日銀の気候変動オペ、銀行の本音は脱炭素より低利調達
日銀の気候変動オペ、銀行の本音は脱炭素より低利調達
気候変動対応を支援する日銀の公開市場操作(オペ)。7月実施の同オペでは貸付予定総額が約10兆円と過去最高となった。背景には欧米に比べて堅調さを維持する国内の脱炭素関連の資金需要に加えて、低利の資金調達手段ニーズの高まりという事情がのぞく。
日銀は2021年9月から気候変動オペを始めた。脱炭素につながる設備投資に乗り出す企業への融資や環境債への投資を対象に、日銀が金融機関に原資となる円資金を供給す…
