2010年を振り返る - ライトノベル編
もう2010年も終わりですね! あっという間の1年でした。世間では冬コミの時期ですが、例によって冬は参加しないので、皆が楽しそうにしてるのをTwitterから眺めてようと思います。ぐぬぬ。
冬コミではむんくろ!読本2010(下)に参加してますのでよろしくお願いします。あとコミケ参加する方は自分の分まできよどら!を応援してきてくれればと思います。見に行きたかったなー。
さて本題!
今年は更新頻度が激減したこともあり、ほとんどオススメの作品を紹介できなかったんですが、それでも変わらず漫画もラノベも読んでおりました。
そんな訳で年末恒例のランキングという名のオススメ作品紹介、第1弾はライトノベル。今年は10作品紹介です。

MW文庫は一応ライトノベルじゃないということになっているらしいですが、自分の中ではラノベの延長線上にあるレーベルなのであまり気にせず。表紙買いという表現は適切ではないだろうけど、本屋で一目見て手にとって、あらすじ読んでレジへ持って行った作品。こういう作品好きなのよ……。
突然学校内で、誰かを犠牲にしなければ生き残れない残酷なゲームが始まる――というお話。生贄に志願するか、それとも誰かを生贄に投票するか。時間の経過と共にゲームは違った様相を見せ始め、追い詰められていく生徒たち。一度読み始めると先が気になり最後まで一気に読んでしまいます。下巻で若干失速した感はありますが、それでも面白い作品でした!

今年大ブレイクした作品といえばこの「はがない」。今年は順調にメディアミックスも展開され、5巻の帯には「ジャンプ」との文字がでかでかと躍ってました。いやまあ確かにジャンプだけどね……。
そんな本編は今年も面白く、マンネリするかと思いきや何だかんだで毎回楽しませてもらっています。今年は4巻の「盛り」ネタがすごかったというかブリキクオリティマジぱねぇ。あとはやっぱり5巻で明かされた衝撃的事実。今までありそうでなかった展開だなあと思いました。今なおちゃんと毎回「引き」を作り、読者を飽きさせないようにしているこの作品、来年も楽しみです。

正直に言えば、この作品の1巻を読んだ感想はいまいちだったのですが、それでも追い続けて気がつけばランキングに入れているのは何故だろう……。きっと、主人公に共感してしまったことと、ましろのヒロイン力が理由です。ましろ見てると「さよならピアノソナタ」の真冬を思い出すんだよね。
主人公の周りには稀有な才能を持った人や、目標に向かってひたむきに頑張る人たちがいる。そんな環境にあって主人公もまた「何かがしたい」と思い、周りの人達に並び立とうと奮闘するが……という「天才と凡人」のお話。自分も周りには各方面で活動・活躍する人たちがたくさんいるわけで、主人公に共感してしまいまして。来年はもう少し頑張らないとなあ、と思うのでした。

本来「偽物語(下)」で完結していたはずの化物語シリーズ、アニメの大ヒットを受けてか、続編が始まりました。今年出たのは羽川についてより掘り下げて描かれる「猫物語」と、先日出たばかりの「傾物語」。
月火ちゃんが可愛い「猫物語(黒)」はあのゴールデンウィークの話が語られます。そしてシリーズ初、羽川視点で描かれる「猫物語(白)」はここからセカンドシーズンが始まるぞ、と言わんばかりの面白さ。「傾物語」は想像もつかない方向に話が展開されポカーンとしつつも、何だかんだで「化物語」シリーズだなあと思える面白さでした。来年も4冊の刊行が予定されているようで楽しみ。講談社BOXなのが玉に瑕ですが!(値段的な意味で

今年の電撃の新人は全体的に不作だった感がありますが、この「月光」は面白かったなあと。それは圧倒的なキャラクター力。本編もさることながら、うちのキャラクターはこんなに可愛いんだぜ! とばかりに描写されるそのキャラの魅力にメロメロでした。
しかしまあ、せっかくヒロインが二人いるのに、月森の活躍ばかりが目立ち、宇佐美の活躍が少なかったのは残念というか、続編に期待しろということなんでしょうかね。ワインよりはオレンジジュース派なのです。しかしまあ西沢さんといい、「普通」少女は芯が強くて素敵なヒロインが多いなあ。宇佐美かわいい超かわいい。続編は出るのだろうか……。

