人口減の未来、生産性が決す 「常識」崩し成熟の壁破る
人口と世界 成長神話の先に(7)
人口63万人の欧州の小国ルクセンブルク。かつては農業国だったが、金融など知識集約型産業を育て、1人当たり生産性は常に世界1~2位を争うようになった。その「優等生」に今、異変が起きている。
「優等生」が暗転
2015~19年の年平均実質労働生産性の伸び率はマイナス0.5%。経済協力開発機構(OECD)加盟国で最下位に沈んだ。背景にあるのはスキルギャップだ。金融などでデジタル化が進むが、対応できる専...
人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。経済、社会、軍事などあらゆる面で基盤となった人口とそれを支える出生率の減少。連載企画「人口と世界」では人類を待ち受ける未来を予測し、見えてきた新たな常識や危機感を抱く国々の取り組みに迫りました。
第1部「成長神話の先に」まとめ読み
第2部「新常識の足音」まとめ読み
第3部「衰退が招く危機」まとめ読み
第4部「下り坂にあらがう」まとめ読み
第5部「わたしの選択」まとめ読み
第6部「逆転の発想」まとめ読み