京都建築散歩(3)
そんな訳で6月7日(土)「京都建築散歩(2)」のつづき【Part 3】です。
中京郵便局からは三条通を東洞院通へ右折して、やって来たのは烏丸姉小路の新風館。当ブログにもちょくちょく登場する複合商業施設ですが、実はここも元々は1926年(大正15年)に京都中央電話局として建てられた洋館で、京都市の登録有形文化財第1号に指定されてるとのこと(ちなみに第2号が1928ビルだそうです)。2004年度にはグッドデザイン賞も受賞してるだけあって、なかなか雰囲気ある空間でしょう?堂島孝平くんもラジオで大好きだと発言してました(スイマセン、今回写真撮り忘れたので、今年の初詣の帰りに立ち寄った際に撮影した夕方の写真を蔵出ししてみました・汗)。
僕が新風館を訪れる目的は大体決まって2Fのヴィレッジヴァンガードなんですが、やはり今回もそう。オモローな雑貨や本などを物色しがてら、お目当てのCDが置いてあればと思って立ち寄ってみたものの、残念ながら空振り。でも、ここのCDコーナーでは目下、羊毛とおはながイチ押しなら(※6月1日の日記参照)、ふたり乗りやLittle fats & Swingin' hot shot party、アサイラム・ストリート・スパンカーズなども置いてあるし、「スタッフ全員のリクエストで再入荷しました」というコメントと共にハンバートハンバートの『道はつづく』が何枚か平積みされていれば、しっかりバンバンバザールのコーナーが用意されていて、おまけにポカスカジャンのCDまであって(バックはバンバンバザールですからね!)、それでいてPerfumeの新作もちゃんと置いてあったりと、なかなか僕好み率の高い品揃え(笑)。ただ、以前はもっと広くてジャネット・クラインとかも置いてあったのに、どうやらCDの売り場スペースが幾分縮小されたような気が・・・(それだけ今CDが売れなくなって来てるということなんでしょうか?)。ところで、CDJournal.comで「グッドタイム・ミュージック特集」と題して、おおはた雄一さんとイノトモさん、そしてハンバートハンバートを取り上げた特設ページが公開されてますね(ナイス!)。
http://www.cdjournal.com/main/feature/feature.php?fno=385
新風館を出た後は、また再び本来の道草に戻って(?)洋館巡り。
こちらは烏丸三条の交差点のみずほ銀行京都中央支店(旧第一銀行京都支店)。これも辰野金吾氏による設計だそうで竣工は1906年(明治39年)ながら、現在の建物は一旦全て解体されて2003年に忠実に復元されたもののようです。
烏丸通の横断歩道を渡って更に三条通を少し進むと、文椿ビルヂングがあります。
1920年(大正9年)に建てられた木造の洋館で、2Fにはギャラリー&カフェのニュートロンをはじめ、インテリア・ショップやヘアサロン、1Fにも輸入雑貨やイタリア料理店などのお洒落なテナントが入居してることもあって、尚更スタイリッシュで洗練された印象(ここも天井が高いですね)。
そこから今度は室町通を四条方面に下って、六角通、蛸薬師通を越え、やって来たのは京都芸術センター。
1993年(平成5年)に統廃合のため閉校となった明倫小学校の校舎が再利用されてるんですけど、何でもこの建物は1931年(昭和6年)に学区内住民の寄附によって建てられたんだそう(それにしても豪華な造りだこと!)。
旧ブログ時代から2005年11月17日や2006年4月9日などで何度か触れてます通り、ここには僕のお気に入りのカフェの一つ、マエダコーヒーの明倫店も入ってます(フードメニューもコーヒーもボリュームたっぷりなのに、それでいて美味しくて値段もリーズナブルなので、市内中心部のカフェのランチなら、ここが一番好きかも。加えて、古き良き教室のノスタルジックな空気に包まれた店内は温もりがあって、何とも落ち着くんですよね。蛸薬師通にある本店も溌剌としたママさんの接客が実に清々しいです)。
それから、その蛸薬師通まで戻って、次に携帯電話のカメラに収めたのは烏丸蛸薬師の交差点にある複合商業施設「flowing KARASUMA」(フローイングカラスマ)。旧北国銀行京都支店(元々は山口銀行京都支店)だった建物をリノベーションして昨年オープンしました。何と、これも辰野金吾氏の設計によるものらしいんですけど、明治時代に建てられた京都文化博物館別館やみずほ銀行中央支店のような煉瓦造ではなく、大正5(1916)年の竣工で鉄筋コンクリート造なんだとか(そう言われてみると同じ辰野建築でもまたひと味違った趣きを感じますよね)。
実は、先週ちらっと書いてた羊毛とおはなのスイーツ付きスペシャル・カフェ・ライヴ京都編は8月にここの1Fカフェダイニングであるので、一応参考迄に過去のライヴ出演者なども調べてみたら、おおはた雄一さんや坂本美雨さん、ハシケンさんらのお名前もあって、しかも驚いたことに明日6/11(水)には土岐麻子さんのカフェ・ライヴが予定されているではないですか!!
