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NO.2178 公務員を敵に祭り上げ叩けば、国民は幸せになるのだろうか。

 公務員バッシングが盛んですね。

     公務員バッシング

私には不思議です。

公務員を敵に祭り上げ叩けば、国民は幸せになるのだろうか。
この件に関しては何度か言及してきましたが・・・。ぴたりと来る発言がありました。

まさに、「連帯して抗(あらが)わなければならない時なのだ。虐げられる側の人間が反目し合うように仕向けられている現実に、いいかげんに気づこうよ。」ですね。

 以下、井上伸さんのフェイスブックから転載させていただきます。

「公務員の給与を下げろ」と叫んでどうなるのか
斎藤貴男 連載コラム「二極化・格差社会の真相」

 『日刊ゲンダイ』2011年12月14日付
(※ネット上で読めないのでテキストをアップします)

 最近、テレビに出演して消費税増税について論争する機会を何度かいただいた。つくづく感じることがあったので書き残しておきたい。

 私は増税には大反対だ。ただし、それとこれとは次元がやや異なっている。「増税の前にやるべきことがある。まずは税金の無駄遣いを改めよ」という意見が出るのは当然だ。一般論として私も相手方の増税派も大いにうなずき、その場は収まる。

 ところが視聴者の反応がすさまじい。「そうだ、公務員なんか全員クビだ、でなければ給料をドカンと下げちまえ」のオンパレードなのである。

 懸命に話した消費税そのものの本質論など、まともに聞いてもらえていないのかと思うと悲しい。それは確かに、就労人口の圧倒的多数を占める民間のサラリーマンや派遣労働者より、公務員の方が安定しているのだろう。だがそう思うなら、どうして自分たちにも公務員並みの待遇や権利をよこせと叫ばないのか。

 まだしも比較的には恵まれている職種の人々を罵倒し、引きずり下ろすのに成功したとして、何かよいことがあるとでもいうのか。それでいて、まさに最悪の条件で働く労働者を搾取して、何億円もの上前をハネている企業経営者や株主らに対しては、皆さん、ジッとガマンの子なのだった。

 公務員の給料が下がれば、民間はさらなる人件費削減の好機と捉えよう。経営者や官僚や政治家や、要は世の中を支配する側から見たら、これほど都合のよい国民も珍しい。今やこの国の多数派は、上に搾取される以外の生き方を認められなくなっているのではないか。

 誰しもそれぞれの立場がある。私は自営業の家に生まれ育ち、自分自身も自由業だから、そこからの視点が価値判断のモノサシになりやすい。消費税率が引き上げられれば、仕事の対価に転嫁させてもらえない増税分を自腹で納めさせられ、いずれ廃業に追い込まれるのが自明だから反対しているのだが、だからってそこまでの被害は受けないサラリーマンを引きずり下ろせというふうには思わない。密かな誇りだ。

 消費税だけの問題ではない。TPPをはじめ小泉時代に逆戻りしつつある構造改革路線のことごとくは、エリートサラリーマンと派遣労働者の格差をますます広げると同時に、その他の生き方を徹底的に排除していく。

 連帯して抗(あらが)わなければならない時なのだ。虐げられる側の人間が反目し合うように仕向けられている現実に、いいかげんに気づこうよ。






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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

2011.12.26 | | Comments(4) | Trackback(2) | ・社会評論Ⅲ

コメント

Japanese intelligentsia

英米人の脳裏には、現実の世界があると同時に、非現実の世界観 (world view) がある。

現実の世界を現在時制の内容で表現すると、非現実の世界は未来時制の内容として表現できる。
現実の世界と非現実の世界は、英語では一対一の対応がある。
そして、現在時制の内容に対応した未来時制の内容が過不足なく考えられる。

真実は現実の中にある。が、真理は考え (非現実) の中にある。
現実は真実である。現実の内容として述べられる非現実は嘘である。
時制がなく、現実と非現実の区別がつかなければ、本人は嘘ついてるという自覚はない。
話の内容が現実離れしていることに違和感がない。

現実の内容は五感の働きにより得られるが、非現実の内容は瞑想により得られる。
現実の世界が過不足なく成り立つように、考えの世界も過不足なく成り立っている。
もしも、考え (非現実) の世界に矛盾があれば、それを見つけて訂正しなければならない。
自他が協力して構想の中の矛盾を丹念に淘汰すれば、非現実の世界は現実の世界と同じ広がりと正確さをもち、場当たり的な発言の内容とはならない。

日本語脳は、非現実の内容を脳裏にとどめ置くことができない。
それは、日本語には時制がないからである。
日本人は常に実を求めている。現実にとどまることのみを信じている。
日本人の考えは、現実の外に出るものではない。
現実を現実の外にある理想に導くものではない。

西遊記に出てくる孫悟空は、自己の有能さに得意になっていた。だが、釈迦如来の手のひらの中から外に出ることはできなかった。孫悟空には、世界観がないからである。

英語の時制を使うことができない英米人は、子供のようなものである。
だから、非現実の世界を考えることができない日本人は、12歳の子供のように見える。

考えがなければ、議論ができない。
日本では「議論をすれば、喧嘩になります」と言われている。
意思は未来時制の内容である。
時制が無ければ、恣意となり、その思いは公言にもならず宣言にもならない。

物事の決着は、談合により行われる。
そこには、公言も宣言も必要でない。
意見を述べようとすると「理屈を言うな。理屈なら子供でも分かる」と言って相手にしない。
もっぱら恣意と恣意のすり合わせを行って決着する。いわゆる、どんぶり勘定である。
和をもって貴しとなすためには、金を配るしかない。これも馬鹿の一つ覚えか。
現ナマは、現実の内容であり、日本人には信用の証となる。