皆さんご存知カントク氏による可愛い表紙イラストに惹かれて読んでみたら、内容も面白かったという作品。日々の生活の中では本音と建前を上手く使い分けることが大事ですが、その本音と建前のどちらかしか使えなくなったらどうなるか――この作品はそんなお話。本音、あるいは建前しか使えなくなった主人公やヒロインの掛け合いが実に面白く、けれどちゃんと締めるところは締める、よくまとまった作品だと思います。
ヒロインズも実に可愛くてですね、イラストもその魅力をさらに後押ししています。主人公も非常に個性的なキャラであり(変態的な意味で)、ヒロインとの掛け合いを見ているだけで楽しいです。予想通り続編も出るようで、これからどんな展開になるのか。まずは2巻を楽しみに待ちたいと思います。

今年もキリトさんぱねぇっす! 今年の流行語的に言えば「キリト△!」でしょうか。相変わらずのキリトさんTSUEEEEEEEEっぷりを楽しむこの作品、今年も順調にハーレムメンバーを増やしました。「アクセル・ワールド」も面白いし毎巻楽しんでますが、やっぱり自分はこっち推しかなあ。
リーファもシノンもそうですが、ヒロインの心理描写が丁寧なのでヒロインへの感情移入度が高く、要は新しく出てきたヒロインも皆可愛いんだよ! でもそろそろ正妻であるところのアスナの活躍もまた見たいですね。来年のキリトさんは一体どんなチートっぷりを見せてくれるのか……。

昨年現れた、圧倒的なポテンシャルを持つロリ作品の面白さは今年も健在でした。今年はややバスケ分が足りなかった印象ですが、一度この作品が、そしてこの作品のキャラクターたちが気に入ってしまえば、いわゆるロリきゅーぶ的な話も十分楽しめます。
特に4巻はちゃんとスポコンしている上に、1巻に迫る熱さと面白さがあった巻でした。やっぱりこの作品は面白いよ! と自信を持って言えます。5巻のひなたちゃんの成長話や、6巻のお祭りの話も良かったなあ。とはいえこの作品はやっぱりバスケ。5巻・6巻とバスケがなかった分、来年はスポコン分をしっかり補給させてくれるはず!
□まずは『今』に全力投球。「ロウきゅーぶ!」4巻

突然自らの妄想に支配され、その妄想世界の住人となってしまう疾病「空想病」。空想病の発作が起きると、周りの人をその妄想世界に巻き込んで、厨二病的なやり取りを繰り広げてしまう、そんな空想病患者をヒロインに据えたこの作品。この設定一つで独自の世界観を構築している辺りが凄い。
とにかく設定一本で描かれているラノベなんですが、この空想病という設定の使い方が実に見事。毎巻何かしら「こう来るか……!」という驚きがあり、読者を飽きさせません。構成もしっかりしていて無駄がなく、やや突飛な設定ながらも無理なく世界観に溶けこんでいけるのではないかと。取り組むのは「セカイ系」への新たなアプローチ、読み終わって生まれる言葉はただ「見事」。是非読んでみてほしいなと思います。

読んだ瞬間、今年のベストラノベはこれだと確信した作品。めちゃくちゃ面白かったです。
超常的存在によって突然入れ替わりや欲望解放といった異常事態に巻き込まれてしまった同じ部活の5人が、その感情をぶつけ合い、互いに傷つけあいながらも、それでも絆を深めていく。それぞれが持つ悩みに真摯に向き合って、自分たちにできる解決法を模索していくという、素晴らしい青春モノだと思います。自分のど真ん中ストライクな作品でした。
登場するキャラクターも皆魅力的で、登場するヒロインをみんな好きになる作品なんてそうないですよ。白身魚さんのイラストも素晴らしくて、キャラへの感情移入度がますます高まります。来年はどんなギミックが登場し、それによって5人がどんな日々を送るのか。この騒動の原因たる超常的存在たちの正体に迫ったりするのか。今後の展開が楽しみでなりません。
そんな訳で当ブログの2010年のイチオシライトノベルはコレ。もしまだ読んでない人がいれば、これは必読ですよ!
□ガチで素晴らしい青春ライトノベル「ココロコネクト ヒトランダム」
□ときめき過ぎにご注意を 「ココロコネクト キズランダム」
あ、カコランダムの感想書いてない……。年が明けたら!
来年はここに挙げた作品も含め、もう少し紹介記事を書いていければと思います。毎年こんな感じのこと言っといて結局やらないんだけどね……。今度こそはガンバリマス。
明日は漫画ランキングの予定。昨年は書き上がる前に年が明けてやる気なくしてアップされずじまいだったので、今年はしっかり書きます(未来形)
□2009年を振り返る ~ライトノベル編~
□2008年を振り返る ~ライトノベル編~
冬コミではむんくろ!読本2010(下)に参加してますのでよろしくお願いします。あとコミケ参加する方は自分の分まできよどら!を応援してきてくれればと思います。見に行きたかったなー。
さて本題!
今年は更新頻度が激減したこともあり、ほとんどオススメの作品を紹介できなかったんですが、それでも変わらず漫画もラノベも読んでおりました。
そんな訳で年末恒例のランキングという名のオススメ作品紹介、第1弾はライトノベル。今年は10作品紹介です。
10位:「生贄のジレンマ」



