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Author:人生まだまだ
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仲秋の名月を迎える。

昨夜は、仲秋の名月の日に満月となり、何年かに一度しかないという現象のようで、報道関係が騒ぎ立てるものですから、普段関心を示さない人でも、昨日の今朝は、知り合いに会うたび、『今日は仲秋の名月ですね、見られると良いですね。』が、朝の挨拶になっていた。俄か信仰者の私でも、ウォーキングをしながら、ヤマグリ『山栗』を拾ったり、ナス、サツマイモ、昔懐かしいマクワウリ『甜瓜』などを採って来て、供え物とした。所で、肝心な月はどうしたかと言えば、空全体が雲に覆われた状態で、所々雲の切れ間が出来、一瞬、雲間から姿をあらわしたり、隠れたりの、繰り返しをしていたが、午後9時頃には、雲の中に完全に姿を隠してしまった。その間、シャッターチャンスを気長に構えていたが、瞬間的な速さで、現れ、そして雲間に隠れる様子をカメラに納めるのは、至難の業だった。友人からLINEが入り、上手く撮れた月の写真を数枚送って来た。その写真に添えられた言葉があった。次に満月と、仲秋の名月とが重なるのは7年後なので、私にとっては今回が最後の見納めになるかもしれないなどと言ってきた。寂しいものだ、その部分を人差し指で、スマホの画面から、飛ばした。

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未知の世界、キノコの国に、足を踏み入れた。

今、林の中を歩くと、森の妖精などと呼ばれているキノコ『茸』が、可愛い顔を覗かせている。大小、色様々な姿で、歩く人の目を誘う。そもそもきのこ『茸』と何だろう。学術的には、菌類が胞子をつくる時に形成する菌糸の集合体で、大型のものを『きのこ』と言うが、こんなことを言っても、素人の私たちにはピンとこない。大雑把に、シイタケや、松茸のように、傘状の足の生えている形のしたものとしか分からない。まあ、それはそうとして、キノコの一つ一つを見ていると、ワクワクするほど興味が湧く。文献によると、日本で知られているキノコは、2500種ほどで、300種が食用とされ、そして知られた毒キノコは、200種で、そのうちの20種が死に至るほどの毒キノコと言われている。ウォーキングを始めて今年の11月で10年になるが、その間、様々なキノコを見て来たが、ただキノコとしか見て来なかったが、何故か、この所、急に興味がわいた。しかし、食べたいと言う食欲はわかない。どれが食べられ、どれが毒茸か分からないので。それだけに、一夜で姿を消すような菌類相手は手強いぞ。慌てず、じっくりと取り組んで行きたい。人知れず生まれ、人知れず姿を消して行くキノコがあると思えば、マツタケのように高い評価を受けて、貴重に扱われるキノコがある。どの世界でも、差別化が存在している。すべてが地球上の生き物なのにね。

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真っ赤に燃えて咲いていた彼岸花、秋風に揺れて、今はほてりを残す姿になっていた。

朝晩の涼しさの間に挟まれた、暑い昼間の状態は、季節のサンドイッチと呼んでやろう。夏から秋へと移り変わろうとしている、自然の交代を感じさせる、この頃の気候は、動植物にも顕著に現れて来ていた。夏草が後退している間から、秋の七草と呼ばれている、萩、ススキ、クズなどが目立ち始めていた。秋彼岸を告げるように現れて、墓参りに訪れる人々を迎えるように飾り立て、咲き誇っていた彼岸花『曼殊沙華』は、まだ、野山の所々を熾火のように赤く染めていたが、その勢いは弱く、暖かな火照りの様に見えた。そして、涼やかに風に揺れ、まるで手を振って別れを告げている様に思われた。花は、終焉を迎えていた。今朝は、そんな彼岸花の様子を追ってみた。今では、振り返って眺める人もなくなった、道端に咲く様子、稲刈りの終わったヒツジダ『穭田』の畦に咲く様子、彼岸のお墓参りの後、入口のお地蔵様の足元に、置き忘れられたように咲く様子など、今年、しっかりと咲き誇った証拠写真をパチリ。

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今年は猛暑の影響なのか、ヤマホトトギスの花があまり見当たらない。