究極の人生目的は、狭義の自己利益・金を得ることにある。
国内では、学閥など序列を作って自己利益を確保しようとする。それで、忠義が尊ばれている。
人間が縦一列に並んで他を入れない密な人間関係である。
序列作法の励行により、序列の外に出られない島国根性が植えつけられる。だから、玉砕を覚悟する。

国内においても、国際社会においても、日本人は金を配って存在感を示そうとする。
これもひとえに社会の中での序列順位向上のためである。
だが、日本人は内容のない発言により信用を失うことが多い。
それでも、日本人は人類のために貢献している。
だが、その貢献の仕方は、発言のない家畜が人類に貢献するのと似たところがある。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

2011-12-26 月 10:16:50 | URL | noga #sqx2p0JE [ 編集]

公務員もまともな労働者だ 民間労働者の労働条件こそ良くせよ

※トラバに代えて、送信します。

20111219(月)記 虚構の民主主義で真の民主主義に敵対する 橋下大阪市長
橋下氏は下記のように公務員を愚弄している。

「公務員は税金で食べさせて貰っている」と。

そうだろうか?

公務員は契約により労働力の代価としての、正当な、当然の賃金を受け取っているだけだ。

問題とするならば、公務員の賃金が公務員労働者とその家族が、健康にして文化的な生活が出来、明日への労働が可能になるような当然の額であるかどうかであろう。

また、公務員も主権者の一人として税金を納入しているのである。明確に、かっての農奴の身分にあった者達ではないのだ。

しかも、高級公務員、一部の不心得者(どこの社会にも居るものだが)を別として、一般の公務員は住民、国民に役に立つ仕事をしたいと願い、被災地業務、その他厳しい条件の中で、公僕として献身的に公務に従事しているのである。

公務員が疲弊したら、住民、国民生活も落ち込み、社会も民主政治も大きなダメージを受けることになるのではないか。

橋下大阪市長が口にする民主政治は、公務員を愚弄し、侮辱するエセ民主政治だ。

それは独裁への方便に過ぎない。

住民、国民の命、暮らし、生業、・・・を奪い、塗炭の苦しみに追い込むような悪政の元凶は、橋下大阪市長が指摘する公務員ではない。別にその元凶はいるではないか。何故、それを糾弾しないのか。

投稿日 2011/12/19 ニュース, 学問・資格, 文化・芸術, 日記・コラム・つぶやき, 書籍・雑誌, 経済・政治・国際 | 固定リンク


2011-12-28 水 19:04:58 | URL | hamham #wMyNaENg [ 編集]

日本の構造的問題として官僚機構の肥大化が問題とされ、
その文脈で公務員批判が行われることがあります。

官僚機構が諸悪の根源、というわけですが、
それなら何度も「行革」が行われても
解決しないのはどうしてでしょうか。

本当の問題は、政・官・業の癒着であり、官僚機構の肥大化の弊害も、
その中で「官」の力が増大したことによる副次的な者だと思います。

そして、「行革」や「脱官僚」がなかなかうまくいかないのは、
結局、政・官・業の癒着の構造の中でのヘゲモニー争いになってしまったからだと思います。
「官」の力を弱め、「政治家」が「官僚」を抑え込んでも、その癒着が変わらなければ
「政」と「業」が癒着して「官」を動かすという形になり、利益が誘導される場所が
少し変わるだけになると思います。

本当に必要なことは、公務員を減らしたり待遇を下げることではなく、
癒着をはがし、「政」「業」と適切な緊張関係をもって
法令の範囲内で自律的に仕事をさせることだと思います。


地方政治では、昔は「政」と「業」が癒着し
役所を言うままに従わせていたのが、市町村合併や
時代の変化で様子が変わり、法令を守ってある程度自律的、公正に仕事をしだした役所に対し、
再び言うことを聞かせようして議員が公務員批判をしていたりする場合もあります。

2011-12-31 土 23:31:43 | URL | 向川まさひで #tHX44QXM [ 編集]

皆様 明けましておめでとうございます、 良い年に 今年はしたいですな

選挙では しっかり 革新政党に 応援してくれる ママ も お客さまも

公務員 市会議員 多い 減らしたら 意見 多いです、

苦労 努力 しかし 実を結ばない 毎日で 捌け口に なっとるんかも

外国に 比べて 議員も 公務員も 決して 日本は 多くは無く 今年は改革 真の 改革とは 何やろう 対話元年 に なるよう 頑張りましよう。

2012-01-01 日 18:08:00 | URL | 銀次郎 #- [ 編集]

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けっきょく民主党って「自民党」だった。

自民党政権が続いていたらもっとマシだったってミンス、ミンスとか すぐ反日とかいう人が言うんだろうけどま、与太話がネットに乗ると"言説"になるんだがこんなのはどうでもいい。もちろん.まったく同じにはならないだろうが似たようなもんだったろう。というのが正解で?...

2011.12.26 | 山階宮透の日記

現代を映す2011年-竹原信一または入試問題投稿事件

橋下の大阪から遠く離れた地方の自治体で、そのふるまいが他に類をみない一人の首長がいた。たとえば、彼のやったことはといえばこんな具合。市長を務める自らの自治体の全職員分の給与明細を公開した。たぶん本人の了解なしに他人の給与を明らかにするというのは普通はあ...

2011.12.27 | 浮游空間

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