土岐麻子嬢は今月、レコミンツのmints Bar第22夜にも登場されてますが、近日発売予定の新作『Summerin'』はフォー・トップスやマドンナに加え、松田聖子の「小麦色のマーメイド」や真心ブラザーズの「サマーヌード」、大貫妙子さんの「都会」といったカヴァーの選曲もさることながら、キュートなジャケット写真がとっても素敵で、早くもトキめくばかりです(^^;)。
http://www.tokiasako.com/
とにかく、「flowing KARASUMAでのライヴのラインナップはこれから要チェックだぜ!」ってことで、以上、僕の道草~洋館巡り3部作(?)でした(いよいよ本編につづく・・・)。
【蛇足、というかちょっとした反省点】
どうせなら、新風館からみずほ銀行京都中央支店へ行く間に、一旦御池通方面に向かって京都国際マンガミュージアムにも行っとけばレトロビル巡りコースとしてはより理想的だったかもしれませんね(※2007年4/21日記参照)。併設カフェの壁面に描かれた先生方のサインがその後どうなってるかも気になるところです。
中京郵便局からは三条通を東洞院通へ右折して、やって来たのは烏丸姉小路の新風館。当ブログにもちょくちょく登場する複合商業施設ですが、実はここも元々は1926年(大正15年)に京都中央電話局として建てられた洋館で、京都市の登録有形文化財第1号に指定されてるとのこと(ちなみに第2号が1928ビルだそうです)。2004年度にはグッドデザイン賞も受賞してるだけあって、なかなか雰囲気ある空間でしょう?堂島孝平くんもラジオで大好きだと発言してました(スイマセン、今回写真撮り忘れたので、今年の初詣の帰りに立ち寄った際に撮影した夕方の写真を蔵出ししてみました・汗)。
道はつづく (2006/08/30) ハンバート ハンバート |
僕が新風館を訪れる目的は大体決まって2Fのヴィレッジヴァンガードなんですが、やはり今回もそう。オモローな雑貨や本などを物色しがてら、お目当てのCDが置いてあればと思って立ち寄ってみたものの、残念ながら空振り。でも、ここのCDコーナーでは目下、羊毛とおはながイチ押しなら(※6月1日の日記参照)、ふたり乗りやLittle fats & Swingin' hot shot party、アサイラム・ストリート・スパンカーズなども置いてあるし、「スタッフ全員のリクエストで再入荷しました」というコメントと共にハンバートハンバートの『道はつづく』が何枚か平積みされていれば、しっかりバンバンバザールのコーナーが用意されていて、おまけにポカスカジャンのCDまであって(バックはバンバンバザールですからね!)、それでいてPerfumeの新作もちゃんと置いてあったりと、なかなか僕好み率の高い品揃え(笑)。ただ、以前はもっと広くてジャネット・クラインとかも置いてあったのに、どうやらCDの売り場スペースが幾分縮小されたような気が・・・(それだけ今CDが売れなくなって来てるということなんでしょうか?)。ところで、CDJournal.comで「グッドタイム・ミュージック特集」と題して、おおはた雄一さんとイノトモさん、そしてハンバートハンバートを取り上げた特設ページが公開されてますね(ナイス!)。
http://www.cdjournal.com/main/feature/feature.php?fno=385
新風館を出た後は、また再び本来の道草に戻って(?)洋館巡り。
こちらは烏丸三条の交差点のみずほ銀行京都中央支店(旧第一銀行京都支店)。これも辰野金吾氏による設計だそうで竣工は1906年(明治39年)ながら、現在の建物は一旦全て解体されて2003年に忠実に復元されたもののようです。
