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Author:人生まだまだ
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海外から渡来した植物は、派手な色の花が多く、種類も沢山ある。日本に自生する植物を守ろう。

日本に自生する植物の花は、日本の気候風土に合った、落ち着いて、淡い色のものが多く、原色に近い派手な色のものは少ない。それに比べ、外国から渡ってきた西洋花は、種類も多く、原色に近い派手な色の花が多く見られる。そのために、団地の家々の庭で突然見た事のない花に出会い、興味本位で撮影していて、その家の人に怪しまれ、怒られたり、犬にほえられたりしてドキドキすることもあった。しかし、そんな事にもめげずに続けている。早速その成果だが、私が初めて見た花二種類。エンダイブ『キクヂシャ』と呼ばれる薄紫色した花を見つけた。緑の葉はサラダとして食され、少し硬くなった葉は、炒め物などにして食されている。もう一つは、タマザキクサフジ『玉咲草藤』と言う植物だ。ヨーロッパを原産地とするこの草は、延びた茎に、カラスノエンドウに似た葉を付け、薄紅色をしたレンゲのような形の花を咲かせていた。酒々井のハーブガーデンでも見られるモナルダは、北アメリカが原産地で、いい香りがするハーブとして人気がある。花の形が、赤い花は、松明の炎に似ている所から、タイマツバナと呼び、香りがベルガモットオレンジに似ている所から、『ベルガモット』とも呼ばれている。畑の隅にタチアオイ『立葵』が植えられていて、綺麗なピンクの花を咲かせていた。

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フワリフワリと、日陰の中を、怪しげに飛ぶハグロトンボ

蝶のようにヒラヒラと舞うように、足元から飛び立ったのは、ハグロトンボ『羽黒蜻蛉』だった。そして、飛び立った直ぐ先の露草に止まった。止まるとすぐに蝶のように立てた四枚の羽を、大きく開くと、すぐに四枚の羽を重ねて閉じた。2,3度同じ動作を繰り返すと、また、ヒラヒラと飛び立って、今度はヤブマオの葉に止まり、同じ動作を繰り返していた。総合公園の少し木々の陰になった場所に、チダケサシ『乳茸刺』の花が咲いている。面白い名前の花だ。傷をつけると乳液を出す茸『乳茸』を採ると、この草に刺して持ち帰った所から、この乳茸を刺した草をチダケサシと呼んだ。しかし、残念ながら、酒々井町ではまだ乳茸は見つけていない。従って食べたことも無かった。ウォーキングコースのある場所に、何でこんなところに生えているのだと目を疑う植物がある。それは、インドハマユウ『印度浜木綿』である。浜木綿は名前の通り、海辺の海岸に咲くものだと思っているので、不思議に感じたのだ。それも寒い冬を越し、毎年その場所で花を咲かせているので驚きだった。芝生の間から顔を出したネジバナ『捩花』が、可愛いピンクの花を咲かせていた。

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大きく育ったカルガモの子どもたち

高崎川の堤を歩いていると、6月5日の朝に出会ったカルガモの親子に再び出会った。子ガモたちの成長は早く、羽の色も母ガモに似て、体も大きく育っていた。五羽の子ガモたちは、一羽も欠けることなく無事であった。自然は何時も優しい顔ばかりは見せていない。イタチに襲われることもあるし、ノスリや、サシバ、トビなどの猛禽類などにも襲われることもある。子ガモと一緒にいる父カモの姿は、一度も見かけなかった。鳥の世界でも母は苦労している。この先も無事で巣立って欲しいと願う。また、しばらく歩いて行くと、川の淀みに草や木々の枝などが溜まった中から、亀が現れた。ミドリカメか、クサガメかと思っていたら、『スッボン』だった。高崎川には、金タライくらいの大きさもあるスッポンもいる。地元の人の話では、かつて上流にスッポンの養殖場があり、ある台風によって崩壊し、飼っていたスッポンが高崎川に流されてしまったと言う。今姿が見られるのは、その時の子孫であろう。歩いて行く先の畦に、アオサギとダイサギが、仲良く並んで話をしているように見えた。2023.06.27

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ハンゲショウ『半夏生』の花が咲き、葉の色が白くなってきたと言う、T植物博士の家を訪ねた。