昨年は、林の中を歩いていると、良く目についたヤマホトトギス『山杜鵑草』が、どうした訳か、なかなか見つからない。今年の猛暑続きの気候の影響があったのかもしれない。総合公園の杉林の斜面でも毎年見られるので、帰り道に寄ってみることにした。公園に続く丘陵に挟まれた谷津田は、一昨日、まで金色に実っていた稲で埋まっていたのに、すっかり刈られていて、稲株を残して清々とした景色に早変わりしていた。早速、公園の目指す場所までやって来たが、かやはり目立つところにはなく、草を掻き分けて、やっと2,3株小さなヤマホトトギスと出会う事が出来た。名前の由来は、山地に咲くホトトギスと言う事で、『ヤマホトトギス』と呼ばれ、さらに、ホトトギスの名が付いているのは、斑点模様の花弁が、ホトトギス『鳥』の腹部の模様と似ているのでその名が付けられたと言う。団地の入り口まで帰ってくると、花壇を作っている人がいて、その花壇の中に、秋の七草のひとつに数えられる、オミナエシ『女郎花』の黄色い花が咲いていた。女郎花の由来は、『おみな』は女で、美しい女を指している。『えし』は、その女を圧倒していると言う意味で、女性の美しさが負けてしまうほど、美しい花と言う意味だそうだ。改めて見たが、人間の女性は、歳と共に、それぞれ個性のある変化をしていくが、女郎花は、毎年咲いても、いつも変わらぬ、美しさがある。

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夏の終わり、妖麗な姿で、受粉させてくれる虫を待つ、カラスウリの花

自然界は、夏草が姿を消して行く季節を迎えていた。夏の夕暮れ時、外灯に虫たちが群がる頃、人知れず開花し始めるカラスウリ『烏瓜』の花は、フリルの付いた白いドレスを身に纏い、妖麗な姿で誘惑し、受粉させてくれるパートナーを待ち続ける。昼間だと、蝶や昆虫が沢山活動するので、パートナーには困らず、選り取り見取りだから、昼に咲く花たちは幸せだとぼやくカラスウリは、奥の手を身に着けたのだった。しかし、夜に活動する虫は蛾ばかり、しかしパートナーも白いドレスに相応しい、タキシード姿で現れるスズメ蛾達だった。そんな夏に開催される夜会は終わりを告げていた。今朝は、夜会に間に合わずに開花した花は項垂れていた。町の馬橋と呼ばれている地区のある場所に群生する、ツリフネソウ『釣舟草』が、満開で見頃になっていた。帰り道、すでに旬の時を終えて、忘れ去られたように、木に残されたイチヂク『無花果』の実が、いくつか残されていた。食べてみると、ねっとりとした果肉は、残りの夏をギュッと詰め込んだ甘さが残っていて美味しかった。

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えっ、これが、テイカカズラ『定家葛』の果実なのか。

日頃、花を愛でることはあっても、なかなかその花の果実を知る機会がない事が多い。たとえば、コブシ『辛夷』の花は、良く知られているが、花からコブシと言う名前を想像することは難しく、果実を見て初めて、その形が、手の握りこぶしに似ている事から、はじめて認識する。コブシは日本原産で、コブシに似たモクレン『木蓮』、ハクモクレン『白木蓮』は、中国原産である。花の色は、コブシとハクモクレンは白色で、モクレンは紫色なので見分けが付く。また、同じ白色のコブシとハクモクレンの違いは、咲く時期がハクモクレンの方が早く、後を追うようにしてコブシが咲く。また、コブシの花びらは全開するが、ハクモクレンは半開きである。さらに、果実が、花からとても想像できない植物がある。私も初めて見た時は、信じられない気持ちだった。その植物は、テイカカズラ『定家葛』だ。この植物は、キョウチクトウ科のつる性の有毒植物であり、白いプロペラ状の花を咲かせ、時間が経つにつれて、花は淡黄色になる。そして、ジャスミンに似た香りを放つ。果実は、紫色の細長い豆のような形をして、二股に分かれて垂れ下がる。花の数はとても多いのだが、実になる数は少ない様に感じた。花から、なかなか実の姿から想像できない植物である。

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猛暑が続いていたが、彼岸を忘れていなかった、ヒガンバナ『彼岸花』

暖房していた部屋の窓を開けた時のように、暖かい空気が抜けて、冷たい空気が入れ替わって入って来たように、今日は涼しい朝を迎えた。先日、植物の体内時計の話をしたのだが、まさに、それを証明するような植物、ヒガンバナ『彼岸花』が突然現れた。今年は、猛暑で彼岸花も秋彼岸を迎える前に咲き出すだろうと言っていたのだか、やはり、例年通り秋彼岸の暦を知っていたように、一日の遅れも無く彼岸入りに咲き始めた。中国大陸を原産地とする彼岸花は帰化植物で、別名マンジュシャゲ『曼殊沙華』とも呼ばれる。『曼殊沙華』とは、梵語で、『葉に先立って、赤花を咲かせる』と言うようだ。確かに、秋の彼岸の頃、茎の先に反り返った赤い花を咲かせる。そして花が終わると葉が伸びて、翌年の初夏の頃に枯れる。また、有毒植物であり、人為的に、水田の畦や墓に植えられていた。その効用は、水田では、ネズミやモグラなどが、ミミズや虫を捕るために畦に穴をあけられ、水漏れを起こすのを防ぐため、墓は、昔、土葬だったため死体を動物に荒らされないために植えられたようだった。彼岸花の写真を撮っていた時、足元に咲く白いツユクサの花を見つけた。本来、白いツユクサと呼ばれているものは、『トキワツユクサ』であり、見つけた白いツユクサは、水色の露草の変種として扱われている。

