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Author:人生まだまだ
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畑の隅の陽だまりで、フキノトウが顔を出していた。

朝晩冷え込んでいても、昼間の暖かさに誘われて、草木の花芽が目覚め始めていた。農道を歩いていると、畑の隅の陽だまりで、フキノトウ『蕗の薹』が顔を出していた。人によっては、フキとフキノトウは、別の種類の植物だと思っている人がいるが、フキの花芽を『フキノトウ』と呼んでいるので、おなじ植物である。そして、フキノトウは、春の山菜としても良く知られている。鋭い棘の生えた低木に朱色の花を付けていたのはボケ『木瓜』の花だった。この木は、葉が出る前に花を咲かせるのだ。そして、果実が瓜に似ていて、木になる瓜、モケ『木瓜』が転訛してボケと呼ばれるようになったと言う。原産地は中国で、日本へ平安時代に渡来した帰化植物である。また、木瓜の野生種で、日本に自生するクサボケ『草木瓜』と呼ばれる種類がある。山野や土手の日当たりの良い草むらに生えて、木自体が小さいため草とされていて、そのため『草木瓜』と呼ばれていた。瑞々しい緑の葉の中から、紫色の花を咲かせていたのは、ツルニチニチソウ『蔓日日草』だった。ヨーロッパ原産の帰化植物で、花の形が日日草に似ていて、繁殖力が非常に強い。タンポポは、春を代表する花だったが、外来種の繁殖の強い西洋タンポポに席巻された在来種が減少し、現在では、春夏秋冬いつでも西洋タンポポが見られるようになってしまった。

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今の季節を飾る花、水仙と藪椿

強い北風は、意地悪にも寒さに耐えてやっと花開いた梅花を、無残にも吹き千切り去って行った。そして、木の根元には、雪が降ったかのように、白い花びらが散り積もっていた。今の季節を飾る花に、水仙と藪椿がある。特に水仙は、平成元年3月に、酒々井町では、町の花として指定された。そして、町の各所でちらほらと見られているが、願わくば、町の花と指定するならば、もっと力を入れて、駅を降りたら、また、車やハイキングで、町に足を踏み入れたら、この季節、始めに目につく花はスイセンと、言われるように努力して頂きたい。また、自然がまだ多く残っている酒々井において、ヤブツバキ『藪椿』は、丘陵の森や林や農道、一般道の道路脇などで沢山見られる。ヤブツバキは、日本固有の常緑樹で、伊豆七島の大島や、長崎の五島列島が原産地として知られており、青森県から沖縄にかけての山林などに分布している。そして、ヤブツバキの近縁には、ユキツバキとワビスケがある。また調べると、驚いたことに、ツバキの種類は、250種類もあることが分かった。

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強い北風の吹く寒い朝になった。カイツブリの撮影に成功。

後ろから体を押されそうになるほど、強い北風が吹く寒い朝になった。そして、湧き上がった雲は、千切れて胡散霧消していった。また、国道を自転車で走って通学する中学生の車列も、強い向かい風が吹き付けて来るたび、よろめきそうに道路脇に膨らんでくるので、こちらも思わず立ち止まってしまうのだった。風の音に私の気配が消されているのが幸いして、一度もカイツブリのはっきりした姿を写すことが出来なかったのだが、ラッキーなことに、今朝、高崎川で、その姿をバッチリと映す事が出来た。風で水面が波立つ中、すぐ近くまで流されながら、水中に潜ったり、浮かび上がったりを繰り返しながら、夢中で獲物を探している様子だったので、こちらの存在は眼中になかったのだろう。丘陵に沿って歩いて来ると、上空に太陽が見えた。しかし、何かいつも見る太陽と様子が違っていたので、少し離れてから眺めると、太陽の周りが滲んで見えていた。きっと、風で畑の土が舞い上がっていたのだろう。隣の八街市で春先に、乾燥した落花生畑から発生する砂嵐を『ヤチボコリ』と呼んで全国でも有名だ。