ウォーキングの帰り、先日、植物博士のTさんから、ハンゲショウ『半夏生』が色付き始めたと聞いていたので、連絡を取ってTサンの家を訪ねた。Tさんの家の庭には、楽しくなるほど、いろいろな花が植えられていて、あちこちの花に目を引かれた。ハンゲショウはちょうど見頃で、花が咲いている元の葉だけが、白く化粧をしたように変色する、変わった植物である。そして、花が終わると、ほかの葉と同じように緑の葉になるという、なんとも奇妙な植物である。ハンゲショウと良く似た名前のハンゲ『半夏』と呼ぶカラスビシャク『烏柄杓』は、花の形がウラシマソウに似ていて、ハンゲショウと同じ時期に花が咲くため混同しやすく、また、根茎は、乾燥させて『半夏』と呼ぶ薬草になっている。家に入いる所の垣根に、ツキヌキニントウ『突抜忍冬』の花が咲いていた。花にいちばん近い二枚の葉が、引っ付いて一枚になり、その真ん中を突き抜ける様に茎が伸びて花を咲かせる所からその名が付いたと言う。一枚の葉が白くなっている、ハンゲショウと良く似たコンロンカ『崑崙花』と呼ばれる木があった。別名『ハンカチの木』とも呼ばれていた。名前の由来は、白いがく片が、中国の『崑崙山』に降り積もる雪になぞられてコンロンカと呼ばれたと言う。いろいろ季節の花々が楽しめる、素敵な庭だった。

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甘酸っぱいナワシロイチゴ『苗代苺』、自然の恵みをひと口味わう。

野道を歩いていると、道に赤く色づいたナワシロイチゴ『苗代苺』が、踏みつぶしてしまうほど実っていた。苗代の頃赤い実が熟すので、ナワシロイチゴと呼ばれていたようだが、実際には、すでに田植えが終わり、稲はすくすくと伸びて30cm位になっていて、一か月くらいの差があった。これも温暖化現象の影響だろうか。ざらざらした種が多く生食用には、向かないと言うが、実際食べてみると、種の舌触りは悪いが、私は種も一緒に食べてしまうので、あまり気にならない。甘酸っぱくてとても美味しいイチゴだ。また、蔓が地面を這って歩いて行く道を塞いでしまうほど、ガガイモ『蘿藦・鏡芋』が蔓延っていた。ちょうど今頃から花を咲かせる。イモ『芋』と言っても、根ではなく、実の形がイモに似ている所から、そして、やがて果実が実り、割れた実の内側が鏡のように光るので、カガミ芋と呼び、これが訛って、ガガイモになったと言う。歩いていて、面白い木を見つけた。葉の上に実をつけているハナイカダ『花筏』と呼ぶ木である。名前の由来は、葉の真ん中に花をつける様子が、葉を筏に見立てて、花は船頭が乗っているように見える所からその名が付いたと言われている。食べた事はないが、枝先に付く若芽は、山菜として食用になるという。おひたしや、和え物にしたり、また、生のまま炒めたり、天ぷらにしてたべる。特に、天ぷらが美味いと言うので、来年は、試してみようと思う。

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酒々井ハーブガーデン開園30周年記念講演会を開く

私の所属する、特定非営利活動法人『ハーブの丘』は、本日、酒々井ハーブガーデン開園30周年記念講演会を、コミュニティプラザ多目的ホールで開催した。講師は、ハーブを日本の食文化に根付かせた第一人者の、食文化研究、並びにハーブ・オリーブ研究家『北村光世』氏の講演でした。開会にあたり、斎藤理事長の挨拶に続き、当日参加してくれた小坂町長の挨拶があった。引き続き、開園以来30年に亘り、ハーブガーデンの園長・アドバイザーとして貢献して来た酒瀬川氏より、『ハーブガーデン30年の歩み』をプロジェクター使用して、スクリーンに写真を投影しながら行った解説は好評だった。1939年京都で誕生した北村光世氏は、19歳の時、アメリカに留学し、スペイン語を学ぶと同時に、世界各国の料理と出会い、当時まだ日本では知られていない食文化に魅せられ、帰国後、自宅でハーブを育て始め、さらにはオリーブオイルにも関心を持ち、独自の食の啓発活動を、著書の出版や講演等で広めて来た人だった。会場の関係で100名の制限をしたが、それを超える人たちで会場いっぱいに埋め尽くした、講演に参加した聴衆は、北村先生の『今こそハーブを毎日の生活に』のテーマで行った、わかりやすいお話と、実際にハーブオイルを使用して行った試食会などで大好評だった。そして、二時間ほどの北村光世氏による講演会は、惜しみない拍手の中で終了した。

