鰹
これが相当美味しくて オットも私もおかわりしました
ちょっと甘めの醤油ダレにほんのちょっとだけ香るニンニク風味
とーっても美味しかった～





　


コハダ
鯛
穴子の塩

九州のお寿司屋さんで逆にあまり見かけないのがコハダ
イメージとしては東京湾のお魚だから？
九州では置いてないお寿司屋さんも結構多いです
ワタシも久しぶりに食べた気がします
コハダに生姜って斬新！




　

　　　　　　　　　　　　　

雲丹
大トロ
生姜の角切り
赤だし

後半はちょっと重ためのお魚でお腹も落ち着き
赤だしまでたどり着きました
この日はお店に入る前に
オット「今日は握ってもらうのがメインだからお酒は控え目でいくよ」
くぎを刺されていたので
お酒は熱燗3本のみ
それでも
カウンター席で板さんとお話ししながら
お勧めを頂くお寿司はご機嫌
久々にゆっくりと堪能しました
これからはホテルレストラン探索も悪くないですね



 

テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ

1. 2018/12/14(金) 09:27:13|
2. 　　●外ごはん●
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先週姉夫婦と4人で湯布院に出向いてきました
楽し過ぎて、写真が雑なのをお許しください(-人-)
とても美しい春の湯布院でした

3月の山荘無量塔(さんそうむらた)さんの風景、やっぱり素敵
完璧にデザインされていながらその姿は日常的
薪さえもアートですよね～
春のお花もしっくりと
昨年の秋の風情はこんな感じ→秋の無量塔
季節ごとのどのシーンも胸に残ります



　

　



絶賛発育中のパワフルな植物たち
数秒ごとに増殖してる勢いに圧倒されるよう
日の当たるそこは 植物の青い香り、花の甘い香りが立ちこめています
思い切り深呼吸
パワーを吸いこむ







到着した日は久しぶりに寒い1日でした
湯布院も3℃程度の日中気温
ロビーには暖炉がペチカペチカ(！)してましたよ
今回は2泊
冬着＋春着のお出かけ荷物が大変
大荷物の旅


　

　
 

ロビーから通り抜けて
階段を上がる途中
素敵なBarの入り口
ここはとても貴重なスピーカーがある事でも有名な「Tan's Bar」
食前食後とお世話になりました
サービス月間だったのか
あらゆるアルコール飲料が半額
テンション↑↑↑







1番奥のお部屋「汲」
カメラに収まった写真達では実際のお部屋の良さが全然伝わらなーーーーい
ショック
他のお部屋と違って古民家の移築では無く
とっても近代的なデザイナーズのお部屋
高い天井に天井まで届く大きな窓
窓の外はお風呂までぐるりと囲む苔庭です



　

　


ほ 「こんなお家に住みたいわ～」
ほ「こんなお家で暮らしたいわ～」
ほ「こんな大きな窓憧れる」

オ「で、この窓は誰が掃除してくれるの」
ほ「そよね・・・。」







お風呂三昧の後
Tan's Barで食前酒をいただき
そのままお食事のお部屋へ移動
4人揃ってご馳走を前に、期待膨らむ「わぁ～～」からスタートしました

先付
新玉葱と冠千鳥の燻製サラダ
しっかりスモークされた地鶏とパリパリフレッシュなサラダ
食べる直前にドレッシングを回しかけて頂きます







椀
こうじ 鶯豆腐と蛤の桜香椀

超絶美味しいお椀は無量塔artです
お野菜と椀種から出る風味が出汁と奏でる
全員が一斉に
「美味しい～～～～～～」







向付八寸
関鯖八重造り
黒鮪
独活牛巻き
白魚
蛍烏賊辛子酢味噌
惣芽五色揚げ
他

美味しい美味しい雛壇に見立てた向付八寸
一口サイズの「美味しい」たちが桃の節句をお祝いしてくれました
料理長の心からのお持て成しが心に滲みます







御凌ぎ
玉地墨 鱶鰭

葛餡のかかったムッチリ茶碗蒸し
不思議な触感の茶碗蒸し
もっと根掘り葉掘りお料理の事を聞いておくべきだったのだけど
楽しい宴に聞き忘れ；



 



煮物
紅鱒と香野菜の酒香鍋

紅鱒と鯛で紅白のお魚を酒粕仕立てで仕上げたお鍋
お代わりをぐっと堪えて
次に備えます






揚げ物
才巻海老糂汰揚げ 桜塩 香母酢

春のそら豆を衣に揚げた香り良い海老
桜のお塩とそら豆の香りがとても美味しい
これは自宅でも真似できるかも♪







変鉢
お食事

豊後牛五草諸味焼き
羽釜ごはん
香の物
止椀

この後のデザートはお腹パンパンの為
翌日の朝食後に頂く事になりました
(残念ながら ここでバッテリー切れ 写真撮れず；)


期待を裏切らない 美味しいお料理と
美しい盛りつけ
お料理に負けないこれまた素晴らしい器たち
姉夫婦との合流も相まって
超絶極楽の2日間でした
次回の約束をして旅の終わりとなりました

長い記事最後までお付き合いありがとうございました！
































  　 　 　 　 　 　 　 　＊

テーマ:おいしいお店 - ジャンル:グルメ

1. 2018/03/29(木) 09:30:00|
2. 　　●外ごはん●
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内風呂でのんびりお湯に浸かり
お部屋で冷たいビールを頂いて
夕食の席へ出向きます

お食事のお部屋は個室
音のない静かなテーブル席で始まりました



 

 




ビールを頂きながらワクワクとお品書きを眺めます
ち、、ちょっと達筆すぎて読めません・・・けど、
旅の宴スタートです



 


