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まん丸、メジャーへの道 6

あることないこと 話半分でお付き合いくださいませ

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2021.06.11

議論







議論



どうも
三流亭まん丸でございます。


五輪を強行する政権への不平不満は前回さんざん書きましたので、もう「五輪を巡る政権の対応」についての記事は書きません・・・、というか、もう書き尽くしましたので書くことがない。(苦笑)

あ、もちろん、五輪以外の政権のゴタゴタについては、ときどき書かせていただくつもりでおりますよ~。

でね、今回は政権への不平不満ではなく、「議論」について、先日物議を醸しだした「あの人」の発言をネタにして書いてみようかなって思います。

それではどうぞ。


私、健全な世の中であるためには3つの要素「多様性」「議論」「バランス(調和・協調)」があって、そのどれ一つ欠けたとしても民主主義とは言えないんじゃないかなって思うんですよ。

そしてこのブログでは、事あるごとに「多様な意見の寛容と少数意見の尊重こそ民主主義の絶対条件だ」と申してますので、様々な立場の人が、様々な考えをもって、様々な発言をすること、それは非常に良いことだと思っております。それがたとえ自分の意と異なっていたとしても、ハナからそれを否定するつもりはございませんし、ああ、そういう意見を持つ方もいらっしゃるんだなぁとしか思いません。

ただね、異なる意見と自分の意見が同じ土俵上にあって、どうしても一つのコンセンサス(同意)を導きださねばならないとき、その時はお互いが納得するまで議論するしかないと思ってます。様々な意見を出し合って、それぞれが疑問に思ってることを遠慮なくぶつけあい、オープンな場で徹底的に議論し、相手の意見を尊重し、自分の意見を主張し、互いに譲れるところは譲って、一つの結論を導き出すこと、それこそ民主主義の最重要なプロセスだと思うんですよねぇ。

だからね、この方のこういう意見も言いっぱなしにさせないで、しっかりと議論した方がいいと思うんですよねぇ。

ということで、私だったら、この方のこの意見にこういう疑問をぶつけて議論をし、ぜひこの方の真意は何なのか知りたいですねぇ。



オリンピックってやるか、やらないかという議論をなんであんなにするか私には分からない

仮想敵や対立軸を作り特定の層からの自分への支持をより強固にするという政治手法があります。政策を掲げ、わかりやすいように丁寧な説明をし、社会全体的な合意形成に努め、あらゆる層から自分への支持を集めるという本来の正攻法である手法は、時間と手間がかかるため、わかりやすく安易で手っ取り早いこの仮想敵・対立軸を作る手法を選ぶのでしょう。小泉内閣の郵政民営化以降の自民党政権、小池都知事、国内支持率が下がると対日批判を繰り返す韓国大統領、トランプ前大統領・・・、最近の権力者はなんでもかんでも極端に白黒つけて世論を分断し、白を痛烈に批判することで黒からの熱狂的な支持を集めるというこの政治手法を選ぶようですが、これは行き過ぎると、多様性・少数意見を排除し、全会一致による合意形成という民主主義のプロセスを破壊することにつながりかねません。この仮想敵・対立軸手法と民主主義の在り方についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?

対立軸手法を踏まえた上で。
今回のオリンピックも、「やる・やらない」という二択を我々国民に突きつけておりますが、でも実際はそんな単純ではなく国民の意見は二択に集約されていないのが現実です。もちろん「やらない・やらない方がいい」と思っている意見も多数ありますが、「やらない」を支持する方の中でも、「やらない」ではなく「やりたくても今のままじゃやれない」と思っている方も意外と多いのです(自分の周りには結構いらっしゃるんです)。そういう方は「国内でワクチン接種が進んで感染拡大が減少傾向に転じて状況が落ち着くであろう、猛暑が過ぎた気候もちょうどいい秋口の10月下旬から11月初旬に再延期したらどうだろう」と、落としどころを「中止ではなく再延期」と考えているんです。
なぜ「やる」「やらない」という両極端の二択で五輪開催の是非を論じるのでしょうか。なぜ「再延期」という第三の選択肢が五輪開催の意思決定過程の俎上にも載らず、まったく議論されないのでしょうか。
このオリンピック再延期案についてはいかがお考えですか? 
ご意見を伺えればと存じます。

もし再延期案を認めないとお考えの場合、リスクが下がる可能性が高い5カ月後ではなく、なぜ危険を冒してまで7月強行開催にこだわるのか、その理由をぜひお聞かせ願いたいです。

そしてもしそれがスポンサーの意向や放映権料といった商業・営利・経済が優先されるからだとおっしゃるのであれば、パソナという企業の会長・経済界の人間として、カネ儲けが人の命の危機よりも優先されることについて、どうお考えなのかもぜひお聞かせ願いたいと存じます。



オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界の『イベント(五輪)やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任がある。

コロナ感染拡大を防ぐという目的で小学校の運動会は中止にできるのに、なぜ世界のイベントは中止にしてはいけないんでしょうか? 小学生にわかるようにご説明頂ければと存じます。

コロナ感染拡大は世界的規模の危機であって日本の国内事情ではないと思います。また、日中戦争という日本の事情で1940年の東京五輪は中止になったという事例が過去にあるのですが、そういう前例があったとしても、なぜ今回の中止はできないとお考えなのでしょうか? その理由をお聞かせ願えればと存じます。

「やる」といった以上「やる」、その「責任」の主張はわかりますが、「やる」ことでそれにかかわる方々の生命に危険があると想定できる場合において、強行開催し実際に世界的規模の人的被害が発生した際に、その「責任」は誰がどうとるべきだとお考えですか? 明確にお答えいただければ幸甚に存じます。



アントワープ五輪はまさにスペイン風邪の真っただ中でやっているわけですよ

「アントワープ五輪ができたから東京五輪だってできる」論は、いささか乱暴だと思います。一つだけ例示します。1920年のアントワープ五輪は参加29か国・参加人数2600人強、東京五輪は206の国と地域から9万人(?)が集まる予定です。参加国数、参加者数は東京五輪の方が桁違いに多いです。世界中から人が集まり、世界中へ人が帰る、その規模・範囲・数だけみても、世界・日本国内の感染拡大リスクは比較にならないほど大きいと思いますが、それについてはどうお考えでしょうか?



世論は間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違いますよ。世論はしょっちゅう間違いますから

まず最初に、私は、得られた情報から判断して結論を導くので「世論は誘導はされる」だけで「世論は間違えない」と思います。それについてどうお考えですか?

あなたは「世論は間違える」と主張しますが、「間違えると主張するあなたが間違えている」かもしれません。あなたの意見と世論が異なるとき、あなたは決して間違っておらず「世論が間違えている」と主張するその論拠を、明確に客観的にわかりやすくご説明いただければと存じます。

先ほども書きましたが、得られた情報から判断し世論は形成されます。ゆえに情報の正確さ・公平性・中立性が非常に重要だと考えますが、現政権は「自分らにとって都合の良い情報しか発表しない一方で、不都合なことに対してはウソ偽りを述べたり、隠ぺい・改ざんした情報しか提供しない」、そして「こちら側が求めることに対して答弁にもなっていないような不明確なはぐらかした情報しか提供しない」、この2点により我々がいらぬ勘繰りをしたり、状況判断による憶測を誘発させ、正しい判断ができない現状があります。つまり大本営(政権)がきちんとした情報を発表しないことが、あなたが言うところの「世論は間違える」大いなる原因だと私は考えますが、公的役職には就いていないとはいえ、現政権のありとあらゆる政策に深く首を突っ込んでいらっしゃるお立場として、この「世論が間違えるのは、政権が情報を都合のいいように操作しているから」という私の考えについてどう思われますか?



分科会がオリンピックのことを決めるわけじゃないのに明らかに越権。専門家として個人として言うならいいんですよ。しかし国会でね座長として言っているわけだから、あれは明らかにのりを超えてますよ

尾身さんはさんざん「私は中止を決める立場ではない」とお断りを入れてからお話しされております。そして「感染症研究専門家のプロとしてリスクを明示することは自分の責務」という使命感から、座長ではなくあくまで専門家としての意見と断って、極めて常識的な範囲内での発言をなさっていると思います。その提言をうけたとしても「やる・やらない」の決定は、最終的には政治が責任をもって判断すればいいわけですし、むしろ専門家から提言をいただけたことに素直に感謝し、それを、五輪をやる場合のコロナ感染症対策の参考にすればいいだけの話だと思いますが、この私の見解をいかが思いますか?

専門家に対して、専門家としての見解を述べるように言われる場で、政権の意と異なる見解を述べることが好ましくないとお考えのようですが、その理由をお教え願えないでしょうか?

尾身さんの提言内容が強制力を持ち、政府がそれに絶対的に従わなければならないということであれば、それは明らかに政府の政策決定権に対する越権だと思いますが、そうではありません。これらをふまえて尾身さんのどの行為のどの発言が「越権」にあたるとお考えなのか、お教えいただければと存じます。




ケンカをするつもりはまったくないですよ。この方がこういう発言に至った真意を知りたいだけで、この意見と私の意見とを同じ俎上に載せて、この方と議論をし、一つの方向性を導き出せたらいいなって思ってるだけなんですよ。(あ、皆さんと議論したいわけじゃないですよ、あくまでも「この発言をしたこの方と」ですから。)




