理由に衆議院議員の任期を一年延長し、その間
の12月8日に国民に寝耳に水で太平洋戦争を開戦し、原爆、空襲、集団自決、玉砕、特攻など未曾有の惨禍を国民にもたらして
おいて、重大放送があるから「厳粛に聴取せ
よ」とは本当に戦前の日本国民は人間扱い
されていない。』
1941年4月に日中戦争を理由に衆議院議員の任期を一年延長し、その間の12月8日に国民に寝耳に水で太平洋戦争を開戦し、原爆、空襲、集団自決、玉砕、特攻など未曾有の惨禍を国民にもたらしておいて、重大放送が
あるから「厳粛に聴取せよ」とは本当に戦前の
日本国民は人間扱いされていない。
その反省のもとに、全ての国民が人格ある存在と人間扱いされることを定めた憲法13条(個人の尊厳尊重)を中核条文として規定し、最大の人格蹂躙である戦争から国民の個人の尊厳を永久に守る憲法9条を規定する日本国憲法が制定されました。
そして、参院緊急集会(憲法54条)もこの戦前の任期延長などの権力暴走の歴史の反省の基に定められた日本国憲法固有の条文であり、これは非常時に名を借りた権力の暴走を阻止する世界に誇るべき緊急事態条項です。
こうした、歴史の教訓や憲法の立法事実と根本趣旨に対する理解が皆無どころか、それを指摘する参院立憲や憲法学者の批判を無視して、衆院憲法審の改憲派は二年半にわたる毎週開催のもとで参院緊急集会を法解釈ですら
ない暴論で使い物にならないと曲解し、
「国家有事(=戦争)」でも実施可能な
国会議員の任期延長改憲を押し進めようとしています。
自民、維新、公明、国民民主(玉木代
表)の任期延長改憲などが、如何に戦前
の政治家と同レベルの個々の国民の
人間としての尊厳を尊重していない
暴挙であるかについて、本日の79年目の終戦の日に一人でも多くの国民の皆さんに認識して頂き、深刻な危機感を持って頂きたいと切に願います。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)