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Author:人生まだまだ
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世情に憤懣やるかたないのか、ストレス発散の暴走

昨日の雨で水たまりの出来た道を歩いている時だった。向かいからかなりスピードを出した車が走って来た。私の姿を確認して、少しはスピードを落とすのかと思いきや、そのままの速さで、水溜りの泥をはね上げ、さらにエンジン音を大きく上げて、走り去った。泥水を頭からかぶってしまった。瞬間の出来事だったので、何も出来ずに、去っていく車を睨めているばかりだった。落ち着いていたら、手に持ったカメラで車を撮影出来たのにとか、バックナンバーを記憶するとか、後の祭りだった。コロナウイルスの影響で、ひょっとすると、職を失い、友だちとも歓談できず、ワクチンも打てず、その上、やけ酒も飲めない青年だったのか、そんな想像をしながら、怒りの気持ちが、同情の気持ちに傾きかけたが、いや、私は聖人ではない。喜怒哀楽を持ち合わせた人間だ。常識を外した行動は許せない。こんな田舎町に暮らす青年が行った行動から察するに、ここだけの問題ではない。全国に広げて行ったら、現在の世情に怒り、ストレス解消のスポーツ観戦、コンサートなどで、大声を上げるのも制限されている青年たちの憤懣は、いかばかりなのだろうと、恐ろしささえ覚える。総合公園の葦の茂る修景池で、オオヨシキリが、辺りの静寂を破って、ギョギョシーと鳴いていた。鳴き声を聞いているうちに、何か怒りが込みあがって来て、一緒にギョギョシーと吠えた。


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降りしきる雨の中、ホタルに宿を貸しているのかフクロ草

降りしきる雨の中、R296を歩いて行く。すれ違う自動車の跳ね上げる泥水を避けるため、その度に差している傘を傾けていた。特に、雨の日のドライバーの運転は、まるで、雨の中に歩いている方が悪いと言うように、日頃と比べて乱暴運転のように感じる。総合公園まで来て、園内にはいるとホッと溜息が出た。雨に濡れ、ひと際緑を増している芝生広場は、人気のない事に安心したムクドリたちの独擅場、賑やかな朝食会が始まっていた。広場の中ほどまで来ると、天気の良い日には、テニスコートから、勢い良く弾む球の音や、賑やかな話声が聞えて来るのだが、今朝は、ムクドリの元気の良い鳴き声と、木の葉から落ちて来る、傘を叩く雨音が聞こえるだけで、周りの静寂に飲み込まれそうだった。雨をなるべく避けながら木々の繁る林の中を歩いていると、足元に咲く、ホタルブクロ、オカトラノオ、チダケサシ、ドクダミなど、雨に洗われて生き生きとした色を見せていた。四阿で、雨音を聞きながら、景色を眺め、ひと時を過ごして帰宅した。

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お母さんの後に続け

農家の庭で、色とりどりに咲き分けるように植えてある、見事なダリアに目を奪われながら、高崎川に架かる橋の袂までやって来ると、賑やかな鳥の鳴き声がした。歩く速度を落として、今度は忍び足で橋を渡り出すと、突然鳴声が止まった。鳴き声が聞こえて来たのは、川下だったので、橋上から覗き込むと、なんと、母ガモが小ガモと隊列を組んで川下へ向かっていた。早速カメラを構えて、ファインダーを覗き込むと、可愛い子ガモが六羽、母カモの後をついて、さらに川下へ向かって移動していく。30mほど下った淀みの場所で止まった。子ガモは、私の存在など一向に気にせず、羽をつくろうもの、水中に首を入れたり出したりするもの、小さな羽を広げて羽ばたきを見せているもの、テンデン勝手な動作を見せていた。その反面、母カモは、六羽の子ガモの行動にハラハラした思いで、首を左右に振りながら周りを警戒して、気が気ではないと言った様子を見せていた。そんな様子など、カメラを通して眺めながら楽しんでいると、数羽のカラスが、威圧的な鳴き声を発して飛んで来た。母ガモは、あわてて子ガモを、近くの草むらに連れ込みながら、姿を消し去った。