でもね、この方、なんでわざわざ敵を作るような、議論をぶった切ってしまうような断定口調で、いつも発言するんでしょうねぇ。「俺は賢くて何でもわかってるんだ。だから俺の意見こそ絶対に正しい。お前ら一般国民は、専門的なことはまるで分ってないくせに、浅はかな付け焼刃な知識で、その時の風潮に流されて大騒ぎする。そんなお前らはすべて間違ってるんだよ」的な、相手を小馬鹿にする臭いがプンプンする、上から目線で、相手を切り捨てるようなモノ言いをね。(ホリエモンという方も同類ですね)。

ちょっともったいない気がしますねぇ。

こういう一方的で粗暴で乱暴な発言によって、その発言の表層的なところ(言い方や口調、表現方法)に注目が集まってしまい、その発言の本質についての議論がまったく深まっていかないんですから。

甚だ残念なことですねぇ。

こういう、意見が割れどちらにも理がある問題に対して、一方の意見を排除し、一方の意見だけを取り入れて拙速に強引に押し切って事を進めることは、社会の分断を招くだけです。だからこそ私らのような一般国民が思っている疑問や腑に落ちない点に対して、国民が知識がないと思っているならそんな知識がない方にでもわかるような、「なるほどねぇ」「そういうことなのか!」と納得できるような丁寧な説明をすれば、むしろ議論が活発になって、建設的な議論ができて、幅広い合意形成ができて、意見が異なるもの同士がいがみ合ったり分断されることがなくなるのになぁって思うんですけどねぇ。

議論は時間がかかりますけど、すればするほど相互理解が深まり、それぞれ立場が異なる者同士でも、導き出された結論にはある程度納得し、それなりのところに落ち着くものです。

五輪開催とコロナ感染症拡大防止の両立という難解な大問題を目の前にしているんですから、その方策には国民的合意が必要だと思います。そのためには議論です。オープンの場で良きことも悪きこともすべて出し合って、徹底的に話し合う。様々な意見から一つの合意を導くこと、それが議論なんです。ケンカじゃ批判じゃないんですから、なぜ議論しようとしないのか、不思議でなりませんよ。

社会全体として問題を共有し、あらゆる可能性と選択肢を俎上に載せ、よりよい解決策を見出すために活発な議論を重ね、議論を深め、誰もが少しずつ我慢をしつつも、ある程度の納得ができる合意を導き出すことが、何より大事なことなのではないでしょうかねぇ。



この人、政権に癒着したカネの亡者と揶揄されてますけど、一応東洋大教授であり、慶応大名誉教授なんですよね。学問に議論はつきものなんだから、議論の重要性はイヤというほど、ご存じだと思うんですけどねぇ。

それを知っていてあえて議論を拒絶し政権の狂言回しを引き受けてるのか、それとも心の底から我々を見下して議論する価値もないと思っているのか・・・、その真意はご本人の心の中、誰にもわからない。

まさしく真相は、藪の中。


ま、「竹中」ですもんね。







【 6月15日追記 】

竹中さんについてのこんな記事を見つけました。

様々な意見を尊重しながら議論すべきだって
記事に書きましたけど
竹中平蔵さんという方とは
議論するだけ無駄だってことが
よ~くわかりました。

東京五輪が、
こういうカネの亡者たちに
いいように食い物にされていることが、
お分かりになると思いますよ。



パソナ1000%の衝撃!
コロナと五輪でボロ儲けのカラクリ

(2021/06/07 13:50 日刊ゲンダイ DIGITAL)

コロナ禍に前年比1000%増――。

パソナグループの最終利益が波紋を広げている。今年5月期の通期連結業績予想を上方修正。純利益は62億円と、前年の5億9400万円から実に942.3%アップ、約10倍増となる見込みだ。

大幅に利益を伸ばした事業は、官公庁や企業から業務プロセスの全てを請け負う「BPOサービス」。この中には政府から巨額で請け負ったコロナ対策関連事業も含まれるとみられる。

例えば昨年の「持続化給付金」事業だ。パソナが設立時から電通などと共に関与した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」が、まず769億円で受託。749億円で再委託された電通が子会社5社に流し、さらにパソナやトランスコスモスなどに計417億円で外注――と、血税“中抜き”は猛批判を浴びたが、とりわけパソナの受注費は約170億円と際立って多かった。

五輪関連事業でも「特権」を与えられている。大会組織委員会と「オフィシャルサポーター」契約を締結。先月26日の衆院文科委員会で「人材派遣サービスはパソナしか許されていない。43(の競技)会場の派遣スタッフを頼むときはパソナに(仕事を)出さなくてはいけない契約になっている」(立憲民主党・斉木武志議員)と、事実上の独占状態なのだ。

■コロナで中抜き、五輪ではピンハネ?

