小さな恋のメロディ
「Spicks and Specks」が無性に聴きたくなって、久々に『小さな恋のメロディ』 のサントラ盤に針を落してます(CDはそのうち手に入れようと思いつつも、未だに買ってないもので・汗。ちなみにLPは学生時代に中古で200円で購入しました・苦笑)。やっぱり僕、この曲に関しては、本家のビー・ジーズよりも、リコーダーの音色や子供達のコーラスがほのぼのとしたリチャード・ヒューソン・オーケストラとコロナ・スクールの学生達によるサントラ収録ヴァージョンの方が好きなんですよね(でも口ずさむのは、もっぱらザ・コレクターズによる日本語カヴァー・ヴァージョン。願わくばライヴ・ヴァージョンだけじゃなくて、今からでもレコーディングしてスタジオ・ヴァージョンも出して欲しいくらいです)。
実はこのリチャード・ヒューソンさんなる人物は、ビートルズの名曲「The Long And Winding Road」や「Across the Universe」、「I Me Mine」などのアレンジを手掛けた知る人ぞ知る名アレンジャー。英国流儀のクラシカルで美しいアレンジを得意とされてて、他にもメリー・ホプキンの「Those Were the Days(悲しき天使)」やジェイムス・テイラーの1stソロ・アルバム『ジェームス・テイラー』、 それからポール・マッカートニーが変名で出した『Thrillington』やウィングスの大ヒット曲「My Love」といったB4周辺をはじめ、フリードウッド・マックやアート・ガーファンクル、アル・スチュワートにスーパー・トランプ、ジグソー等々の作品でもアレンジャーとして手腕を発揮されてるんですが、ビー・ジーズとCSN&Y以外の曲をすべて彼が担当したこのサントラ盤も、実に素敵なお仕事ぶりです(何でも『欲望』のサントラにも参加されてたとか!)。
しかしそんな中、他人の曲ばかりアレンジすることにフラストレーションを感じたリチャード・ヒューソン先生は、自宅の寝室で自らが作曲や演奏、プログラミングからアレンジ、プロデュースなどの大半を手掛けるワンマン・バンド、RAHバンドをバンド結成(ヴォーカルは奥様)。バンド名の由来も、自身の本名(リチャード・アンソニー・ヒューソン)の頭文字を取ったそうなんですけど(笑)、これが何ともゆる~いエレポップながら、ボサノヴァの風味が効いてて、妙に心地いいんですよね(^^;)。『小さな恋のメロディ』のサントラを振り出しに、手持ちの音源でひとり「リチャード・ヒューソン特集」を楽しんでるうちに、気付けばRAHバンドのスぺーシーでチープな「ゆるふわグルーヴ」の波に揺られてプカプカと漂っていました(これもかなり久し振りに聴いたんですけど、クセになりそう・苦笑)。尚、ご覧の通り、僕が持ってるRAHバンドのベストCDは、1996年に小山田圭吾さんのトラットリア・レーベルから発売された飛行機ジャケのやつなんですが、現在は違うジャケになって再発されてるみたいですね。
パフュームド・ガーデン・ ザ・ベスト・オブ・ラー・バンド (2004/12/08) ラー・バンド |
ところでビー・ジーズといえば。先月僕が千林商店街のタラートソウルさんで買ったビー・ジーズの缶バッヂの件なんですけども(5月19日の日記参照)。何とあの後すぐ、店長さんから連絡があって、当ブログをご覧になったビー・ジーズ・ファンの方が残りのビー・ジーズ缶バッヂを全部買って行かれたとのことでした!?(我ながら影響力の大きさにビックリ、なんつって・苦笑)。
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