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秋、スズメバチは子育ての真っ最中、いちばん狂暴になっている時期なので、気を付けよう。

総合公園の中を歩いている時だった。耳元にブーンと羽音を立てて、飛び回った虫がいた。すぐにスズメバチと分かったので、急いでその場から速足で逃げた。この季節、スズメバチの巣は一番大きくなり、巣の中に1000匹以上のハチがいるという。知らずに、巣に近づいて襲われる事故が多いという。なぜこの季節に狂暴になるのかと言うと、巣の中にいる子どもを守るためだと言う。そうかと言って、何処に巣があるのか分からないので、どうしたらいいのかと言うと、人工的な匂いに敏感なので、香水、化粧品、整髪料を付けて出かけないこと、服装は、黒色やそれに近い色を避ける。何故か、一説に、黒色は、蜂の天敵である、クマ『熊』と間違えられるからだと言う。また、猛暑の時は、スズメバチの行動はさらに活発になり、狂暴化すると言うので、今年は特に注意したい。公園の各所に立てられた、立て看板にも蜂とマムシ注意が書かれている。マムシと言えば、数年前までは、ウォーキングで、必ず出くわすことがあったが、昨年からは、一度も出会った事はなかった。現在、千葉県では、マムシは絶滅危惧種に指定されていた。

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ツリフネソウ『釣船草』が咲き始めた。

人間は、暑い、暑いと言って、今年は季節が狂っている、これも温暖化現象の影響なのだろうか、などとぼやく声を、この夏何度聞いたことだろうか。そこへ行くと、植物たちは凄い。体内時計は狂う事なく、今年も三日と狂わずにツリフネソウ『釣舟草』の花が咲いた。茎の先端に赤紫色の横長の花が釣り下がるように咲く姿を、帆掛け船に似ていると言って、釣舟草と呼んだと言う。他に、ツリフネソウの花には、赤紫色のほか、黄色や、滅多に見られない白などがある。今朝は、しとしと降る雨に気温も下がり、歩いていても涼しく感じた。ツリフネソウの咲いている近くで、セイタカアワダチソウに絡んで、ヤブマメ『薮豆』の花が咲いていた。ヤブマメは日本原産のつる性植物で全国の林や薮で見られ、蔓には毛が生えていて、周りのものに巻き付いて成長する。花は、蝶形花といって、蝶の形に似た花で、白を基調にして先端が紫色に染まっている。先日紹介したツルマメとよく間違えられるのだが、両者ともマメ科だが、ヤブマメはヤブマメ属で、ツルマメは、ダイズ族で、大豆の原種と言われている。また、花が終わったクズ『葛』の蔓に、枝豆を細く長く伸ばした様な実が、沢山ぶら下っていた。

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猛暑の中でも、体内時計が狂わず、咲く時期を忘れなかったツリフネソウ『釣船草』

人間は、暑い、暑いと言って、今年は季節が狂っている、これも温暖化現象の影響なのだろうか、などとぼやく声を、この夏何度聞いたことだろうか。そこへ行くと、植物たちは凄い。体内時計は狂う事なく、今年も三日と狂わずにツリフネソウ『釣舟草』の花が咲いた。茎の先端に赤紫色の横長の花が釣り下がるように咲く姿を、帆掛け船に似ていると言って、釣舟草と呼んだと言う。他に、ツリフネソウの花には、赤紫色のほか、黄色や、滅多に見られない白などがある。今朝は、しとしと降る雨に気温も下がり、歩いていても涼しく感じた。ツリフネソウの咲いている近くで、セイタカアワダチソウに絡んで、ヤブマメ『薮豆』の花が咲いていた。ヤブマメは日本原産のつる性植物で全国の林や薮で見られ、蔓には毛が生えていて、周りのものに巻き付いて成長する。花は、蝶形花といって、蝶の形に似た花で、白を基調にして先端が紫色に染まっている。先日紹介したツルマメとよく間違えられるのだが、両者ともマメ科だが、ヤブマメはヤブマメ属で、ツルマメは、ダイズ族で、大豆の原種と言われている。また、花が終わったクズ『葛』の蔓に、枝豆を細く長く伸ばした様な実が、沢山ぶら下っていた。

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