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Author:人生まだまだ
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ようやく、桜も五分咲きを迎えた

どんよりとした曇り空が切れ、晴れ間が見える天気になったが、依然として空気は冷たい。畑の向こうの杉林に、陽があたると、日脚が、徐々に伸びて来て、足元まで届いて来た。明日、新元号が、発表されると大騒ぎだが、地球誕生から変わらぬ、すべてのものに、公平に注ぐ、太陽の日射しは、実に有難い。桜前線が、北上しているニュースが流れる中、ようやくわが町の『ソメイヨシノ』も五分咲きを迎え、総合公園では、休日とあって、朝から花見の人たちで賑わっていた。顔なじみのウォーキング仲間は、人出に敬遠し、早々に引き上げて行った。日当たりの良い崖下に、韮に似た草が生えていた。良く見ると、『キツネノカミソリ』だった。キツネノカミソリは、春に葉が出て、葉が枯れた後、秋に、彼岸花と同様、いきなり花芽が出て開花する、面白い植物なのだ。

ようやく桜も、五分咲きを迎えた

シジュウカラでなく、私は(70)シチジュウカラ

ツィピー、ツィピーと、『シジュウカラ』が呼んだ。見上げると、ケヤキの枝先に一羽のシジュウカラが止まっていた。こちらを見ながら、首を横に傾げた。そうか、朝の挨拶をしているのか、と勝手に解釈して、『おはよう』と声を掛けた。まだ、ジッとしているので、カメラを構えて、ここまでの動作にいつもだと警戒して、飛び去るのだが、ジッとしていたので、ファインダーを覗き、ピントを合わせた。カシャと発したシャッター音に、警戒心を起こしたのか、ぱっと飛び去った。シジュウカラの特徴は、白い頬と胸から腹にかけて黒いネクタイを掛けていて、ネクタイの太い方がオス、細い方がメスだ。また、面白い事に、四十ではなく、五十、『ゴジュウカラ』と言う鳥もいる。散策しているケヤキ林の中で、紫華鬘『ムラサキケマン』を見つけた。名前の由来は、仏殿の造花状の飾りに、花の形が似ていたところからのようだ。

シジュウカラでなく、(70)ナナジュウから

花冷えのする寒い朝だった

天気は、下り坂との予報通り、だんだんと厚くなっていく雲間から、いつ雨が落ちて来ても不思議ではないほど、どんよりとした空模様になってきた。2時間くらい、天気は持ちそうだろうと、高を括って、傘さを持たずに出てきてしまったのを後悔しながら、空模様が気になって仕方がなかった。モノトーンの世界の中を歩きながら、ひと際目立つ、紅やピンクの桃の花が、せめてもの慰めになった。『カタクリ』の花の開花が、報道されているのを思い出し、昨年、カタクリの花の咲いていた場所を訪ねてみた。丁度、花の咲く時期を迎え、蕾を持っていた。天気が悪かったため、しっかり開花しているものは見つけられなかったが、先端部分が、わずか開いた株を見つけ、撮影した。昔は、カタクリの澱粉を抽出して『片栗粉』を作っていたが、少量のため、現在は、ジャガイモやサツマイモから抽出した澱粉で、片栗粉を作っている。

花冷えのする寒い朝だった

春が芽を出した

見上げると、数千、いや数万個の花が満開になり、空に浮かぶ白い雲の様に見える程、大きな辛夷(コブシ)の木があった。音も立てずに、はらはらと花びらが舞い散る。次から次と、落ちてくる花びらで、木の根方は、白く染まっていた。コブシの名前の由来は、集合果の果実の形が、でこぼこした握りこぶしの様であったところから、『コブシ』と呼んでいる。黄色のチマチマした花を付けた、レンギョウの咲く坂道を、花を愛でながら下って行くと、日当たりの良い斜面に、土筆『ツクシ』が、顔を出していた。芽を出したばかりなのか、まだ、頭が緑色した帽子を被っているものが多かった。そして、そのなかに、背丈は低かったが、仲良く夫婦のように二本並んでいるものがあった。また、その近くでは、蔓日日草(ツルニチニチソウ)が、風車の形の紫花を咲かせていた。

春が芽を出した

妖麗な枝垂れ桜

国道から折れて、町道に入り、坂を登り切った、杉林に囲まれた場所に、曹洞宗の寺があり、その境内に、染井吉野(ソメイヨシノ)の開花に先駆けて、枝垂れ桜が、満開を迎えていた。森閑とした世界の中、朝陽を受けた、朝靄が漂う。なにか妖麗なものが、化身になって現れ、手招きをしているように感じて、背筋が寒くなった。何枚か写真を撮って、早々に引き上げた。民家の立ち並ぶ間を縫っている道に従って、歩いていると、それぞれの家の庭に咲く花々、桜、桃、辛夷、レンギョウ、沈丁花、雪柳、木瓜、水仙など、色とりどりの衣装で迎えてくれた。各民家は、広々とした庭をもち、手入れの行き届いた木々や、丹精込めた植物が育っていて、見て歩くだけでも楽しかった。早朝は、人にも出会わず、遠慮なく写真が撮れてラッキーだった。帰り道は、陽春の暖かい陽射しを浴び、ウグイスの鳴き声を楽しみながら歩いた。

