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Author:人生まだまだ
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まだ残雪の凍る朝に

連日、氷点下の気温の朝が続いている。晴れた日は、放射冷却のため、さらに寒く感じる。今朝も蒸気機関車のように、息を白く吐き出しながら歩いている。落葉樹の林の中は、朝日が木々に当たり白く見えて、恐竜のあばら骨の中を歩いているように感じた。竹林の中は、まだ雪が解けず表面が凍っていて、靴で踏みしめて行くと、ジャリ、ジャリと気持ちの良い音を立てた。丘の頂に開けた場所があり、ベンチが幾つか設置されていて、風のない小春日和の日など、日光浴をする人を良く見かけることがあったが、さすが、今朝の寒さの中では、誰も見かけなかった。少し北風が冷たかったが、燦燦と降り注ぐ太陽の恵みを頂こうと、ベンチに座ったが、コンクリート作りのベンチは、思わず飛び上がりたくなるほど、冷え切っていた。

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寒さには、ホッカイロが最大の味方

寒い朝に、体がだんだん慣れて来たのか、防寒をする服装にも知恵が回って来た。最大の武器は、『ホッカイロ』だ。腰に一枚、両足に一枚ずつ貼ると完ぺきな防寒になった。一週間以上経ったにもかかわらず、まだ丘の斜面に残雪が見られた。コチコチに凍ってしまっているので、陽が射しても、なかなか溶けにくいのだろう。その上、また週末に、南岸低気圧が接近して来て、関東に雪を降らせる可能性が出てきていると言うので、暫く雪とのお付き合いが続きそうだ。ポッポー、ポッポーと『キジバト』が、クヌギの木の枝で鳴いていた。今朝は、寒いよと鳴いているのではなく、雪のため、餌場が埋まってしまい、お腹をすかせて鳴いているのだろう。チチ、チチと桜の木の梢で鳴く鳥がいた。おや、日頃見たことのない鳥だ。望遠を使ってカメラを覗くと、嘴の特徴と羽の色からから『シメ』と分かった。鳥たちも、少なからず雪の影響を受けていたのだった。

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メジロの変顔

林の中を歩いていると、チィチィチッと鳴く声がした。おっ、メジロだと鳴き声から分かった。ジッと立ち止まって、鳴き声のする方角に目を凝らしていると、クヌギの枝先に、チョコンと姿を現した。カメラを構えて、何枚かシャッターを切った。上の枝に跳ね上がったかと思ったら、下の枝に移り、そして、また別の枝に移る行動を繰り返す後を追って、カメラを覗いた格好のまま振舞わされた。沼地へ出て来ると、そこでもメジロに出会った。葦にしがみ付いて、虫をついばんでいた。カメラの方を警戒しながら、百面相を見せていた。今朝は、野鳥の中でも、とてもひょうきんで、とても可愛い仕草を見せるメジロに密着した、ウォーキングになった。

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残雪の残る寒い中でも暖かいニュース

最低気温の連続記録が続く中のウォーキングは、日々かなり厳しい寒さの朝を迎えている。丘陵の陰になった、裾に沿って続く道は、まだ靴が埋まるほど雪が積もっていて、其の上、ガチガチに凍り、とても滑りやすく、歩きにくかった。そして、雪の上を渡ってくる風は、体温を奪ってゆくので、丘陵の頂きから太陽が覗いたが、陽射しは、少しも暖かく感じなかった。こんなに厳しい寒さの中でも、ハナミズキの枝先には、すでに、ロウソクの様な形をした花芽が付いていた。その姿は、まだ遠くにある春の到来を、首を長くして待っているように感じた。近くにあったハゼノキは、油脂をたっぷり含んだ実を付けていて、この寒い季節の鳥たちの格好の食べ物になっていた。昨日、大相撲初場所は、千秋楽を待たずに、栃ノ心の平幕優勝が決まり、久しぶりの盛り上がりがあった。

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日々の寒さの更新が続く朝に

何年ぶりとか、日が経つにつれて、記録の数が増えて、更新を続けていた。22日に降り積もった雪は、この寒さのために、今朝もまだ、山陰や、林の木の根元などに、凍り付いてしまい、いまだに溶けず、あちこちに残っていた。丘の斜面は、子供たちが橇にでも乗って、遊んだのか、滑り跡や、雪の踏み跡が、沢山見つかった。丘陵を背にした日陰の道は、冷蔵庫の中を歩いているような寒さだったが、北風の当たらない、陽射しが、燦燦と降り注ぐ丘の道は、体がホカホカと温まって気持ちが良かった。寒暖を繰り返す、ウォーキングロードは、カチカチに凍り付いた場所があったり、雪解けでぬかった場所があったり、雪の重みで倒れた木や、竹が道を塞いだまま、いまだに放置されていた。道すがら、時々目に付く、青木の赤い実、子供の頃、雪ウサギの目に使ったことを、懐かしく思い出した。