究極の買い手市場だからか国会審議では“ピンハネ”疑惑も浮上。パソナの五輪有償スタッフの募集要項によると、時給は1650円(深夜時間帯は125%の割増賃金)、日給にすれば約1万2000円程度だ。ところが、組織委と委託先の広告代理店との契約書や内訳書には人件費の1日単価は35万円、管理費・経費を含めると日当45万円と出てくるという。

ピンハネ率は97%。


代理店からの独占委託で利益が転がり込めば、儲かるのも納得だ。コロナ不況で早期・希望退職を募る企業も増加。再就職支援事業も「好調」というから、まさに「人の不幸は蜜の味」だ。

「会長の竹中平蔵氏は菅首相のブレーン。今も国家戦略特区諮問会議や産業競争力会議の有識者メンバーです。公的機関の仕事に食い込めるのは“政権の友”への優遇ではないのか。違うならハッキリと説明すべきです。
政府分科会の尾身会長の『五輪開催は普通はない』発言に竹中氏は6日、『越権行為』『ひどい』と関西ローカル番組でカミついていましたが、開催中止で利益を失いたくないようにしか聞こえません」(経済評論家・斎藤満氏)

日本にも“ぼったくり男爵”は存在する。




小渕さん以降、政権が何をするにしても
この竹中平蔵さんの影がチラチラしてましたので、
「こういうことなんだろうなぁ・・・」って
なんとな~くわかってましたけど、
それでもこうして記事として書かれたものを
あらためて読んでみると、
「こりゃ酷いな」って思いますよねぇ。

自分から「五輪中止」なんて
絶対に言いだすわけがない。(苦笑)

カネ以外の他の価値観や物事を測る判断基準は、
竹中さんの中には存在してないんでしょうねぇ。

全てがカネ、カネに憑りつかれた、カネの亡者。

経済学者として研究した知見は、全てカネ儲けの為。

昔流行った「脳内メーカー」なるもので
この方を診たら、脳内全て「カネ」なんでしょうねぇ。


日本の「ぼったくり男爵」ですか?


いやいや、こんな奴、

「男爵イモ」野郎

ですよ。






2021.06.08

梅雨の晴れ間







梅雨の晴れ間



どうも
三流亭まん丸でございます。


私の住まいの地域は、
まだ梅雨入り発表されてないですが・・・(苦笑)

え~、またかと思われる方も
いらっしゃると思いますが、
五輪開催を強行しようとする政権に対して
言いたいこと、言わせてもらいます。

ただし、これが最後。
これを主たる題材にした記事はもう書きません。
(他の政治ネタは書くかもしれませんが・・・)
水道屋のおやじの最後っ屁だと思って
どうかお許しくださいませ。

最後っ屁は臭さがしつこいですよ~(笑)



民主主義は時間がかかるといわれます。
専制君主の一言で何もかもが一瞬で決まる
政治体制ではないから。

多様な意見を排除することなく
議論によって意見を集約し原則全会一致、
不可能ならば少数派の意見の尊重を絶対条件に、
一つの手段に過ぎない手段としての多数決を用い
多数派の意見を社会の意見として採用し、
国民の最大公約数の幸福を追求する。
それが民主主義。

民主主義は多数決ではなく、あくまで全会一致。
多数決は決定手段の一つの方法にすぎません。
数の力で異論を封殺しやりたい放題することは、
決して民主主義ではないのですよ。

私はあなたの意見には反対だ、
だがあなたがそれを主張する権利は
命をかけて守る


フランスの哲学者ボルテールが言ったととされる
有名な言葉でございます。

思想・信条の自由、表現の自由に守られた
少数意見の尊重、多様な意見への寛容こそ、
民主主義の絶対的存立条件なんですよ。

政治家からの意見、
経済学者・団体からの意見、
スポーツ関係者からの意見
医療関係者からの意見、
感染症研究専門家からの意見、
そして一般国民からの意見、
そういう様々な立場の人が様々な意見を出し合い、
お互いの専門外からの知見を取り入れながら
議論を通じて結論を導き出す、
それが民主主義ってもんでしょう。

にもかかわらず、
自分達にとって都合の悪い意見を
「別の地平の言葉」だの
「自主研究発表」だの言って排除し
議論の俎上にも載せないとは、
呆れてモノも言えません。
むしろ自分と異なる意見を提示してくれた方々に
「別の視点からの見解を教えてくれてありがとう」
なんじゃないでしょうかねぇ。

ここ最近の日本って本当に民主主義国家なの?と
目を、耳を疑うようなことばかりですよ。



改めてお聞きしますけど、
菅さんはじめ現政権の皆さん、
民主主義って知ってます?