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今週のスタートは、曇り空の天気から始まった。

今週の始まりは、曇り空の朝になったが、午後には晴れ間が見られ、その後、月末までは、晴れの天気が続くようだ。天気の悪い日は、近場でのウォーキングになるのだが、いつも総合公園に出かけることが多かった。小盛田古墳のある高台から、ソメイヨシノの木々越しに、遠く焼却場の二本並んだ煙突が霞んで見えていた。公園は、管理事務所の作業員によって、各所綺麗に草が刈られ、枯れ枝の除去や道の整備、注意書きの立て札を設置するなど、小さな町にしては、よく整備された公園だった。公園内の施設は、公式野球場、サッカー場、テニスコート、ディスクゴルフ場などが完備されていた。そして、休日などは、各施設を利用する人たちで賑わっていた。雨の日は、このような施設のある中を、杉林の中の道や、桜並木、梅林に沿った道など、地形を生かしたアップダウンの道を歩きながら、その日出会った、お気に入りの場面をカメラに納めていた。晴れた日ばかりではなく、雨の日でも、素敵な出会いが待っている。

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今朝の天候のカードを引いたら、北風の冷たい朝を引いてしまった。

晴天と曇天が裏表になったカードをめくった結果、北風の冷たい朝を引いてしまったようだ。せっかく花開いた梅花は、可哀そうに寒暖、晴天曇天にもてあそばれて、花を愛でてくれる人も少なく、花を散らせて行く。何でこんな寒い季節に咲くようになってしまったのかと、嘆いているのではないだろうか。晴天と曇天下で、同じ景色を見比べた時、今の季節では、大きな開きがあった。今朝のように曇天では、まず、枯れた稲株の残った田んぼの広がる寒々としたモノトーンの景色は、生命の息吹が少しも感じられず、休眠の世界だった。晴天の日は、まず、青空が広がっただけでも、気持ちが晴れやかになる。暖かい陽射しが、顔を出した若芽の緑を際立てて、生き生きとした生命の芽生えを感じさせる。川の流れも、曇天では、その姿を写したように、くすんだ色の流れに見え、晴天では、水面は青く、川底まで見える気持ちの良い景色になる。そんな自然の変化よって、人間の持つ感覚に与える影響は、大きい事だろう。

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久しぶりに、暖かい陽射しが戻って来た朝。

三寒四温で春がやって来ると言われているが、今年ほど寒暖差の大きく、激しい気候変動での、春の接近はない様に思われる。昨日の悪天候から一転、スッキリと晴れた朝になった。戻ってきた寒さの中で感じる、初夏を思わせる様な20日の天気は、何だったのだろうと、キツネにつままれたような思いだ。雨に打たれていた白梅と、紅梅は、陽射しを受けて、ホッとしたように、春を迎えた微笑みを見せているように感じた。雨で消えてしまったのか、今朝は、まだ甘い香りは届いてこなかった。陽射しの燦々と降り注ぐ、高崎川に向かって真っすぐに伸びている道は、『サンシャインロード』だった。歩いて来た道の途中で振り返ると、丘陵の裾に沿って点在する家々が、暖かい陽射しを浴びているのが、遠目にもはっきりと見えた。川に架かる橋までやって来ると、ちょうど林の上から、こちらを覗いた太陽が姿を現して、川面にその姿を写していた。好天が続けばいいと思ったが、明日からまた天候は崩れてしまうと言う。

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氷雨振る総合公園、誰もいない静寂の世界

一段と冷え込んだ朝になり、予報では、雨にみぞれか雪が混じると言う。国道を走る車が、道に溜まった雨水を跳ね上げて来るのを避け、差している傘を傾けながら身を守り、総合公園までやって来た。園内にはいると、緊張感がほぐれ、ホッとする。梅林から林の中を下っている道を、歩いて行くと、木立を通して、ディスクゴルフ場に置かれたベンチが見えた。雨に濡れ、座る人もなく寂しそうに見えた。休日など、たまにゲームを楽しんでいる人を見かけたが、町では、流行りのゲームではなかった。また、単純なゲームのように見えるが、ルールが分からず、やってみたいと言う気持ちにはなれなかった。坂道を下り、林を抜けると、正面に見えるお気に入りの四阿が見え、そこに向かって歩いて行った。生憎ベンチは雨に濡れ、座る事は出来なかったが、そこから、しっとりと雨に濡れ、静まり返った修景池が見えた。時々静寂を破って、コジュケイ『小綬鶏』のけたたましい鳴き声が、しばらくの間、響き渡ると、また静寂に飲み込まれていった。

