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Author:人生まだまだ
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林の中で、耳をすませば、鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。

林の中の小道を歩いて行く。ちょっと立ち止まって、耳を澄ますと、小鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。姿が見えなくても、最近では、鳴き声で判断することが出来るようになった。残り少なくなった熟し柿に群がっていたのは、メジロ、チーチ―と忙しなく鳴きながら実を啄んでいた。メジロを追い払うようにやって来たのは、ヒヨドリだった。メジロから柿を横取りして、我が物顔で、ヒーヨ、ヒーヨと鳴いている。ヤマガラもやって来た。木の実など食べ物が残り少なくなった季節、あちこちで食べ物の奪い合いが始まっていた。ビィビィビィと鳴きながら、柿の実を啄んでいた。木のテッペンからツーピーツーピーと鳴き声が聞こえてきた。この鳴き声は、シジュウカラだった。また近くで、ギィーギィーと鳴いてコンコンコンと音を立てているのは、キツツキの仲間の、コゲラだった。音のする方に目を凝らすと、枯れ枝に止まって、しきりとドラミングをしている姿が見えた。キョキョキョと鳴き声を上げて、落ち葉をかき回す音を立てているのは、シロハラだった。この鳥は、日本に越冬するためにやって来た渡り鳥だ。林の中は、賑やかだった。

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冬の高崎川の魅力探しに堤を歩く。

冬の高崎川の魅力探しに出かけた。毎日同じ道を通っていて、何とも感じないものが、視点を変えただけで、えっこんなものがあった、ここってこんな所だったかなと、発見することがある。日の出から、時間の経過で上昇する太陽の高さからの陽射しの当たる範囲が広がるにつれて、高崎川が顔を出す。すると鏡のように輝いた水面に、青空の色が映し出され、さらに太陽の眩しく光り輝いた姿が写り、川の中にも太陽が出た。ざわざわ騒ぎ立てていた瀬の流れで、跳ね上がる水しぶきに陽射しが当たり、光り輝く玉になって弾き飛んだ。川の途中に一カ所だけ、川に張り出した田んぼから続く排水口があり、一部が川にせり出した場所があった。土手の上に枯れススキが倒れ、そこを降りて行くと、せり出した場所までたどり着けそうだったので、降りて行ったのだが、ススキの上に付いた霜に足が滑って、危うく川にはまりそうになり、心臓が高鳴った。そんな思いをしたのだが、あえて懲りずに頑張って、張り出した場所まで恐る恐る下りて行き、たどり着けた。まるで川面を渡る忍者になった気分、カメラを構えて、川上に向かってシャッターを切った。

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高碕川に、嘴が白く目が赤い黒い体の渡り鳥、オオバンがやって来た。

ウォーキングの知人から、高崎川にオオバン『大鷭』が来ているよとの情報が入ったので、水辺の鳥は、今どうしているか高崎川の堤を歩いて訪ねてみた。なるべく音を立てずに堤を歩いて行くのだが、枯草を踏む音がして、中々音を立てずに歩くのは難しかった。それでも、歩いていく約10m先にいる、数羽のオオバンを目撃した。早速カメラの望遠を伸ばして覗いてみると、水中に潜って水草を獲って食べているのが見えた。オオバンは、シベリアや朝鮮半島で繁殖し、冬季になると越冬のために日本にやって来る渡り鳥で、体全体は黒く、赤い瞳と白い嘴『クチバシ』が特徴の鳥である。同じく渡り鳥にバン『鷭』がいる。オオバンは、クチバシが白いのが特徴だが、バンは目先や喉が赤い。そして、バンの体長は、鳩くらいで35cm位に対して、オオバンは、40cm位あり、バンより大きいので、オオバンの名前が付いたようである。また、ラッキーな事に、オオバンの撮影に夢中になっていると、カワセミが飛んで来て、目の前の小枝に止まった。バッチリ撮影に成功する。

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今日は久しぶりの雨になると言う。いまにも降って来そうな、どんよりとした曇り空。

晴天続きの日も、今日は久しぶりに雨になると、天気予報が報じられていた。そして、この後は、また晴天続きとなるというので、今日の雨は、草木にとっても、野菜作りの農家にとっても、恵みの雨と言えるだろう。いつも通り、墨の交差点から脇道に入り、坂を下って来ると、昨年新築された石段も真新しい泉光院に拝礼し、さらに下って行くと、坂に沿って作られている排水溝から、アオジ『青鵐』が飛び出して来た。ピョンピョン撥ねるたび、こちらを振り向いて、愛くるしい眼差しを向けてきた。カメラを構えると逃げてしまうだろうと、思いながら、望遠を伸ばして行くと、逃げる様子もなく、こちらに興味を持っているようで、ジッとしていたので、何枚か写真を撮ることが出来た。坂を下り切り、いつもだと道を横切って真直ぐに高崎川に架かる橋の方へ向かうのだが、今朝は右折して、住宅の立ち並ぶ道を行き、そして今度は、今来た道の向かい丘陵に沿った、カンカンに乾いた道と、カラカラに乾いた穭田の続く道を戻って行く。この頃になると、薄日の射していた空模様もだいぶ雲が増えて来ていたので、どうやら天気予報通りになりそうだった。

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寒さにも負けず、甘い香りを放って咲くロウバイ『蝋梅』

今朝は、雑煮を食べて、いつもよりゆっくりとウォーキングに出た。スマホの時計を見ると、AM8時10分だった。陽はすでにだいぶ高くなり、頭上から燦々と陽射しが降り注いで来て、暖かく感じた。しかし、今朝はだいぶ冷え込んでいて、日陰はまだ真っ白に霜が降りていた。日頃あまり気にしていなかったが、私の背丈より高く伸びた枯草が朝陽を浴びている影の姿が、それぞれ個性的だったので、すぐその草の名前が出た。吹き晒しの田んぼの広がる農道に出て来ると、目の前の景色に気分爽快、寒さなんかぶっ飛んでしまうほど気持ちがスッーとする。今日は休日のためか、見渡す限り人影もなく、ここからだとずっと遠くに見える、国道を走る車の姿も見えなかった。冷たい風に吹かれながら歩いていて、寒くなったので、風を除けで林の中の道を歩き出した時だった。甘い香りがした。今頃甘い香りを放つものはなにか、香りを辿って行くと、あっそうか、ロウバイ『蝋梅』だった。中国原産で、日本には江戸時代に導入され、黄色のつやのある花びらが梅花に似て、そして蝋細工の様にポッテリなので、蝋梅の名が付いたようだ。

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