人口と世界・第2部「新常識の足音」まとめ読み
人類30万年史上、初めてとなる人口減少時代が間近に迫っています。近代以降の経済や社会の礎となっていた常識にほころびが見え始めました。いまの子供が大人になったころには、家族で暮らし、高齢者を若者が支えるといった現在の社会制度は当たり前でなくなっているかもしれません。
人類は衰退の道へと迷い込むのか、それとも繁栄を続けられるのか。連載企画「人口と世界」の第2部「新常識の足音」では、人口減社会が近づくなかで見えてきた新たな常識を取り上げます。
「人口と世界」第2部・新常識の足音 記事一覧
ホモ・サピエンスが誕生の地アフリカから移住を始めた「出アフリカ」から約6万年。新天地を求める移民は増え続け、経済発展の礎になった。しかし少子高齢化で若…続きはこちら
戦後の1950年、世界の平均寿命は男性45.4歳、女性48.4歳だった。2060年予測は男性76.2歳、女性80.6歳と30年余り延びる。長くなる老後を誰が支えるのか。世界…続きはこちら
「大いなる第一歩になる」。10月、バイデン米大統領は週7日、1日24時間の稼働でロサンゼルス港などと合意したと表明した。ライバル港が自動化を進め「不眠不休」…続きはこちら
看護師の余琨さん(38)は両親に買ってもらった中国・上海の2LDKのマンションに3年前から一人で暮らす。溺愛する飼い猫の高級キャットフード、お気に入りのアイド…続きはこちら
「ハイパー(超)ケインズ主義」。米投資家ザカリー・カラベル氏は新型コロナウイルス危機が深まる2020年4月、各国の財政政策のフル稼働ぶりをこう評した。「世界経済の…続きはこちら
世界の人口は早ければ今世紀半ばにも減少に転じる。少子高齢化やグローバル化で人口の減り方はまだら模様になり、これまでの常識のものさしでは測れない変化をもたらす。…続きはこちら
――新型コロナウイルス禍は世界と人口にどう影響しましたか。
「人口が少なくてもやっていける。そう考えていた国にとっては厳しい教訓になったはずだ。実際…続きを読む
――人口減と経済の関係をどう考えますか。
「人口減少の負の影響は大きい。人口予測を前提に企業や消費者は動く。需要も供給も縮小すると…続きを読む
――「米国の仕事の47%は機械で代替可能」という2013年の論文指摘は、世界に衝撃を与えました。
「当時よりはるかに不確かな時代になった。人工知能(AI)の…続きを読む
――世界で単身世帯が増えています。消費のあり方も現状ですでに変わってきていますか。
「日本やオーストラリア、韓国など経済発展が進んだアジアの国で…続きを読む
人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。経済、社会、軍事などあらゆる面で基盤となった人口とそれを支える出生率の減少。連載企画「人口と世界」では人類を待ち受ける未来を予測し、見えてきた新たな常識や危機感を抱く国々の取り組みに迫りました。
第1部「成長神話の先に」まとめ読み
第2部「新常識の足音」まとめ読み
第3部「衰退が招く危機」まとめ読み
第4部「下り坂にあらがう」まとめ読み
第5部「わたしの選択」まとめ読み
第6部「逆転の発想」まとめ読み