2010年を振り返る - 漫画編
今年最後の記事は2年ぶりの漫画ランキング。
昨年はランキングだけ作って解説を書く前に力尽きてしまったので、今年はなんとか……。来年はもう少しちゃんと感想記事も書いていきたいですね。口だけにならないよう頑張りたいところ。
煩悩寺と名付けられた部屋に集まり、日夜酒を飲み交わしている小沢さんと小山田くんのニヤニヤラブコメ。出会いからしてインパクトのあるこの二人、何と言うか物凄く不器用なんだけど、それでも互いに少しずつ惹かれ合っていくあたりが凄く良いなあ。
煩悩寺はとても居心地が良さそうでいいなあと思いながらニヤニヤしつつ読んでおります。こういう関係いいよね。居心地のいい時間を共有していたらいつの間にか、みたいな感じが。1巻後半の展開にはもうニヤニヤが止まらんってもんですよ。続きが早く読みたいぜ!
ハヤテファンにはおなじみ、畑先生の元アシスタントである高田先生によるバンドマンガ「ハレドラ」。ライブシーンの重低音響く力強さや、小雨の歌を雨粒として表現するなど、音楽表現が実に上手いなと。ラノベ「さよならピアノソナタ」しかり、「音」をちゃんと表現できている作品は大好きです。
話自体もテンポよく進みますし、ラブコメとしても面白い。ちゃんと一話一話前進してるのが分かるのって大事だと思うんですよ。女キャラもどんどん可愛くなってきてますし、これからも応援していきたいと思います。
上で紹介した「煩悩寺」も凄くニヤニヤでしたが、しかし2010年のベストニヤニヤ賞はこちらに贈りたい! 初めてのお付き合い、略して「はつきあい」。付き合い始めのカップルの初々しさ、恥ずかしくてむず痒くて、それでもラブラブなカップルを見てニヤニヤが止まらない!
色々なカップルの話をオムニバス形式で描いているこの作品ですが、既に登場したキャラと一緒のWデートだったりと、色々なところで繋がっているのがまた良いですね。既に出たキャラも新キャラも交えて、2011年も良いニヤニヤが出来ることを期待しております。
修学旅行編が実に素晴らしかった「SKET DANCE」。ボッスンとヒメコが入れ替わってそこにサーヤが、というだけならまだしも、その状態でトイレやら風呂やらまで踏み込む作品を、ジャンプで見ることができるとは……。グッジョブと言いたい。凄く良いものを見せていただきました。
そしてラブコメとしても実に面白く、特に今年のサーヤの可愛さは半端なかったですね! 最近ジャンプが楽しみな理由のひとつになっているこの作品、来年も楽しみです。
今更プッシュせずとも十分人気だろうけど、それでもプッシュせずにはいられない「プラナス・ガール」。絆ちゃんのあまりの可愛さに、この作品をランキングに入れずにはいられんというものです。
3巻ではデート話が面白かったというか、二人のラブラブっぷりに嫉妬せざるをえない! あとは男子生徒用の制服を着た絆に対する違和感。未だに性別が確定していない絆ですが、某作品みたいな「美少女にしか見えないのなら、そいつは本当に美少女」な展開はあるのだろうか……。
相変わらず面白かった禁書目録スピンオフ・超電磁砲。今年は原作3巻部分を美琴視点で掘り下げて描いているわけですが、とにかく面白く、そして上手い。漫画としての表現力が凄いなと改めて思います。
特に「アイテム」の面々――フレンダやむぎのんとのバトルは実に面白かった! 特に原作では色々と不遇なフレンダが美琴と迫力のバトルを繰り広げるのは原作ファンとしても嬉しいし美琴の強さが見れてとても面白い。レベル5なんだから、相手を圧倒するような強さを見せる展開もあってしかるべきだと思うのです。そして上条△! これからも楽しみですよ!
堂々の完結を迎えた「惑星のさみだれ」。非常に高い密度で展開されてきたこの作品ですが、最後は綺麗にまとめ、妥当なところに着地しました。後日談的なエピソードも豊富に含まれていてファンとしては嬉しい限り。そのエピローグを読んだ時には感動してしまいました。
成長するとはどういうことか、大人になるとはどういうことか。そういったことを物語の中に盛り込んだ上で、それでもちゃんとエンターテイメントとして面白くしている傑作だと思います。まだ読んでいない方がいれば是非。
一気に話題をかっさらっていき、今年大ブレイクした作品。絵なども含めまだ荒削りな感はありますが、それすらもこの漫画に「迫力」として取り込まれている気がします。とにかく「読ませる」んだよなあ、この作品。まだまだ謎が多いこの世界観にぐいぐい引きこんでくる。
突如人々の前に再び出現した巨人は、さながら「マブラヴオルタネイティヴ」のBETAのような圧倒的な絶望の象徴。それでもそこに希望を見出し抗い続ける人々。何が起こるか分からない、それがこの漫画の面白さ。話題になるのも分かるなあ。今後も目が離せません!