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初夏の妖精、ジャコウアゲハ『麝香揚羽』に誘われて、林の中の神秘な場所へと踏みゆく。

野原を歩いていると、目の前を飛び回る蝶や、ちょっと草の陰から顔を出した昆虫などが目に付く。いつも、鳥や草花を追いかけていると、ともすれば、何時も見ている、もっと身近なものを、意外と見落としてしまっている。決して関心が無いという訳ではないのだが、いつでも見られると言う安心感がそうさせているのかもしれない。写真を撮った後で、クロアゲハ『黒揚羽』かと思っていると、ジャコウアゲハ『麝香揚羽』だったり、キタテハ『黄立翅』だと思ったら、翅の裏を見たら、Ⅽマークの付いたシータテハ『Ⅽ立翅』だと気づいて、いい加減さを『反省』した。ナミアゲハだ、サシガメだ、カミキリだと言っても、沢山の種類が存在する。もっとよく観察しなければいけないと、しょぼくれている私に、ケロケロと、アマガエルに笑われた。

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流れの中に、なにを見つめているのか、オシドリの番

高碕川の上流から流されて来た流木が、淀みに溜まり、ゴミ状態になったその上に止まっている鳥が見えた。カルガモかなと思って、カメラのファインダーを覗きながら、望遠を伸ばして行って、見えたのはオシドリのつがいだった。獲物を狙っているのか、二羽とも流れを見つめたままジッとして動かず、固まったままの状態だった。2,3分のことだったが、ファインダーを覗く目が疲れてしまい、数枚の写真を撮り、その後の動きをとらえることを諦めて、その場を後にした。林に入って行くと、頭上から賑やかな鳴き声が聞こえてきた。数十羽の鳥の群れが、木々の間を飛び回り、若葉に付いた虫を食べているのだろう。カメラで動き回る鳥を追っていると、群れは、メジロ、エナガ、シジュウカラの混成部隊だった。カメラを覗いていて、偶然にも、エナガのつがいが目に入り、その瞬間、シャッターが切れて、動き回ってジッとすることが無い、エナガの番の写真が、幸運にも撮る事が出来た。他に、ホオジロや、まだ口元が黄色い雀の幼鳥、葦のテッペンで甲高く囀るオオヨシキリの写真も撮れた。

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ガーデニングが流行り、輸入されてくる、見た事のない花が、あちこちで出会い驚く。

ガーデニングが流行り、色々輸入されてくる植物のなかには、初めて見るものが時々あった。最近目に付くのは、輸入されてきた植物が、野生化して帰化植物になり、見たことも無い花が何でこんなところに咲いているのかと目を疑う事もあった。種が風に運ばれたもの、鳥に果実が食べられ糞に混じって運ばれたもの、人の衣服に付着して運ばれたものなど、思いつくのだが、日本の気候に適応して増えて行く外来植物の中には、日本に自生する植物を席巻してしまい、元々そこにあった植物と交配して、新しい種を作り、何とか『もどき』とか呼ばれる、新種が生れて行く。日本に元々自生する植物は、その地に対する適応性と繁殖力の強い帰化植物に対抗できず、滅んでしまうのではないかと不安である。現在、NHKの朝ドラ『らんまん』と言う番組が放映されているが、この主人公は、日本の植物分類学者として有名な、牧野富太郎博士の伝記を物語にしているもので、ウォーキングから帰って来て、昼飯時に放映されているのを毎日見ている。しかし、根底には実際のものを筋書きとしているのだろうが、まだ、熱中してみるほどの内容にはなってなかった。

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町を一望する、気持が清々として、元気が出る。

ノウゼンカズラ『凌霄花』の赤色の花を見ていると、更に暑さを感じる朝になった。中国原産で、平安時代に渡って来たと言われる、漢名の『凌霄花』は、『霄そら』を凌ぐ花の意味で、高い所によじ登ることにより命名されたと言う。子供の頃、この花に毒があるので触るなと言われたが、実際は無毒である。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるところからその名が付けられたと言うオカトラノウ『丘虎の尾』が咲き始めた。白い小さな花を茎の先に総状に付けて、下の部分から上に向かって咲いて行く。酒々井町の一番高い丘の上から町を眼下に眺められる場所がある。勝手に入ってはいけない場所なのだが、早朝なので、人に出会う事なくちょっと失礼していた。ここからの眺めを見ていると、広大な景色に気持ちが大きくなり、元気が湧き、やる気が起こるので、時々訪れる場所だった。

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