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初めて出会った植物たちと、今年も咲いたヤマホトトギス

今月は、初めて見る三種類の植物に出会う事が出来て嬉しかった。三種類とも、総合公園の中である。ほとんど毎日のように歩いている場所なのに、灯台下暗しというか、足元で育つものたちを見落としてしまっていたのだった。まずは、オオバノトンボソウ『大葉の蜻蛉草』である。花の形が、トンボに似ていて、トンボソウより葉が大きいので、その名が付いた。花序『花が茎に付く並び方』に、15、6個の緑色の小さな花を付けていた。次に、サジガンクビソウ『匙雁首草』である。葉の形がサジ『匙』に似て、茎の先にキセル『煙管、喫煙具』のような形の花を付ける事からその名が付いた。あまり日向を好まず、木陰を好むようだ。次は、ウマノミツバ『馬の三つ葉』である。普通の三つ葉は食用になるが、葉が三つに分かれている所は食用になる三つ葉に似ているが、この植物は食べられないので、馬に食わせる程度のものだと言うところから、無責任な名前が付けられていた。茎は直立し、よく枝分かれして 、その先端に集合した小さな白い花を付ける。この植物は、木陰の湿った場所を好んでいる。以上の三種類の植物と出会うことが出来た。自生環境保護のため場所は公開しない事にする。人も、華やかなステージで活躍している人ばかりが目立ち、人知れずコツコツとひたむきに努力している人もいる。その人が目立たなくても満足しているのなら、幸せであろう。


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梅雨の貴重な晴れ間、丘に登って、初夏の眺望を楽しむ

台風5号が発生したが、いまのところ上陸することは無いと言うが、段々北上するに連れて、梅雨前線を日本列島に向かって押し上げて、太平洋側にある地方に大雨を降らす気配があると、注意予報が出ていたが、今朝は、貴重な梅雨の晴れ間となった。しかし、湿度が高く蒸し暑い日になった。モクモクとその姿を大きくして行く入道雲を背景に、色とりどりに咲くアジサイは、雨の季節にはとても似合う花である。花の色と花付が、ムラサキシキブ『紫式部』の実に似ているところからハナシキブ『花式部』と呼ばれている花を団地の花壇で見つけた。この花は、紫色ばかりではなく、白、ピンク、青色の種類もある。今朝は、天気が良かったので、久しぶりに丘に登り、緑の景色の広がる一大パノラマを遠望した。ここまで歩いて来た、湿度の高い平地とは違って、丘へ吹きあがって来て、胸元にあたる涼しい微風は心地よく、強い陽射しにあえいできたので、生き返る思いがした。いつまでも、この場所から動きたくなかった。


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六所神社へ詣でると、真榊が地面いっぱいに落ちていた。

六所神社まで続く、雨で湿った竹林のジメジメした坂道を上って行く。森閑とした中で、時々笹の葉から落ちてくるしずくの下草を叩く音が響く。道端を埋め尽くす程ドクダミが生えている場所があり、雨に濡れた白い花が光り、際立って見えた。神社の入り口に着くと、脱帽し、二礼二拍一拝とお参りをして、境内に入る。賽銭箱の置かれている前に、マサカキ『真榊』があり、地面いっぱい埋め尽くすほど花を散らしていた。すでに花の時期は終わりを告げていて、わずかな花が枝に残っていた。神社から戻る道で、タケニグサ『竹似草』の花が咲いていた。日本の在来種のタケニグサの語源は、秋に落葉した後に残った種の様子が竹の姿に似ているとか、竹と一緒に煮ると、竹が柔らかくなって加工しやすい所からと言うが、実行した人がいて、タケは柔らかくならなかったという事で、どちらも疑わしい語源のように感じる。帰り、総合公園に寄ったが、芝生広場には、人影はなく、ひっそりと静まり返っていた。

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梅雨の晴れ間、ちょっと嬉しくなる気分の朝

貴重な梅雨の晴れ間、不順な天候続きの中で、ちょっと嬉しくなる。しかし、湿度が高いので、少し歩いただけで、額や胸元から汗が流れる。歩いて行く先に、オレンジ色の花が見えた。緑色の世界の中で、一段と華やかさを放っていたのは、ノウゼンカツラ『凌霄花』だった。中国原産のこの花は、平安時代に渡来した。『凌霄花』と難しい名前の花のようだが、意味は空を凌ぐ花と言って、何かに絡み付き高い所によじ登るところからその名が付いたようだ。赤い色の花に目を引かれていたのだが、今度は、早苗がすくすくと育っている緑の世界の田んぼの中で、ポツン、ポツンと白色の爽やかな感じのする花を咲かせていたのは、オモダカ『面高』だった。面白い名前は、人の顔に似た葉を高く伸ばしている様子が、面高に見えたと言うが、ひいき目に見ても、名前に結びつかなかった。今朝は、紅白の花に出会うなどと、何か良い事がありそうで、嬉しい気持だった。今朝は、二度目のワクチン接種。