烏丸通の横断歩道を渡って更に三条通を少し進むと、文椿ビルヂングがあります。
1920年(大正9年)に建てられた木造の洋館で、2Fにはギャラリー&カフェのニュートロンをはじめ、インテリア・ショップやヘアサロン、1Fにも輸入雑貨やイタリア料理店などのお洒落なテナントが入居してることもあって、尚更スタイリッシュで洗練された印象(ここも天井が高いですね)。
そこから今度は室町通を四条方面に下って、六角通、蛸薬師通を越え、やって来たのは京都芸術センター。
1993年(平成5年)に統廃合のため閉校となった明倫小学校の校舎が再利用されてるんですけど、何でもこの建物は1931年(昭和6年)に学区内住民の寄附によって建てられたんだそう(それにしても豪華な造りだこと!)。
旧ブログ時代から2005年11月17日や2006年4月9日などで何度か触れてます通り、ここには僕のお気に入りのカフェの一つ、マエダコーヒーの明倫店も入ってます(フードメニューもコーヒーもボリュームたっぷりなのに、それでいて美味しくて値段もリーズナブルなので、市内中心部のカフェのランチなら、ここが一番好きかも。加えて、古き良き教室のノスタルジックな空気に包まれた店内は温もりがあって、何とも落ち着くんですよね。蛸薬師通にある本店も溌剌としたママさんの接客が実に清々しいです)。
それから、その蛸薬師通まで戻って、次に携帯電話のカメラに収めたのは烏丸蛸薬師の交差点にある複合商業施設「flowing KARASUMA」(フローイングカラスマ)。旧北国銀行京都支店(元々は山口銀行京都支店)だった建物をリノベーションして昨年オープンしました。何と、これも辰野金吾氏の設計によるものらしいんですけど、明治時代に建てられた京都文化博物館別館やみずほ銀行中央支店のような煉瓦造ではなく、大正5(1916)年の竣工で鉄筋コンクリート造なんだとか(そう言われてみると同じ辰野建築でもまたひと味違った趣きを感じますよね)。
実は、先週ちらっと書いてた羊毛とおはなのスイーツ付きスペシャル・カフェ・ライヴ京都編は8月にここの1Fカフェダイニングであるので、一応参考迄に過去のライヴ出演者なども調べてみたら、おおはた雄一さんや坂本美雨さん、ハシケンさんらのお名前もあって、しかも驚いたことに明日6/11(水)には土岐麻子さんのカフェ・ライヴが予定されているではないですか!!
Summerin' (2008/06/25) 土岐麻子 |
土岐麻子嬢は今月、レコミンツのmints Bar第22夜にも登場されてますが、近日発売予定の新作『Summerin'』はフォー・トップスやマドンナに加え、松田聖子の「小麦色のマーメイド」や真心ブラザーズの「サマーヌード」、大貫妙子さんの「都会」といったカヴァーの選曲もさることながら、キュートなジャケット写真がとっても素敵で、早くもトキめくばかりです(^^;)。
http://www.tokiasako.com/
とにかく、「flowing KARASUMAでのライヴのラインナップはこれから要チェックだぜ!」ってことで、以上、僕の道草~洋館巡り3部作(?)でした(いよいよ本編につづく・・・)。
【蛇足、というかちょっとした反省点】
どうせなら、新風館からみずほ銀行京都中央支店へ行く間に、一旦御池通方面に向かって京都国際マンガミュージアムにも行っとけばレトロビル巡りコースとしてはより理想的だったかもしれませんね(※2007年4/21日記参照)。併設カフェの壁面に描かれた先生方のサインがその後どうなってるかも気になるところです。
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