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Author:人生まだまだ
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暖かい日差しあふれる小春日和の小道を行く



ケヤキの木々が、青空に向かって、大きく手を広げた枝先は、小春日和の、温かい日差しを受けて、オレンジ色の紅葉に輝いていた。丘陵の頂に出来た、落ち葉の降り積もった、林に沿って続く、曲がりくねった小道を行く。昨夜の雨に濡れた、よく耕された、肥沃の畑から、勢い良く、水蒸気が立ち昇り、広がって、森の中へ流れ、吸い込まれていく。森に目を投じると、緑色の常緑樹の間で、燃え立つモミジが、晩秋のフィナーレを飾っていた。日一日と、近づいてくる、冬の足音が、聞こえてくるような、気がする。







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お互い引き立て役の二人

晩秋のほてりのような暖かさ、赤と黄色の鮮やかなコントラスト。どちらも素敵な色合いだが、モミジだけでも、イチョウだけでも、主役にはなれない。二人がいて、二人以上の相乗効果を表している。一人でいるのも疎外感が無くて、いいかもしれないが、そっと寄り添える人がいたら、二倍も楽しくなれそうだ






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夜明け前

空が白み始めた夜明け前、筆は、パレットに、薄い水色の絵の具を溶かし、キャンバスに描かれた、空に浮かぶ雲や、
山並みを、水色に染めて行った。川面から、うっすらと立ち昇る霧は,亡霊のように、ゆらゆらと揺れていた。頬に感じる空気は、すっきりとしていたが、さほど冷たく感じなかった。呼吸をするたびに、都会で吸い込んで、肺房に付いた汚れを、新鮮な空気が、洗浄してくれている気がする。川の流れの音も聞こえないほど、静寂な世界は、私の足音さえも食べてしまった。




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ウワー、久し振りの爆発だ”。

丘陵の上に昇ってきた太陽と言うより、上空から落ちて来て、爆発したという表現の方が、ピッタリの日の出を迎えた。久しぶりに拝む太陽を見ると、気持ちが明るくなり、心まで豊かに感じる。何か良いことがありそうな夜明け、一日幸せで暮らせそうな気分だ。


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冷たい雨に気持ちも曇る。

暗闇の中、雨音だけが聞こえる。アァー雨か。雨具を付けながら、気持ちが曇る。ガッツ、そんな気持ちじゃ続かない。
と、思って外へ出たものの、ヒャー冷たい雨、ここまで来たら、後に引けない。歩きだして、体が温まってくると、いつもの調子が出てきた。坂道を下り始めると、上ってくる自動車のヘッドライトが眩しいので、傘で光を遮って歩いていると、今度は、進む先が見えなくなり、閉口した。手袋をしていたが、傘を持つ手の方が濡れ、雨の冷たさが伝わってきた。AM6:20を過ぎる頃、雨のカーテンが開き、ぼんやりと景色が見え始めた。雨で霞んだ丘陵の麓に点在する電灯と、農家の明かりが、滲んで見えた。そして、目の前の、田んぼに残る、稲の刈り株だけが、白く浮き上がっていた。時々吹き付ける風に乗った雨が、舞い上がり、顔を直撃し、差している傘を煽り、いじめられた。しかし、負けてはいられない“朝のアルキマン”でした。

強調文






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照らす

明りに誘われて、虫たちが集まる。集まってきた虫たちを、人間は、害虫として駆除している。虫たちからしたら、この上もなく、理不尽なことだというだろう。明りで誘っておいて、だまし討ちを食らう。人間の世界でも、同じようなことが、たくさんある。甘い言葉で、誘われて、その気になっていたら、裸にされていた。しかし、そのくらいならまだましだ。現代は、殺されかねない。虫と同じ世界になってきたようだ。くわばら、くわばら。







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東屋から秋の妖精を見た。

冬景色になった風景の中に、たった一本のもみじが、忘れ去られたように、生えていた。東屋から見ていると、まるで秋の妖精が、過ぎ去っていく季節を惜しみ、姿をあらわしたように思われた。





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柔らかな朝日が当たる小春日和

柔らかな朝日が当たる小春日和。すっかり実を落としてしまった柿の木は、朝の寒さに鳥肌が立ったような木肌を見せる。熟し柿を求めて、飛び来たムクドリの群れは、期待はずれにギャー、ギャーわめき立てて、飛び去った。ふたたび静寂を取り戻した荒地では、朝日を受け、枯れ草に降りた露から立ち昇る湯気が、差し込む光に映えて白く輝いていた。



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朝霧に煙る

薄墨を流したような景色が、ぼんやりと浮かぶ。振り向かれもせず、忘れ去られていた、手前の枯れすすきが、今朝は主役、後ろにかすむ景色を、引き立たせている。見過ごされ、目に映っているものでも、目を見張ると、とっても素敵に見えるものがある。あなたの身の回りを、じっくりと見直したら、きっと、素敵な発見があるかもしれない。








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杉林の間から太陽が現れた。

朝を作り出すのは、太陽だと思っていたら、違っていた。空、川、大地、風、鳥たち、草花、いや、みんな違う。それでは、一体何なんだろう。それは、自分たち、みんなの心の感じるままのイメージ、つまり、こうした条件がそろった時に、朝だと決定づけることだから、今日は、朝が無かったという表現も出来るはずだ。今日は、はっきりと朝を感じている。






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