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血管が締め付けられそうな寒さ

冷たく、寒い朝が明けた。暖かい家から出た瞬間、血管がぐっと閉まる感じがした。体の芯まで冷えてしまいそうな気温は、マイナス5度くらいにはなっているだろう。水たまりは、すべてコチコチに凍っていた。空は、雲一つなく、真っ青に広がり、大地はこげ茶色に、固く凍り付き、其の上を、上空から吹き下って来る北風が、吹き渡っていた。荒涼漠々とした景色を眺めていると、日頃の煩わしいことや、不満足さなど、此の冷たい風と一緒に吹き飛んで行ってしまう思いだった。しかし、この瞬間にも、同じ日本列島上にある、日本海側の地方では、さらに厳しい寒さの豪雪の中で、日々暮らしている人々の事を考えると、これっぽっちの寒さで震えているなど、情けなく感じてしまうと、思っていても、実際、震えるほど寒かった。陽射したっぷりと浴びた東屋へ到着、ベンチに掛けて、辺りを眺めていると、朝陽を浴びた沼地から、モクモクと靄(もや)が立ち昇っていた。

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三日続きのマイナス3度、55年前の記録だって

大陸から非常に強い寒気が襲来し、今日から三日間、最低気温がマイナス3度の日が続き、過去55年前に記録した以来の寒さだと、気象庁から報じられていた通り、今朝は、異常な寒さになり、体感気温では、さらに低いように感じた。顔が突っ張り、鼻が痛かった。手袋をしていても、指先が温まらなかった。快晴の空は、何処までも澄み切って、陽射しが降り注いでくるが、少しも暖かさを感じなく、かえって青空から冷たさを感じた。丘の陰になった所には、一昨日の残雪が寒さのために、まだ残っており、公園の広場には、誰が作ったのか、雪だるまが項垂れた姿をして、声を掛けてくれる人を待っているようだった。さあ、ウォーキングも、胸突き八丁の寒さの坂を、必死に登って行く。

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神々しい夜明けが始まった

神々しい夜明けが始まった。丘陵の稜線を境に、上空が明けに染まって来た。明るさを増してゆくオレンジ色の輝きの中から、閃光が飛び出すと同時に、太陽が姿を現した。日の出のドラマを眺めていたのは、私だけではなかった。明けの空にくっきりと、その姿を黒く染め、先端に実を付けた『アメリカセンダングサ』がいた。そして、日の出の様子を捉えている面白いものを見つけた。木の枝先に付着した、雫の中に映る、真珠の玉のように光った太陽を、また、橋の手すりに着いた雫の中にも、光り輝く太陽が見つかった。橋上から眺める夜明けは、荘厳と言うか、一日の始まりを告げる、神聖な儀式のように見えた。広大な大地を引き裂くように、一筋の光の帯が足元から、上流に向かって伸びて見える川筋は、輝いている太陽を映しだす、鏡のようだった。あちこちから、鳥たちの鳴き声が聞こえ始め、国道からは、車の走る音が伝わって来た。新しい一日が動き始めた。

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思いがけない大雪にびっくり

白、白、白、何処を見渡しても、白一色の銀世界。思いがけない大雪に驚きと、自然のなせる業の感動を感じながら、まだ誰の踏み跡のない処女雪を、一歩、また一歩と、膝まで積もった中を歩いています。人も車の姿も見えず、動くものひとつ見つからない、まるで時間が静止してしまったような世界だった。林の中に入ると、積雪は、農道ほどではなかったが、それでも15cm程あった。時々、枝から雪煙を上げて落ちてくる落雪を、寒さで突っ張った顔に受けると、身震いがした。すでに、カメラを持つ手は、かじかんで、指先の感覚がなかったが、一枚でも多く、良い写真が撮りたくて、頑張っていた。靴を履いていても常に雪の中にある足は、冷たく凍ってしまったのではないかと思うほど、冷たい感覚に痺れていた。丘陵の中腹にある、見晴らしの良い場所に出て来て、眼下に広がる雪原を見た時、声を上げたいくらい絶景だった。陽が昇るにつれて、太陽と雪の照り返しの、双方からの暖かい陽射しを受けて、体がホカホカしてきた。国道に出て来ると、積雪のため、スリップして、坂を登れない車で、大渋滞が起こっていた。こうした状況も普段見られない事であった。雪がもたらした感動と、雪に対する脆弱さを垣間見た、今朝のウォーキングだった。雪国の人が、こんな情景を見ていたら、きっと笑っていることだろうなと思った。

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雪が降ると言う。

今日は、南岸低気圧の通過で、夕刻から明朝にかけて、降雪があり、東京の都心では、10cmの積雪が予想され、大雪になると報じられていた。それに伴い、わが町でも、どうやら初雪になりそうだ。嵐の前の静けさではないが、気のせいか、冷え込みが一段と厳しくなったように感じる。どんより曇った空模様の下、眺める景色もなにか寒々として目に映っていた。特に、葉を落として、骨だけになってしまったような、10m近く高さのある『メタセコイア』の木は、冷たい風に、震えているように見えた。また、冬ごもりをしているはずの『クビキリギリス』が、どうしたことか、この寒さで、哀れにも凍死したのか、道に転がっていた。そのそばで、『ホワイトペーパー』水仙が、じっと見守っていた。果たして、夕刻から降る雪は、どのくらいの降雪になるのか、心配だ。

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