多様な意見を寛容し、少数意見を尊重し、
あくまで議論を通じて方策を導き出すのが
民主主義なんですよ。

民主主義は時間がかかるし
手間がかかるんですよ。

それを「面倒くさくてイヤ」、
「自分の意のままじゃなきゃイヤ」
っていうのなら、菅さん、
今すぐ首相なんて辞めた方が良いですよ。
民主主義を掲げる国家の首相として
ふさわしくないし、恥ずかしいし、
考え方からしてその任が務まるような器じゃない。
どっかの企業のワンマン社長でも
やってればいいんですよ。
(そういや、菅首相の下、補選・再選挙の除いて
国政選挙を1回もしてないんだから、
菅首相を有権者が信任したわけじゃないんですよね。)



さて、感染症研究専門家の尾身さんも
「パンデミックで五輪開催なんて普通は考えられない」
とおっしゃってます。

感染症専門家ではないけれど、
水道屋おやじの私も同感。

コロナの感染を押さえられてもいないのに、
五輪やるなんて正気ですか?

やれば五輪周辺で人の流れが絶対的に生まれ、
すなわちそれは感染拡大につながるんですよ。
それはこれまでの1年半の経験から得られた
唯一といっていい、紛れもない事実であって、
冷静に思考できる人なら誰でも容易に到達できる
今やコロナの常識ですよ。

やれば失われる命がある。
やらなければ死ななくていい命がある。
にもかかわらず五輪をやるという。

世界からン万人の五輪選手・関係者が集まるんでしょ?
やらなければ来る必要がなかった人が
やることでわざわざやってくるわけですよ。
性善説に基づく規則やルールで縛ったとしても、
それを全員に徹底させるのは無理だし、
それが完全に守られているかを
すべてチェックすることだって無理。

コロナ感染拡大リスクは
選手村・競技場だけの話じゃないんですよ。

五輪というお祭り気分が誘発する
「これくらいなら・・・」「俺一人くらい・・・」
「旅の恥はかき捨て」みたいな心の緩み、
これまでの負をとりかえすべく
五輪に乗じた飲食店の積極的集客勧誘、
選手の活躍・メダル獲得の歓喜のお祭りバカ騒ぎ、
そういったものが五輪開催に付随して
日本各地で一斉に発生するんですよ?!

そしたらもうその瞬間に感染は爆発的に広がり、
お手上げになることは明々白々じゃないですか。

PCR検査、水際対策、GOTOゴリ押し、
緊急事態宣言発出・解除、ワクチン遅延・・・
この1年半のコロナ対策は、
どれ一つとってもグダグダの行き当たりばったり。
そんな失政を重ねてきた方々が
いくら安全安心に開催できるって言ったって、
そんな虚言・妄言を信用できるわけがない。

だいたい一般の国民がコロナで、
生業が破綻し生きるか死ぬかに追い込まれ、
それでも苦労し我慢を強いられているのに
五輪だけが「治外法権でなんでもござれ」
なんてことが許されるわけがないでしょ。

そんな矛盾だらけの理屈、
誰が「あーそうですか」と承服するんですか?
国民をバカにするのも
いい加減にしてほしいですよ。

しかも五輪強行開催の目的は
自己利権と保身最優先であることは
すでに露見しているんだから尚更、
そんな五輪に誰も協力するわけないでしょう。

何度も言いますけど、
世界的感染拡大が今なお続き、
日本国内でもワクチン接種が進まない、
そんな状態で五輪をやれば、
何百人か何千人かはわからないけど、
死ななくていい人が確実に死ぬことになるんです。

「欧米に比べてコロナ死者数が格段に少ない」
なんていうのは開催強行の理由にならんのですよ。

亡くなった方を「数万人」という一括りで
とらえるべきでは絶対にないんです。
数十万人だろうが、たった一人だろうが
人の命の尊さは全く同じ。
数十万人は大変な事態、
一人なんだからまだ深刻とは言えない、
それは人の命を軽んじる馬鹿者がほざく
救いようのない暴言ですよ。
コロナによる死亡者がいるという事実は
たとえ一人であろうと
謙虚に真摯に受け止めなければならないんです。

それぞれの命、個々の命の尊さは
まったく同じなんですよ。
それぞれにそれぞれの命があり、
そこに至るまでの歩んできた人生があるんですよ。
その人の歩んできた数十年の人生、
その人とその家族が積み上げてきた歴史や絆、
それが五輪を開催することで拡大すること必至の
コロナ感染症によって失われるかもしれないんですよ。

その事の重大性を本当に認識しているんでしょうか?