今年サンデーを読むのが楽しみだった理由の1つ。アニメ化もなされ、話題沸騰中の「神知る」です。今まで通りの「女子を攻略→駆け魂捕獲」の流れにマンネリを感じていた頃に新たに始まった「女神編」が実に面白い!
今まで出てきた女子を再攻略するというのは展開としても新鮮ですし、好きだった攻略済みヒロインたちが再登場し活躍するというのはファンとしても嬉しい限り。ちゃんと読者を飽きさせないように色々と仕掛けてくるその姿勢は素晴らしいと思います。来年も楽しみです。
今年の1位はやっぱりコレでしょう。散りばめられた伏線などをしっかり回収しつつ、最後までしっかりと面白く纏め上げた「鋼の錬金術師」。引き伸ばすことなく綺麗に完結してくれたのが何より嬉しい。ホムンクルスたちとの戦いの果てにエドとアルが見出した「真理」。ウィンリィとのラブでコメる展開も含めて最後まで面白い作品でした。
アニメ第1期を見てこの漫画を知り嵌ったのはだいぶ前のことだと思うんですが、それからも一切面白さ衰えず、勢いに乗ったまま綺麗に終わったこの作品は素晴らしき傑作だと言えるでしょう。時間を見つけてもう一度最初から読み返したいなと思います。
そんな訳で今年の漫画ランキングでした。いやまあ何というかメジャーどころばかりだな我ながら。まあメジャーになるだけあって面白いということで。入れなかった作品の中にも紹介したい作品はあるんですが、それは来年感想記事という形で書ければいいな、と。
ラノベランキングも更新済みですので、よろしければこちらもどうぞ。
今年も1年ありがとうございました。2011年はもう少し頑張って更新したいと思ってますので、来年もよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を。
□2008年を振り返る ~漫画編~
昨年はランキングだけ作って解説を書く前に力尽きてしまったので、今年はなんとか……。来年はもう少しちゃんと感想記事も書いていきたいですね。口だけにならないよう頑張りたいところ。
10位:「煩悩寺」
煩悩寺と名付けられた部屋に集まり、日夜酒を飲み交わしている小沢さんと小山田くんのニヤニヤラブコメ。出会いからしてインパクトのあるこの二人、何と言うか物凄く不器用なんだけど、それでも互いに少しずつ惹かれ合っていくあたりが凄く良いなあ。
煩悩寺はとても居心地が良さそうでいいなあと思いながらニヤニヤしつつ読んでおります。こういう関係いいよね。居心地のいい時間を共有していたらいつの間にか、みたいな感じが。1巻後半の展開にはもうニヤニヤが止まらんってもんですよ。続きが早く読みたいぜ!
9位:「ハレルヤオーバードライブ!」
ハヤテファンにはおなじみ、畑先生の元アシスタントである高田先生によるバンドマンガ「ハレドラ」。ライブシーンの重低音響く力強さや、小雨の歌を雨粒として表現するなど、音楽表現が実に上手いなと。ラノベ「さよならピアノソナタ」しかり、「音」をちゃんと表現できている作品は大好きです。
話自体もテンポよく進みますし、ラブコメとしても面白い。ちゃんと一話一話前進してるのが分かるのって大事だと思うんですよ。女キャラもどんどん可愛くなってきてますし、これからも応援していきたいと思います。
8位:「はつきあい」
上で紹介した「煩悩寺」も凄くニヤニヤでしたが、しかし2010年のベストニヤニヤ賞はこちらに贈りたい! 初めてのお付き合い、略して「はつきあい」。付き合い始めのカップルの初々しさ、恥ずかしくてむず痒くて、それでもラブラブなカップルを見てニヤニヤが止まらない!
