どうも。
バカは治らない。
三流亭まん丸でございます。
正しくは、
バカは、自分がバカであることを理解していないので
バカを治すことはできない。ゆえに「自分はバカだ」と思っている人は、
実はバカじゃないんですよ~。
むか~し、いくつかの村にまたがる古くて壊れかけた橋がありました。
この橋は村人達の生活に無くてはならない橋でした。
その橋を利用している全員が、橋の修理が必要だとわかっていたのですが、
各村の有力者たちは自分の村に都合のいい意見を言うだけで全然話がまとまりません。
そして「この前も大丈夫だったから、しばらく大丈夫だよ。」と、
危険な状況を真剣に受け止めず、修理されないまま放置されておりました。
村人たちは「これはやばいぞ」と思いながらも、
危険な橋を渡り続けるしかありませんでした。
更に老朽化が進んでも一向に修理されない橋に対して
村人達はついに立ち上がりました。
各村を治める郡の御奉行様に
この状況を何とかしてくれという陳情を行ったのです。
御奉行様は村人達の窮状を理解し、その陳情を聞き入れてくれました。
直ちに各村の有力者を呼びつけ一刻も早く橋の修理を行うよう命じたのです。
ところが…。
村人達の安全も守ろうとした御奉行様は、橋の両側に
【 危ないのでこの橋を歩いてはならぬ 】
という看板とともに見張番を配置し、
村人達が橋を渡ることも禁止してしまいました。
村人達は、橋の修理を速やかに行わせる為のお上の後ろ盾を得たものの
橋を利用するという大事な権利を失ってしまったのです。
でも相も変わらず、各村の有力者達はどこ吹く風。
御奉行様の命が下っているにもかかわらず
村人達が困っているにもかかわらず
全く意に介さず自分に都合のいい意見を言い合うだけで
その後も真剣に橋の修理についての話し合いをしませんでした。
そんなある日…。
「これ、橋を修理せぬ限り絶対に渡ってはならぬぞ」
「見逃してくださいまし」
「ならぬ!」
「おねげぇします。」
「ならぬもんはならぬ!」
「そんじゃあしゃあない…」
と、いうやいなや、その村人は見張番の脇をするりと抜け、
橋の向こう側へとスタコラサッサと駆け足で渡り始めたのです。
ところがその村民は橋の向こうではもう一人の見張り番が待ち構えています。
反対側に渡りきった途端、その村人は簡単に捕まってしまいました。
「ええい、おぬし。ここに書かれている文字が読めぬのか!!」
「へぇ。読めます。だからド真ん中を走って渡ったんです。」…ま、まさかの、一休さんオチ ?! あちこちで、先の衆院選挙における1票の格差をめぐる裁判で
「選挙無効」の判決が出てます。
そりゃあ、そうですよね。
「違憲状態だけど選挙は有効」といろいろ配慮していた司法ですけど、
その配慮をいともたやすく踏みにじられ、何の策も講じずに選挙されちゃったら
「おいこら! おめぇら、いい加減にせいよ! 司法をなめやがって!」
ってなことになっちゃってもしょうがないですよねぇ。
執行猶予つけてやったのに…、もう実刑で、即刻刑の執行じゃ!!って感じ?
それにしても驚くべきは、
この判決に対してどっかの党のどっかの県連幹事長が
「総選挙を無効とする判決は常軌を逸している」
とほざいたらしいということ。
はぁ?? 自分たちの側に非があることを全く理解していないで、
それをおかしいと指摘してくれた人に対して文句を言ってんでしょ。
その感覚こそが常軌を逸してますねぇ。
…こういう人をバカっていうに違いない。
でもそんなバカを、自分たちの将来を託す議員さんに選んでしまうんですから、
我々有権者っていうのは、ウルトラ・バカなのかもしれませんねぇ。
あ、言っときますけど、
私はバカじゃありませんよ。以上 まん丸でした。
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