人の命と比べてそれに勝るもの、
それが五輪だとでもいうんでしょうか。

ふざけてもらっては困るんです。
人の命に勝る価値のあるもの、
そんなもん、この世に存在するわけはない。

失われた人の命は2度と戻ってこない。

国民から委託された権力を
私利私欲のために行使して、
その私利私欲を保持するために
守れる手段があるのにそれをせずに
国民の命を奪う。
そんなことが許されるはずがない。

五輪を強行開催することで
死ぬ必要がなかったのに
死ななくてはならない人が一人でも出たら
それはもう明白な人災ですよ。

表現としては言い過ぎかもしれませんが
未必の故意による殺人ほう助ですよ。

それはすべて現政権の責任以外の
ナニモノでもない。

現政権の強引な施政により
結果的に人が亡くなった場合、
その亡くなった方の命・人生に対して
現政権はどう責任を「とる」つもりなのか、
今ここで明確に具体的に
その覚悟を示していただかないと。

「責任を感じる」とか「はなはだ遺憾」とか
ヒトゴトみたいに言うだけだったら、
絶対に許しはしませんよ。
(選挙をみてろよ!)



私はね、五輪大好きですよ。

でもね、その大好きな五輪を
今の世界情勢、日本の現状で強行することは、
正気の沙汰とはどうしても思えない。

五輪利権と人の命を天秤にかけて
五輪利権を優先したとしか考えられない。

そんな命の重みをわからぬ奴らに
自分の命を預けたくないですし、
そんな奴らの都合による好き勝手で
私の命を奪われたくはないですよ。

私は、五輪のとばっちりを受けて
死ぬのは真っ平ごめんです。
そんな死は私にとって全く価値がない。
五輪によるコロナ感染拡大での死は
私にとってただの無駄死にですよ。

私はね、もし死ななければならないのならば、
残された家族らが前を向けるような何かを、
そんな何かを残してあげられるような、
そういう死でありたいんです。

残された者が、五輪とコロナと政治に対して
恨みしか残さないような死など望まない。

私は五輪なんかで死にたくない。

だから私は五輪に反対なんです。

・・・と、都内在住50代男性の少なくとも一人は
大げさかもしれないけれど、
真面目にこう考えているのですよ。

少数意見の尊重、多様性の寛容が守られる
民主主義がまだ機能しているなら
こういう訴えも受け入れられるかもしれませんが、
民主主義は数の力だと
はき違えている政権である以上
これらの反政府的な内容の言論は
無視され抹殺されるのがオチでしょうけどね。


「(五輪開催で)希望と勇気を世界中にお届けする」

現実をみず冷静な判断に基づかない楽観的予測は、
「希望」ではなく「無謀」でしかない。

国民の命を危険に晒してまで五輪を開くことは
「勇気」なんかじゃ絶対なくて「狂気」だ。

「希望と勇気の祭典」ならぬ
「無謀と狂気の興行」を開催されても
五輪利権者以外世界の誰一人、
喜ばないと思うのは私だけでしょうかねぇ。




はい、五輪に対する政府批判は
これくらいにしておきます。

聞く耳がない生物に
何を言っても聞こえないだろうし、
日本語が理解できない生物に
日本語で言っても伝わらないだろうし、
字(漢字)が読めない生物に
こんなヘッポコ・ブログでいくら書いたって
読解できないだろうし。

このまま情勢は何ら変わることはなく、
五輪は強行開催されるんですよ、きっと。

でもね、鬱憤・不平不満を吐き出すことができて
私の気がホンの少しだけ済々いたしました。

束の間の梅雨の晴れ間みたいな
ほんとに清々しい最後っ屁でしたよ。

・・・で、またすぐにジトジトですけどねぇ(苦笑)








2021.06.05

ブタ







ブタ



どうも
三流亭まん丸でございます。


最初にちょっとだけね。

感染症研究の専門家(プロ)が、
これまでのデータや知見から判断して提言し、
「パンデミックの中で普通はやらない」
「五輪開催意義を発信し協力を求めるべき」
「リスク評価をして規模を縮小し適切な運営をすべし」
と、五輪最優先の現政権の対応に苦言を呈する。

感染症研究のど素人が、
「安心安全の開催は可能」「力を結集すれば」
「希望と勇気を世界中に届ける」
などという何の根拠にもならない理屈をこね、
「自主的な研究の成果の発表」(田村厚労相)
「別の地平から見てきた言葉」(丸山五輪相)
と、五輪慎重な感染症対策のプロの提言を一蹴する。

専門家は研究が本分であって
政治をするわけじゃない。
どんな立場にあったって
「自主的な研究の成果」を発表するのは
当たり前なんじゃないでしょうかねぇ。
それが自分(政治家)たちの意と異なっていることも
当然にありえることでしょう。
それを「別の地平」といって取り合わない、
じゃ、最初っから「専門家の意見」なんて
聞く必要ないじゃん・・・
そうじゃ、あ~りませんか~?

