冬の高崎川の魅力探しに出かけた。毎日同じ道を通っていて、何とも感じないものが、視点を変えただけで、えっこんなものがあった、ここってこんな所だったかなと、発見することがある。日の出から、時間の経過で上昇する太陽の高さからの陽射しの当たる範囲が広がるにつれて、高崎川が顔を出す。すると鏡のように輝いた水面に、青空の色が映し出され、さらに太陽の眩しく光り輝いた姿が写り、川の中にも太陽が出た。ざわざわ騒ぎ立てていた瀬の流れで、跳ね上がる水しぶきに陽射しが当たり、光り輝く玉になって弾き飛んだ。川の途中に一カ所だけ、川に張り出した田んぼから続く排水口があり、一部が川にせり出した場所があった。土手の上に枯れススキが倒れ、そこを降りて行くと、せり出した場所までたどり着けそうだったので、降りて行ったのだが、ススキの上に付いた霜に足が滑って、危うく川にはまりそうになり、心臓が高鳴った。そんな思いをしたのだが、あえて懲りずに頑張って、張り出した場所まで恐る恐る下りて行き、たどり着けた。まるで川面を渡る忍者になった気分、カメラを構えて、川上に向かってシャッターを切った。
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