色々なカップルの話をオムニバス形式で描いているこの作品ですが、既に登場したキャラと一緒のWデートだったりと、色々なところで繋がっているのがまた良いですね。既に出たキャラも新キャラも交えて、2011年も良いニヤニヤが出来ることを期待しております。
7位:「SKET DANCE」
修学旅行編が実に素晴らしかった「SKET DANCE」。ボッスンとヒメコが入れ替わってそこにサーヤが、というだけならまだしも、その状態でトイレやら風呂やらまで踏み込む作品を、ジャンプで見ることができるとは……。グッジョブと言いたい。凄く良いものを見せていただきました。
そしてラブコメとしても実に面白く、特に今年のサーヤの可愛さは半端なかったですね! 最近ジャンプが楽しみな理由のひとつになっているこの作品、来年も楽しみです。
6位:「プラナス・ガール」
今更プッシュせずとも十分人気だろうけど、それでもプッシュせずにはいられない「プラナス・ガール」。絆ちゃんのあまりの可愛さに、この作品をランキングに入れずにはいられんというものです。
3巻ではデート話が面白かったというか、二人のラブラブっぷりに嫉妬せざるをえない! あとは男子生徒用の制服を着た絆に対する違和感。未だに性別が確定していない絆ですが、某作品みたいな「美少女にしか見えないのなら、そいつは本当に美少女」な展開はあるのだろうか……。
5位:「とある科学の超電磁砲」
相変わらず面白かった禁書目録スピンオフ・超電磁砲。今年は原作3巻部分を美琴視点で掘り下げて描いているわけですが、とにかく面白く、そして上手い。漫画としての表現力が凄いなと改めて思います。
特に「アイテム」の面々――フレンダやむぎのんとのバトルは実に面白かった! 特に原作では色々と不遇なフレンダが美琴と迫力のバトルを繰り広げるのは原作ファンとしても嬉しいし美琴の強さが見れてとても面白い。レベル5なんだから、相手を圧倒するような強さを見せる展開もあってしかるべきだと思うのです。そして上条△! これからも楽しみですよ!
4位:「惑星のさみだれ」
堂々の完結を迎えた「惑星のさみだれ」。非常に高い密度で展開されてきたこの作品ですが、最後は綺麗にまとめ、妥当なところに着地しました。後日談的なエピソードも豊富に含まれていてファンとしては嬉しい限り。そのエピローグを読んだ時には感動してしまいました。
成長するとはどういうことか、大人になるとはどういうことか。そういったことを物語の中に盛り込んだ上で、それでもちゃんとエンターテイメントとして面白くしている傑作だと思います。まだ読んでいない方がいれば是非。
3位:「進撃の巨人」
一気に話題をかっさらっていき、今年大ブレイクした作品。絵なども含めまだ荒削りな感はありますが、それすらもこの漫画に「迫力」として取り込まれている気がします。とにかく「読ませる」んだよなあ、この作品。まだまだ謎が多いこの世界観にぐいぐい引きこんでくる。
突如人々の前に再び出現した巨人は、さながら「マブラヴオルタネイティヴ」のBETAのような圧倒的な絶望の象徴。それでもそこに希望を見出し抗い続ける人々。何が起こるか分からない、それがこの漫画の面白さ。話題になるのも分かるなあ。今後も目が離せません!
2位:「神のみぞ知るセカイ」
今年サンデーを読むのが楽しみだった理由の1つ。アニメ化もなされ、話題沸騰中の「神知る」です。今まで通りの「女子を攻略→駆け魂捕獲」の流れにマンネリを感じていた頃に新たに始まった「女神編」が実に面白い!
今まで出てきた女子を再攻略するというのは展開としても新鮮ですし、好きだった攻略済みヒロインたちが再登場し活躍するというのはファンとしても嬉しい限り。ちゃんと読者を飽きさせないように色々と仕掛けてくるその姿勢は素晴らしいと思います。来年も楽しみです。
1位:「鋼の錬金術師」
今年の1位はやっぱりコレでしょう。散りばめられた伏線などをしっかり回収しつつ、最後までしっかりと面白く纏め上げた「鋼の錬金術師」。引き伸ばすことなく綺麗に完結してくれたのが何より嬉しい。ホムンクルスたちとの戦いの果てにエドとアルが見出した「真理」。ウィンリィとのラブでコメる展開も含めて最後まで面白い作品でした。
アニメ第1期を見てこの漫画を知り嵌ったのはだいぶ前のことだと思うんですが、それからも一切面白さ衰えず、勢いに乗ったまま綺麗に終わったこの作品は素晴らしき傑作だと言えるでしょう。時間を見つけてもう一度最初から読み返したいなと思います。
そんな訳で今年の漫画ランキングでした。いやまあ何というかメジャーどころばかりだな我ながら。まあメジャーになるだけあって面白いということで。入れなかった作品の中にも紹介したい作品はあるんですが、それは来年感想記事という形で書ければいいな、と。
ラノベランキングも更新済みですので、よろしければこちらもどうぞ。
今年も1年ありがとうございました。2011年はもう少し頑張って更新したいと思ってますので、来年もよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を。
□2008年を振り返る ~漫画編~
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