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雨に打たれ、満開になった河津桜を、見る人もなく哀れ。

総合公園の河津桜が満開を迎えていた。残念ながら、今朝は雨降りのため、花見をする人はいなかった。しかし、花は雨にも負けず、しっかりと咲いていた。河津桜は、日本固有のオオシマザクラ『大島桜』と、カンヒザクラ『寒緋桜』との自然交雑で生まれた日本原産の桜である。ここまでは分かっていたのだが、この際、もっと知りたいと思い、少し調べてみた。資料から写したものだが、静岡県の河津町に住む飯田勝美さんが、河津川沿いの雑草の中で、原木を偶然発見して、庭に植えた事が由来だった。当初、飯田家の屋号から『小峰桜』と地元ではよばれていたが、その後、学術調査の結果、今までになかった品種であると判明し、1974年カワヅザクラ『河津桜』と命名されたと言う。また、咲いたかと思っているうちに、直ぐに散ってしまう、ソメイヨシノ『染井吉野』とは違って、河津桜は、花持ちが良く、しばらくの間花見が出来る。ウォーキングしながら、観察して歩くと、ひょっとすると、桜の新種が見つかるかも?

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メジロの蜜を吸う早業か、カメラのシャッターを切る早業か、真剣勝負。

昨日の初夏と言っていいほどの陽気から一転、今朝は、また冬に逆戻り、寒暖差が昨日と比べ10℃も下がる、雨の降る肌寒い朝になった。総合公園の梅林は、昨年、花芽が付く頃に大掛かりの枝切りで、今年は、一部の枝に花が咲く、寂しい花見となっていた。そして、毎年やってくるメジロたちにとっても、ガッカリの状態だった。そのような状況下、今朝、二羽のメジロが、花の蜜を吸いに来ていた。見ていると、警戒をしながら、素早く蜜を吸う早業は見事で、こちらはそれ以上の早業で、カメラのシャッターを切らなければならなかった。どちらの業が勝るか、写真は、勝ち取った一枚だ。芝生広場は、人の姿は無く、ツグミ『鶫』が数羽、芝生の間を嘴でほじくっては、何やら捕まえて食べていた。食事の邪魔をしないように、静かに通り過ぎると、広場から、林の中に出来た谷津田へ下る道を行くと、途中、緑と茶と白のコントラストを作っていた光景に見とれ、足を止めて見入った。それは、上に竹林の緑、真ん中に葉を落とした広葉樹の枝、そして下には、今を盛りに咲いている梅の花だった。自然は、谷の一角に、見事な絵画を描いていた。

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生暖かい強い南風が吹く朝になった。、春野菜の芽キャベツとチンゲンサイが育っていた。

生暖かい強い南風が吹き、少し歩くと汗ばんでくる蒸し暑い朝になった。墨の泉光院の坂道を下って行くと、梅の花の香りが匂ってきた。見上げると、お堂が祀られた境内にある、梅の木が満開になっていた。香りは、境内の梅の花から風に乗って届いて来ていたのだった。今週は、あまり天気に恵まれず、愚図ついた日が続くとの天気予報だった。今日もこれから下り坂に向かい、夕刻には雨になり、寒くなると言う。今、農家の畑では、芽キャベツと、チンゲンサイ『青梗菜』の栽培がおこなわれていた。芽キャベツは、キャベツの変種で、普通のキャベツと違って、茎の側面に直径3,4cmの小さなキャベツが30個位付く。原産地は、ベルギーのブリュッセルと言われている。ビタミンⅭを多く含み、今の季節、茹でてシチューや鍋物、サラダにして食べると美味い。また、隣の畝には、チンゲンサイ『青梗菜』が育っていた。中国料理に使用される代表的な野菜として知られている。和名は、タイサイ『体菜』と呼ばれ、1972年日中国交回復以降に日本に入って来た野菜であった。

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