MW文庫は一応ライトノベルじゃないということになっているらしいですが、自分の中ではラノベの延長線上にあるレーベルなのであまり気にせず。表紙買いという表現は適切ではないだろうけど、本屋で一目見て手にとって、あらすじ読んでレジへ持って行った作品。こういう作品好きなのよ……。
突然学校内で、誰かを犠牲にしなければ生き残れない残酷なゲームが始まる――というお話。生贄に志願するか、それとも誰かを生贄に投票するか。時間の経過と共にゲームは違った様相を見せ始め、追い詰められていく生徒たち。一度読み始めると先が気になり最後まで一気に読んでしまいます。下巻で若干失速した感はありますが、それでも面白い作品でした!
9位:「僕は友達が少ない」



今年大ブレイクした作品といえばこの「はがない」。今年は順調にメディアミックスも展開され、5巻の帯には「ジャンプ」との文字がでかでかと躍ってました。いやまあ確かにジャンプだけどね……。
そんな本編は今年も面白く、マンネリするかと思いきや何だかんだで毎回楽しませてもらっています。今年は4巻の「盛り」ネタがすごかったというかブリキクオリティマジぱねぇ。あとはやっぱり5巻で明かされた衝撃的事実。今までありそうでなかった展開だなあと思いました。今なおちゃんと毎回「引き」を作り、読者を飽きさせないようにしているこの作品、来年も楽しみです。
8位:「さくら荘のペットな彼女」



正直に言えば、この作品の1巻を読んだ感想はいまいちだったのですが、それでも追い続けて気がつけばランキングに入れているのは何故だろう……。きっと、主人公に共感してしまったことと、ましろのヒロイン力が理由です。ましろ見てると「さよならピアノソナタ」の真冬を思い出すんだよね。
主人公の周りには稀有な才能を持った人や、目標に向かってひたむきに頑張る人たちがいる。そんな環境にあって主人公もまた「何かがしたい」と思い、周りの人達に並び立とうと奮闘するが……という「天才と凡人」のお話。自分も周りには各方面で活動・活躍する人たちがたくさんいるわけで、主人公に共感してしまいまして。来年はもう少し頑張らないとなあ、と思うのでした。
7位:「猫物語」「傾物語」



本来「偽物語(下)」で完結していたはずの化物語シリーズ、アニメの大ヒットを受けてか、続編が始まりました。今年出たのは羽川についてより掘り下げて描かれる「猫物語」と、先日出たばかりの「傾物語」。
月火ちゃんが可愛い「猫物語(黒)」はあのゴールデンウィークの話が語られます。そしてシリーズ初、羽川視点で描かれる「猫物語(白)」はここからセカンドシーズンが始まるぞ、と言わんばかりの面白さ。「傾物語」は想像もつかない方向に話が展開されポカーンとしつつも、何だかんだで「化物語」シリーズだなあと思える面白さでした。来年も4冊の刊行が予定されているようで楽しみ。講談社BOXなのが玉に瑕ですが!(値段的な意味で
6位:「月光」

今年の電撃の新人は全体的に不作だった感がありますが、この「月光」は面白かったなあと。それは圧倒的なキャラクター力。本編もさることながら、うちのキャラクターはこんなに可愛いんだぜ! とばかりに描写されるそのキャラの魅力にメロメロでした。
しかしまあ、せっかくヒロインが二人いるのに、月森の活躍ばかりが目立ち、宇佐美の活躍が少なかったのは残念というか、続編に期待しろということなんでしょうかね。ワインよりはオレンジジュース派なのです。しかしまあ西沢さんといい、「普通」少女は芯が強くて素敵なヒロインが多いなあ。宇佐美かわいい超かわいい。続編は出るのだろうか……。
5位:「変態王子と笑わない猫。」