先付
冠地鶏の燻製サラダ

冠地鶏って初めて出会いましたが
味の濃い肉質のしまったとっても美味しい鶏でした
燻製の具合もよろしく
冷たいお野菜はパリッパリ 温かいお野菜お肉はしっかりと温かく
温冷合わさった上等なサラダ
白バルサミコ酢でまず頂いて
途中春菊のソースをかけていただきました
とっても美味しかった！






メインディッシュか？と思えるほど美味しい椀もの
蕎麦餅を揚げ 青もの香りものと一緒に大根に巻き込んで
生雲丹を乗せてありました
美味しい美味しいお出汁に浸した 揚げ出汁
食べ進むほどに味が完成していく不思議なお料理
語彙の少ない夫婦は、
ただただ「これすごいね～～」
(笑)


 



向付寄せ
お造りと合わせた大皿に仕込んだあれこれ
ぷりっぷりの関鯖と鯛
紅鱒の椿見立て
紅鱒美味しすぎてビックリ
それぞれ添えられた前菜とのバランスもよく
とっても美味しい一皿
熱燗で過ごします
(;ﾟдﾟ)ウマ過ぎる



 


御浚ぎ ←何と読むのでしょうね おさらぎ？？
銀杏餅
これが本当に銀杏の味のする美味しいお餅
作ってみたいなーと思いました



 

 




煮物
真羽太の薄味噌鍋

真羽太と言うお魚も初めて！
脂ののった白身のお魚 クエに似た感じの美味しいお魚でした
薄味の白味噌出汁にたっぷりの柚子胡椒を溶いて
これまたお酒が進むお椀でした



 




揚げ物
鱈場蟹真薯
ここでちょっと濃い味の餡がかかった真薯
先付からずーっと薄味で来ましたが
ここでピッと味の引き締め
むっちり美味しいタラバ蟹の真薯でした



 




炙鉢
五単諸味噌焼き

豊後牛の炙りに美味しい甘味噌と焼き野菜
1人3枚ずつの一皿でした
美味しかった！



 


お食事
羽釜炊きごはん
赤出汁
香の物

素晴らしい炊き加減のご飯が土鍋ごと運ばれましたが
軟弱にも一口だけ
お腹いっぱい(+д+)







御菓子
紅芋アイス
蜜柑シロップ
お煎茶


お食事を目当てに訪ねる宿
優雅にお湯に浸かり
細部まで行き届いたお料理を味わう
なんとも贅沢な時間
シアワセなひと時でした



 




おまけ
朝食画像
驚くことに懐石のように
食べるそばから温かい小鉢が届くお給仕
朝からなんともお姫さま気分です
写真は小鉢焼き物が届く前の絵
ツヤツヤの羽釜ご飯(昨夜の仇討しっかり食べました)
漆器の入れ子には菜のおかずがそれぞれ
夕食も素敵な器ばかりでしたが
朝食も素敵な器揃えでした
音の無い穏やかな宿
落葉と湿った土の香り
美味しい晩餐
なんとも贅沢な時間

長いお食事レポにお付き合いありがとうございました
いつも旅や外ご飯の記録では
少しでも良さが伝わっていたら良いな～と思いながら記事を書いています
ぜひ、皆さまにも九州の温泉を訪れていただきたい
素敵な宿がいっぱいあるのです！

藁灰釉向付・川淵直樹

木地溜内黒蓋付椀・守田漆器

鉄筋麦わら手飯碗・海老ヶ瀬保

雅造汲出・福森雅武・土楽

テーマ:こんなお店行きました - ジャンル:グルメ

1. 2017/11/28(火) 13:20:38|
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週末、湯布院に行ってきました
今回は初めてのお宿
山荘 無量塔さん(さんそう むらた)
お料理で有名なお宿です
湯布院の町中から少し離れて
少し登ったところに佇む山荘
連休だったので町は観光客だらけだらけだらけ！
喧騒を離れ、宿までのドライブで気持ち静かに到着しました

1枚目の写真、正面玄関
まるで江戸時代の峠茶屋のような入口
一休みしたお侍が出てきても違和感ないような(笑)
中々良いお顔をされてますよね～




　

　





フロントのある本館を囲むように12の古民家を移築したコテージになっています
それぞれお部屋は雰囲気が違う作りだそうで
ファンは全てのお部屋を泊まるべくして定期的に訪れるのが楽しみなんだそうです

今回泊まったお部屋は
大正のお金持ち邸と言うイメージ
入口を開けると広めの土間があり
左手ベッドルーム
正面のアンティークな裏障子の先に
見上げる天井の高いリビングがあります




　

　



リビングの障子を開けると苔むす中庭
日差しを浴びて金色に輝く紅葉が1本迎えてくれました
リビングのソファを背中に林に面した和室にはこたつ
夫婦2人で泊まるには勿体ない広さ
トイレも2つあるところを見ると
2世帯家族で滞在できるお部屋のようです



　

　



清潔で端正な洗面所
洗面台も2口あります
洗面台の横の窓を開けると
入浴中休憩できるデッキが中庭に面してあります
お風呂もゆったりと親子で入れそうな大きな湯船に
源泉かけ流し、適温に管理されたお湯が溢れています
シャワーも洗い場も2席

窓を開け放てば中庭
到着してすぐ
ゆーーーくりとお湯に浸かっては休む
優雅な時間を過ごしました

こちら無量塔さんには大浴場はありません
全室中庭につながるゆったりと大きい内風呂が備わっているようです
他のお部屋もやっぱ見てみたいわ～


長くなったので、次の記事で
待望のお食事編となります
また午後に覗きに来てね

テーマ:こんなお店行きました - ジャンル:グルメ

1. 2017/11/28(火) 09:32:01|
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