ハグロトンボ『羽黒蜻蛉』が歩く足元から飛び立った。普通のトンボのように素早く飛翔したりせず、蝶のようにヒラヒラと飛んで行く。行先を目で追って行くと、カラムシの葉に止まった。そして、何を意味しているのか、二度、三度、羽を開閉した動作を見せて、こちらの気を引いた。そして、その動作をやめると、四枚の翅を重ねてジッとしたまま動かなくなったので、スマホを構えて、傍に近づいて行くと、危険を察知したのか、翅を開きヒラヒラと飛び去って行った。歩いて行く道端の所々で、明るいオレンジ色のヤブカンゾウ『藪萱草』が咲いていた。中国原産のユリ科の植物で、別名ワスレグサ『忘れ草』と呼ばれている。そして、この花は、三倍体で『染色体の関係であるようだが、よく理解できない』結実せず、球根の移植で繁殖すると言う。道端で同じように見かけられる、ワスレナグサ『勿忘草』は、呼び名が似ているため、良く間違う人がいるが、全く違った植物である。
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