ま、なんかコトが起きてしまったときに
「専門家が言ったから」と、専門家のせいにして
自分らに責任が及ぶのを回避するために
ああ言ってただけなんでしょうけどねぇ。(苦笑)

ほんと、馬鹿も休み休み
言ってもらいたいもんです。
国民からしてみれば
政府・五輪関係者の言葉こそ
「別の地平」ですわなぁ。

専門家が「このままでは本当に危ない」と判断し、
御用学者であり続けることへの良心の呵責に苛まれて、
その矜持により意を決して反旗を翻したら
「専門家の意見を尊重して判断する」はずが
途端にこれでしょ?(呆)

自分の意(知識の裏付けのない自我)に
そぐわないことを一切認めようとしない、
多様性への不寛容とでもいうんでしょうか、
学術会議の一件でも露見しましたけど、
あらためて、
五輪開催による感染爆発を恐れる国民意識と
こんなにも乖離しまくったお馬鹿さんたちに
このまま国政を委任し続けてもいいの??
と思った次第でございますねぇ。



ということで、本題。
本日はウマ・シカではなく、
ブタのおはなしでございます。

ある日の夕飯。

「あれ? 何、このメニュー。」
「イワシのオレンジ煮よ。」
「今晩、ブタ料理って言ってたじゃん!」
「ちゃんとブタ、使ってるわよ。」
「どこにもないじゃん。」
「跡形もなくなってるだけよ。」
「煮込みすぎたの?」
「そうじゃないわ。」
「じゃ、どこにブタが・・・」
「いい? 作り方、よ~く聞いてね。

イワシは頭と内臓を取り除き、
充分に水洗いをして、
キッチンペーパーなどでよく水けを取る。

オレンジは1個の半分を薄切りにし、
残りは絞って果汁を取る。

平鍋に果汁、酒、砂糖、醤油、生生姜、花椒
を合わせたところへ
先ほどのオレンジの薄切りを加えて煮立て、
イワシを重ならないように並べる。

一煮立ちしたら火を弱めて20分ほど煮て、
イワシに味を充分含ませる。


・・・ほら。」
「ほらじゃないでしょ。ほら吹いてんじゃないよ。」
「これだから料理の素人はダメねぇ。」
「ブタ、どこで使ってんの?」
「煮崩れないように落しブタ、使ってんの!」





我が家で愛用の落しブタ君
(我が家で愛用中の「落としブタ」くんです。)






私ね、肉はブタが一番好き。


え~、

「好きなお肉は?」とかけまして

「公演がないときの劇場」とときます

そのココロは?

「ブタ以上(舞台上)のモノはない」




あれ?  

あんまりウケが良くないようで。


・・・ここはトンヅラするしかないようですな。(笑)







2021.06.02

喜怒哀楽







喜怒哀楽



どうも
三流亭まん丸でございます。


今回はコロナ禍における
喜怒哀楽というテーマで
ぼやいてみましょうかねぇ。

・・・とその前に。


5月最後の日曜日、
天気が良かったせいか
近場の繁華街、近場の公園なんかが
モノ凄い人混みだったようで。

私も仕事で地元の駅前を通ったんですけど、
いやあ~、佃煮のごとくウジャウジャとね、
びっくりするほどの人の出でございましたよ。
とても緊急事態宣言中だとは思えない・・・。

まあね、今年東京で
マンボウ&緊急事態宣言中でなかったのは
1月初めと、3月下旬~4月中旬までの僅か27日間、
正味1か月もなかったんですからねぇ。

5か月のうち4か月以上が緊急事態なら、
もはや緊急事態が日常ですよねぇ。

日常なら、人は普通に街へ繰り出すわな・・・(苦笑)



では、まず喜怒哀楽の【喜】。

窓全開で空気清浄機を運転していることを注意したら
「世界中の空気をキレイにしようとして何が悪いのよ」
と言い放った、恐れというものを知らぬ我が母、78歳。

運よく(悪運強く)予約がポンポンと取れ、
先日、早々に2回目のワクチン接種を
打ち終えることができました。
幸いなことに副反応も全くなし。

「これで無敵だわ、フフフフ・・・」

今現在、日本最強の婆さんの
一人であることには違ぇねぇ。


接種を希望されている皆様が
1日も早く接種できることを
心より祈念しております。




次、喜怒哀楽の【怒】。

人流を止めなければ!と言ってるその口で、
代々木公園にパブリックビューイング会場を
作るの?! ・・・と思っていたら
さすがに猛批判浴びて代々木公園は
中止にしたようだけど、
上野公園、井の頭公園のPVは
そのまんまなんでしょ?

居酒屋どころか家で友達と飲むことすら
やめるよう要請されてんのに、
五輪選手村では飲酒がOKなんですって?

人との接触を避けろって言っときながら
人との過剰な接触を推奨するがごとく
選手達に避妊具配るんですって?

