カンボジア難民救済コンサート
忘れもしない1995年の6月18日(日)、大阪城ホールへリンゴ・スター率いる第3期オールスター・バンドの来日公演を観に行きました。当初ベースはニック・ロウの予定でしたが直前に変更となり、やって来たのはジョン・エントウィッスル。ザック・スターキーによるキース・ムーン直伝のドラムとのコンビネーションは、まるで「全盛期のThe Whoそのもの」のようなド迫力で、「ボリスのくも野郎」を聴きながら、「ああ、いつかここでThe Whoのライヴが観れたらなぁ~」と思わずにはいられませんでした。
残念ながらそのジョン・エントウィッスルは2002年にこの世を去ったものの、2004年7月25日(日)に大阪ドームの「The Rock Odyssey 2004」で観たThe Whoは、やはり紛れもなく史上最強のスタジアム・ライヴ・バンドでした(ダイナミックな演奏と絶妙にシンクロした照明の演出も見事で終始圧倒されっ放し。トリのエアロスミスの出番の時はすっかり放心状態でした・汗)。
早いものであれから4年、1995年のリンゴの来日公演から13年、ようやくThe Who単独での来日公演が実現して、大阪城ホールにも来てくれるのかと思うと大変感慨深いです・・・。
http://www.udo.co.jp/artist/TheWho/
そんな訳で、The Whoの単独公演実現を祝して、久々に2枚組ライヴLP『Concert For The People Of Kampuchea(カンボジア難民救済コンサート)』(1981年)に針を落としています(ご覧の通り、僕が持ってるのは米プロモ盤)。
ワルトハイム国連事務総長とポール・マッカートニーの提唱によって、当時問題となっていたカンボジア難民を救済するための資金集めを目的に開催されたチャリティ・コンサートで(1979年12月26~29日)、会場がロンドンのハマースミス・オデオンなら、参加アーティストもポール・マッカートニー&ウイングスをはじめ、The Whoやクィーン、クラッシュにプリテンダーズ、ロックパイルにロバート・プラント、更にはエルヴィス・コステロやスペシャルズ、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズと超豪華!(おまけにラストのロッケストラには、ジョン・ボーナムやジョン・ポール・ジョーンズ、ロニー・レインやゲイリー・ブルッカーの名前も!!)。中でもハイライトはDisc-2のB面を占めるウィングス3曲+ロッケストラ3曲(確かこれがウィングスのラストステージでしたっけ?)と、Disc-1のA面を占めるThe Who4曲なんですが、こんなにも貴重な演奏を収めたライヴ・アルバムなのに、未だにCD化が実現していないというのは、何とも勿体ない限りです(ちなみに内ジャケットはこんな感じ。サウンド・プロデュースはクリス・トーマスが手掛けていました)。
ところが驚いたことに、何と7月26日(土)にNHK-BS2の「黄金の洋楽ライブ」で、この『カンボジア難民救済コンサート』の模様が放送されるというではないですか!(テレビ放映は1981年5月4日以来?)。
http://www.nhk.or.jp/bs/genre/music_7later.html
おかげでThe Whoファンにとっては最高の前祝いになりそうです(NHKさん、有難う!)。
尚、上柴とおる親方のFM-COCOLO「南港♪Music Entertainment」では来週早速The Whoの単独来日公演決定をお祝いして特集を組んで下さいますので、受信エリアにお住まいに皆様はどうぞお聴き逃しなく!!
【追記】
久しぶりにレコガシラくんも登場させてみました(^^)。
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