妖麗な枝垂れ桜

天候に惑わされず、開花した花たち

煙るような雨なのか、霧なのか、どちらか判断の付かないものが降っている、曇り空の朝だった。お天気に関係なく、開花のスイッチを押された花たちは、それぞれ個性的な笑顔で迎えてくれた。そして、花たちは、嬉々として浮かれ、饒舌な話し声が、飛び交っていた。赤、ピンク、白と派手な衣装の『木瓜(ボケ)』の花は、枝が見えないくらい花を付けていた。木瓜は、木になる果実が瓜に似ている所から、木瓜と言う字が生れたと言う。 天ぷらや、フキ味噌にして、春の味覚を味わった、『フキノトウ』は、今、花を付けていた。そして、茹で玉子の黄身が、枝から零れ落ちそうに見える、真黄色の花『ミモザ』は、満開だった。また、純白な辛夷『コブシ』の花は、花びらを天上に向けて開き、お天気の回復を祈っていた。金雀枝『エニシダ』は、マメ科の植物で、蝶々のような形の花を、びっしりと枝が弓状にしなるくらい咲かせていた。花たちは、鬱陶しい天気を、華やかさで、吹き飛ばしてくれていた。

天候に惑わされず、開花した花たち

新しい知識を得る事のワクワク感

晴れの日を迎えたが、肌寒い朝が続いていた。総合公園にある『やまもも』の木の下を通った時、何気無しに、上を見上げると、葉の間から、何か赤いものが見えた。カメラの望遠を伸ばして覗くと、葉の先端部分に、赤い棒状のものが幾つも付いていた。帰宅して調べてみた所、山桃の花だった。いつも実が付いてから気づく事だったが、其の度、花はいつ咲いているのか、気になっていたので、初めての発見だった。公園から、調整池へ続く坂道を下って行く途中、アオイの木に赤い実が、沢山付いているのが見えた。その中で、赤と緑と白に分かれたお菓子のような実を見つけた。初めて見た山桃の花と、珍しいアオイの実を発見して、何か良い事が起こるかもしれないなどと、勝手に良い気分になっていたが、いまだに起こらなかった。それから、調整池の葦原に隠れて、鳴声だけで、姿を見つけることが出来なかった『カルガモ』のつがいの写真を撮ることが出来た事が、良い事だったのかな。

新しい知識を得る事のワクワク感

寒の戻りの冷たい朝だが、陽射しは暖かい

今朝は、寒の戻りで冷え込んでいたが、この先、寒暖を繰り返しながら確実に、季節は春になった事を宣言するだろう。歩いて行く道は、冷え切った大気の中だが、東の空に昇った朝陽は、冷たく感じる光ではなく、暖かさを与えてくれる柔らかな陽射しだった。日当たりの良い崖淵で、雉筵(キジムシロ)と言う、面白い名前の植物を見つけました。どう見ても、この花から名前を連想することが出来ませんでしたので、仕方なく、ネットで検索すると、花が終わった後、葉が放射状に開き、その株の姿が、キジが休む筵(ムシロ)に似ている所から名づけられたと言うが、それでも理解することが出来なかった。また、その近くで、昨日見つけた『浦島草』より成長した、仏炎苞を伸ばしているものがみつかった。そして現在、浦島草は、絶滅危惧種に指定されている。また、面白い事は、力のない株は、雄花となり、力のある株は、雌花となる。何か、現在の人間社会に似ているようだ。

寒の戻りの寒い朝だが、陽射しは暖かい

花冷えのする、雨降りの朝に

花冷えのする、シトシトと雨の降る朝を迎えた。歩いて行く先の、道に突き出た枝から、桃色の振袖を垂らしたように咲く『枝垂れ桜』が見える。近づくにつれ、長く垂れさがった枝に、チマチマとした桜花が、びっしりと付き、開花していた。南風が連れて来た暖かさに、いっせいに草たちが目覚めた。草の王(クサノオオ)が、先端に花芽を付けて、ニョキニョキと茎を伸ばしていた。草の王は、皮膚疾患の薬草として使用され、瘡(くさ)の王と呼ばれ、名付けられた。また、近くの場所では、立坪菫『タチツボスミレ』が、咲き始めていた。菫(スミレ)の名前は、花の形状が、墨入れ(墨壺)に似ている所から付けられたという。そして、竹藪の隅の場所で、浦島草『ウラシマソウ』が、顔を出し、まさに、葉を伸ばそうとしていた。

花冷えのする、雨降りの朝に

春の楽しみ、山菜採り

昨日に続いて、今朝も暖かな朝を迎えた。枝先の蕾が、だいぶ膨らみ、開花は、時間の問題となった桜木の向こう、薄い雲のスクリーンに、映し出された太陽は、黄色く滲むような姿をしていた。ほどなく、雲のベールが消え去り、まぶしく輝く太陽が現れる事だろう。テレビが報じる、各地から、桜開花宣言の便りが届いていたので、我が町はどうかと、歩いて行く桜並木に、目を凝らして見たが、花を付けた枝を、見つけることは出来なかった。枯草を押し分けて、芽を出した水仙の群生は、今が見頃の満開で、桜木の根元を黄色く染めていた。水仙は、見事に咲いていたが、香りはあまり感じられなかった。桜の咲く時期になると、楽しみな山菜が芽を出す。ワラビ、ウド、タラの芽、そして、コゴメ(草蘇鉄)だ。ある丘陵のクヌギ林の斜面に、コゴメが出ている頃だろうと、さらに足を延ばしてみたが、少し早かった。10株ほどしかなかった。あと、一週間ほど経った頃が良い。山菜採りをする者は、決して、採取場所を教えたりはしなかった。従って、ここの場所も秘密にしている。

春の楽しみ、山菜採り

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