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薄暗い竹林の中を、妖麗な姿で、フワフワと飛ぶハグロトンボ

ハグロトンボ『羽黒蜻蛉』が歩く足元から飛び立った。普通のトンボのように素早く飛翔したりせず、蝶のようにヒラヒラと飛んで行く。行先を目で追って行くと、カラムシの葉に止まった。そして、何を意味しているのか、二度、三度、羽を開閉した動作を見せて、こちらの気を引いた。そして、その動作をやめると、四枚の翅を重ねてジッとしたまま動かなくなったので、スマホを構えて、傍に近づいて行くと、危険を察知したのか、翅を開きヒラヒラと飛び去って行った。歩いて行く道端の所々で、明るいオレンジ色のヤブカンゾウ『藪萱草』が咲いていた。中国原産のユリ科の植物で、別名ワスレグサ『忘れ草』と呼ばれている。そして、この花は、三倍体で『染色体の関係であるようだが、よく理解できない』結実せず、球根の移植で繁殖すると言う。道端で同じように見かけられる、ワスレナグサ『勿忘草』は、呼び名が似ているため、良く間違う人がいるが、全く違った植物である。


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食べるとエゴいので、エゴノキと言うそうだ。名前の付け方も、すごくエゴイ気がする。

青空がちょこっと覗く、貴重な梅雨の晴れ間、順調に育っている早苗が、遥か向こうの丘陵の麓まで青々と広がっていた。歩いて行く途中で、ある農家の庭先で、赤オレンジ色のザクロの花が目に入った。湿っぽい景色の中で唯一明るさを放っていた。丘陵に沿った農道に、五月の上旬の頃、沢山の白い花を枝から吊り下げて、下向きに咲いていたエゴノキだったが、現在、枝からたくさんの白い卵型の実をぶら下げて居た。この実を食べると、たいへん『えぐい』ので、エゴノキの名称になったと言う。人が食べるとえぐいのだが、この実を好んで食べる鳥、『ヤマガラ』がいた。ヤマガラは、野鳥の中でもあまり人に対して警戒心が少なく、観察しやすい鳥である。エゴの実を食べに来ても、その場で食べずに、実をくわえて飛び去って行くので、どうしてかと調べてみると、餌の無くなる冬場に備えて、地面や木の根元に隠しているのだと言うことが分かった。鳥ばかりではなく、エゾリスなど、動物でもそのような行動をするものもいる。エゴノキにとっては、鳥によって種が遠くまで運ばれ、生育地を増やせる利点があった。


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自然からの贈り物を、いろいろ楽しめる季節。

自然の贈り物をいろいろ楽しめる季節である。まず、梅、さくらんぼ、ビワ、ヤマモモ、コウゾ、クワなど木になる果実や、真竹、淡竹などのタケノコ、苗代イチゴ、苦イチゴ、ブラックベリー、ブルーベリーなどのイチゴ類などがある。タケノコを除き、熟した果実は、それぞれ違った個性的な甘味と酸味を持ち合わせ、舌を楽しませてくれる。山桃は、種が大きく、種の周りに付いた果肉は少ないため、歯で削ぐようにして食べる。また、弱るのも早く、朝に摘んだものは、夕刻には色がくすんでしまう。ビワは、房州ビワのように立派なビワではないので、大きめのものは生食で、あとはジャムにして食べた。変わったものは、紙の原料となるコウゾの木の実である。ちょっと桑の実に似ていて、果実は、甘いのだがぬめりがある。黄イチゴは、終わってしまったが、ニガイチゴは盛りで、ナワシロイチゴは、やっと熟し始めた所だった。そして、ブラックベリー、やブルーベリーは、花を終え、果実は、まだ緑色であり、熟すまでにはもう少し時間が掛かりそうだった。肥沃な畑では、とうもろこしが実を付け、サトイモの苗が植えられ、ビニールハウスでは、西瓜が花を咲かせている間から、テニスボール位の小さな実を付けているのが見えた。


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