何から何までふざけてますよねぇ。

いつまでも「待て」させられたまま
エサを前にひたすら我慢させられてね、
その一方で、目の前でご主人様が
うまいもん食ってるのを見せられ続けたら、
どんなに賢い犬たちだって・・・
忠犬ハチ公だって、名犬ラッシーだって、
刑事犬カールだって、パトラッシュだって、
ドン松五郎だって、タロー・ジローだって、
幼獣マメシバだって、ケンケンだって、
ノーベル賞候補犬サンちゃんだって、
そんなご主人様の言うことなんか
そのうちきかなくなるでしょうよ。

我々には我慢、五輪だけ特別待遇、
こんな矛盾だらけのやり方してたら
誰ひとり言うこときくわけがない。

まだ怒りポイントはありますよ。

「コロナ禍で五輪を開催できるのか?」に対して
「安心安全の大会開催は可能」と
馬鹿の一つ覚えを繰り返すばかり。

そもそも安心・安全の大会を
開催するのは開催国として当たり前。
安心・安全であることは
大会を開くための大前提条件でしょ?
「安心安全じゃないと思うんですけど」に対して
「安心安全に大会開催することは可能」って
まるで答えになってないでしょ。
「○○を△△するから大丈夫」という、
「それなら安心安全にできそうだよね」って
我々を納得させるような具体的な案や策を
提示してみせないから、
いつまでたっても全くかみ合わない、
無理問答とも呼べない低レベルなやりとりに
時間だけが無駄にどんどん費やされ、
我々の不安とイライラが募るんですよ。

ホント馬っ鹿じゃないの?!

だいたいね、この1年半、
アベ・スガ政権は国民の安心・安全を
何ひとつ守れてないじゃないですかねぇ。
科学的根拠・検証に基づかない
その場凌ぎの思い付きのような愚策ばかり。
その結果何度となく感染拡大・蔓延を許し、
緊急事態宣言を繰り返し発出せざるを得なかった
無為無策の政権でしょ?
そんな政権が「安心安全に開催可能」って言ったって
そんな戯言、誰が信用するんですかねぇ。
安心・安全な五輪を開催できる才覚など
あるわけがない。

天災が起こるのはしょうがないですが、
起こった後に生じる問題はすべて人災。
このまま東京五輪が強行されたら、
金欲に目がくらんだ守銭奴たちが引き起こす
人類史上最大・最悪の人災になること必至ですよ。

あ~ 恐い、怖い。

あたしゃ、まだ死にたくない、ただそれだけですよ。

もうね、五輪なんて「ごりんざい(金輪際)」
日本でやらなくてよろし。

ほんともう、コリゴリンですな。




で、喜怒哀楽の【哀】。

ユーモアあふれる大将が一人で切り盛りしている、
組合でよく使う小さな居酒屋さんがあるんですけど、
緊急事態宣言中は酒の提供がダメということで、
4月の発出時からずっと休店中。

下ろされたシャッターに張り紙がしてあるんですが、
昨日店の前を通りかかったら、3枚になってました。

最初に貼られた

緊急事態宣言により5月11日まで休店します。


その横には、延長時に貼られた

宣言延長により5月31日まで休店します。
・・・困りましたねぇ



で、その横に新たに貼ってあった1枚には

6月20日まではとても持ちません。
もうこれ以上は無理です。
どうすりゃいいんでしょう。(涙)




「休業を続ける飲食店」とかけまして
「カラ梅雨」とときます。

そのココロは?

「夏前に干上がる」





大きな声じゃ言えないけれど、
お店開けても、誰も大将を責めたりしないよ。

感防止染対策とか時短営業とか休業要請とか、
大将がさ、ほんと、もう充分すぎるほど
一生懸命頑張ったの、みんな知ってるもん。

そもそも万単位の人が集まる五輪ができるんだよ?

たった10人しか入れない大将の店を開けたところで
別にどうってことないじゃん。



どうせ、ちっちゃな店ですよ~だ・・・ (by 大将)




最後は、喜怒哀楽の【楽】。



無し。




・・・無いので、川柳・狂歌で
ちょっとだけニヤッとしてください。


打ち手無し 増やす策無し 打つ手無し


日ノ本は 五輪で変異の 火の元に

 
菅さんに ぼろくそ文句 言う私
・・・ハナから期待 してなかったじゃん(笑)




お粗末さまでした。








プロフィール

三流亭まん丸

Author:三流亭まん丸
オヤジギャグ好きの
ただのそこらへんにいる
ちょいエロオヤジでございます。
あること・ないこと、
真偽のほどはいい加減。
そんな記事により
皆様に何か不都合が生じた場合、
その責任は痛感いたしますが、
責任はとりません。(笑)

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