皆さんご存知カントク氏による可愛い表紙イラストに惹かれて読んでみたら、内容も面白かったという作品。日々の生活の中では本音と建前を上手く使い分けることが大事ですが、その本音と建前のどちらかしか使えなくなったらどうなるか――この作品はそんなお話。本音、あるいは建前しか使えなくなった主人公やヒロインの掛け合いが実に面白く、けれどちゃんと締めるところは締める、よくまとまった作品だと思います。
ヒロインズも実に可愛くてですね、イラストもその魅力をさらに後押ししています。主人公も非常に個性的なキャラであり(変態的な意味で)、ヒロインとの掛け合いを見ているだけで楽しいです。予想通り続編も出るようで、これからどんな展開になるのか。まずは2巻を楽しみに待ちたいと思います。
4位:「ソードアート・オンライン」



今年もキリトさんぱねぇっす! 今年の流行語的に言えば「キリト△!」でしょうか。相変わらずのキリトさんTSUEEEEEEEEっぷりを楽しむこの作品、今年も順調にハーレムメンバーを増やしました。「アクセル・ワールド」も面白いし毎巻楽しんでますが、やっぱり自分はこっち推しかなあ。
リーファもシノンもそうですが、ヒロインの心理描写が丁寧なのでヒロインへの感情移入度が高く、要は新しく出てきたヒロインも皆可愛いんだよ! でもそろそろ正妻であるところのアスナの活躍もまた見たいですね。来年のキリトさんは一体どんなチートっぷりを見せてくれるのか……。
3位:「ロウきゅーぶ!」



昨年現れた、圧倒的なポテンシャルを持つロリ作品の面白さは今年も健在でした。今年はややバスケ分が足りなかった印象ですが、一度この作品が、そしてこの作品のキャラクターたちが気に入ってしまえば、いわゆるロリきゅーぶ的な話も十分楽しめます。
特に4巻はちゃんとスポコンしている上に、1巻に迫る熱さと面白さがあった巻でした。やっぱりこの作品は面白いよ! と自信を持って言えます。5巻のひなたちゃんの成長話や、6巻のお祭りの話も良かったなあ。とはいえこの作品はやっぱりバスケ。5巻・6巻とバスケがなかった分、来年はスポコン分をしっかり補給させてくれるはず!
□まずは『今』に全力投球。「ロウきゅーぶ!」4巻
2位:「空色パンデミック」



突然自らの妄想に支配され、その妄想世界の住人となってしまう疾病「空想病」。空想病の発作が起きると、周りの人をその妄想世界に巻き込んで、厨二病的なやり取りを繰り広げてしまう、そんな空想病患者をヒロインに据えたこの作品。この設定一つで独自の世界観を構築している辺りが凄い。
とにかく設定一本で描かれているラノベなんですが、この空想病という設定の使い方が実に見事。毎巻何かしら「こう来るか……!」という驚きがあり、読者を飽きさせません。構成もしっかりしていて無駄がなく、やや突飛な設定ながらも無理なく世界観に溶けこんでいけるのではないかと。取り組むのは「セカイ系」への新たなアプローチ、読み終わって生まれる言葉はただ「見事」。是非読んでみてほしいなと思います。
1位:「ココロコネクト」



読んだ瞬間、今年のベストラノベはこれだと確信した作品。めちゃくちゃ面白かったです。
超常的存在によって突然入れ替わりや欲望解放といった異常事態に巻き込まれてしまった同じ部活の5人が、その感情をぶつけ合い、互いに傷つけあいながらも、それでも絆を深めていく。それぞれが持つ悩みに真摯に向き合って、自分たちにできる解決法を模索していくという、素晴らしい青春モノだと思います。自分のど真ん中ストライクな作品でした。
登場するキャラクターも皆魅力的で、登場するヒロインをみんな好きになる作品なんてそうないですよ。白身魚さんのイラストも素晴らしくて、キャラへの感情移入度がますます高まります。来年はどんなギミックが登場し、それによって5人がどんな日々を送るのか。この騒動の原因たる超常的存在たちの正体に迫ったりするのか。今後の展開が楽しみでなりません。
そんな訳で当ブログの2010年のイチオシライトノベルはコレ。もしまだ読んでない人がいれば、これは必読ですよ!
□ガチで素晴らしい青春ライトノベル「ココロコネクト ヒトランダム」
□ときめき過ぎにご注意を 「ココロコネクト キズランダム」
あ、カコランダムの感想書いてない……。年が明けたら!
来年はここに挙げた作品も含め、もう少し紹介記事を書いていければと思います。毎年こんな感じのこと言っといて結局やらないんだけどね……。今度こそはガンバリマス。
明日は漫画ランキングの予定。昨年は書き上がる前に年が明けてやる気なくしてアップされずじまいだったので、今年はしっかり書きます(未来形)
□2009年を振り返る ~ライトノベル編~
□2008年を振り返る ~ライトノベル編~
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