人口と世界・第1部「成長神話の先に」まとめ読み
ホモ・サピエンス登場から30万年。これまで爆発的に増え続けてきた人類の歩みが、いま踊り場に差しかかっています。世界の経済成長を支えてきた人口増大に陰りが見え始めました。
少子高齢化、労働者不足、ゆがむ社会保障――。人類は衰退の道へと迷い込むのか、それとも繁栄を続けられるのか。連載企画「人口と世界」の第1部「成長神話の先に」では、人口を巡る大きな変化の兆しを取り上げ、人類を待ち受ける未来を予測しました。第2部「新常識の足音」では、人口減社会が迫るなかで見えてきた新たな常識を取り上げます。
「人口と世界」第1部・成長神話の先に 記事一覧
人類の爆発的な膨張が終わり、人口が初めて下り坂に入る。経済発展や女性の社会進出で、世界が低出生社会に転換しつつある。産業革命を経て、人口増を追い風に経済…続きを読む
ベトナムの履物メーカー、テクワン・ビナ・インダストリアルの採用担当者は5月、本社から300キロメートル以上離れた中部の村で労働者を探し回っていた。少数民族の…続きを読む
「子どもがいなければもっと自由に生きられる」。韓国の大手エンターテインメント企業の女性管理職(41)は結婚時、夫と話し合い子どもを持たないと決めた。…続きを読む
「団塊の世代」が75歳になり始め、年金や医療など社会保障給付の増加が続く日本。アジアでもベビーブーム世代が引退年齢に達し、高齢化が加速する局面が迫る。…続きを読む
国力=(人口・領土+経済力+軍事力)×(戦略目的+国家意思)
米中央情報局(CIA)分析官だったレイ・クライン氏は1975年、国家が持つ力を算出…続きを読む
人口63万人の欧州の小国ルクセンブルク。かつては農業国だったが、金融など知識集約型産業を育て、1人当たり生産性は常に世界1〜2位を争うようになった。その「優…続きを読む
人類が初の減少局面を迎える。20世紀に人口を4倍に増やした人口爆発は陰りをみせ、今世紀にピークを迎える見通しだ。経済成長、物価、生産性、社会保障――。人口…続きを読む
爆発的に膨れ上がってきた世界人口が減少局面を迎える。人口増を前提にした成長や経済、国力の在り方まで修正を迫り、各国政府も抜本的な政策見直しを求められる。…続きを読む
――近い将来、人類の爆発的な膨張が終わり、世界人口は初めて下り坂に入ります。私たちは新たな繁栄の方程式を探らなければなりません。
「人口衰退期は今までの…続きを読む
――世界人口の将来をどうみていますか。
「21世紀中に世界の人口増は終わるという認識を多くの研究者が持っている。一般の人々の間では、世界の人口爆発が…続きを読む
――世界の人口減予測が相次いでいます。
「平均寿命や出生率を予測するのはとても難しい。国連が高・中・低と3つのモデルで示していること自体、不確実さを認め…続きを読む
人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。経済、社会、軍事などあらゆる面で基盤となった人口とそれを支える出生率の減少。連載企画「人口と世界」では人類を待ち受ける未来を予測し、見えてきた新たな常識や危機感を抱く国々の取り組みに迫りました。
第1部「成長神話の先に」まとめ読み
第2部「新常識の足音」まとめ読み
第3部「衰退が招く危機」まとめ読み
第4部「下り坂にあらがう」まとめ読み
第5部「わたしの選択」まとめ読み
第6部「逆転の発想」まとめ読み