2009.05.10 荒川のスモールマウスバス(コクチバス)を食べてみた
皆さんこんばんは。
荒川や入間川で釣りをしているとスモールマウスバス(コクチバス)がよく釣れますよね。
荒川や入間川のスモールマウスバス(コクチバス)は「埼玉県内水面漁場管理委員会指示」によりリリースが禁止されている為に色々と大変です。
スモールマウスバス(コクチバス)が釣れるたびににアレするだけではなんだかもったいない。
そこで、釣ったスモールマウスバスを試しに食べてみれば良いのではないかと。
ゴールデンウィークの連休でハイになってると、こんなことばかり思いつきます。
しかし、食べるために問題になるのは、釣った後締めたスモールマウスバスの持ち出しについてです。
環境省の「外来生物法」では「釣った特定外来生物をその場で締めた上で、持ち帰って食べることも問題ありません。 」と書かれています。
埼玉県のスモールマウスバスも締めた後は持ち出して大丈夫なのだとは思いますが、一応ブログに書くため間違ったことを書いてはまずいので、埼玉県農林部生産振興課内水面漁場管理委員会さんに問い合わせてみました。
なお、今シーズンはスモールマウスバスを食べる気満々だったので、4月の時点であらかじめ問い合わせはしておきました。
メールで問い合わせをしたところ、締めたあとの持ち出しは問題ないとの回答を頂いたので、荒川のスモールマウスバス(コクチバス)を締めてからお持ち帰りしました。
なお、埼玉県農林部生産振興課内水面漁場管理委員会さんには、持ち出し以外にもいくつか質問をしてみたので、そのうち記事にしてみたいと思います。
では早速持ち帰ったバスを調理してみます。
調理してみますとはいったものの、魚を捌いてどうこうするほどの料理はできないので、今回は簡単なホイル焼きに挑戦します。
なお、この先スモールマウスバスを捌いて内蔵とかの画像が出てきます。そういうのが苦手な方は注意してください。
持ち帰ったのはこのサイズのスモールマウスバス。23cmぐらい。
持ち帰ってから半日ぐらい冷蔵庫に入れておいたので、やや色とかが綺麗では有りません。
最初はバスの表面をガンガン洗い臭いとぬめりを落とします。
その後、内蔵を取り血合いを爪でこそぎ落とします。
ブラックバスの鱗と皮は調理しても臭いらしいので、切込みをいれ皮をはぎます。
綺麗な白身が出てきました、これだけ切り身でスーパーに有ったら何の魚だか分かりません。
刺身でもいけそうな感じです。(川魚なので刺身は駄目ですが)
さらに、硬そうなヒレの部分も取り払い、もう一度水でガンガン洗います。
これで、スモールマウスバス自体の準備は完了。
ブラックバスはかなり生臭いと聞いた為、ちゃんと臭い取りのハーブも仕入れてきました。
荒川産のヨモギ(笑
ヨモギも広い意味ではハーブに違いありません。
よく洗い、内臓を取り出した腹の部分とバスの上に載せてみます。
さらに、もうちょっと色味が欲しい為こいつも乗せてみます。
荒川産の菜の花。
ついでに椎茸と、バター、塩コショウ、日本酒を振りかけて準備完了。
アルミホイルで包んで、フライパンで蒸してみます。
蒸す時間がよくわからなかったので、15分ほど弱火で蒸して完成。
『荒川風スモールマウスバスのホイル焼き』
15分はちょっと長かったようで、裏側が少し焦げてしまいましたがおおむね良いあんばいです。
食べてみたところ、皮を取ったのとよく洗ったのがよかったのか生臭い臭いは全く有りませんでした。
むしろ、ヨモギが多すぎでヨモギの風味がスゴイ(笑
食感はニジマスと比べるとほんの少し肉が固めですが、気になるほどでもなく普通に美味しかったです。
食べ終わった後、処理した内蔵とかを掃除していたら、赤くニョロニョロ動く寄生虫的な物体がいましたが、見なかった方向で(笑
食べてから1週間以上たちますが、特にお腹を壊すようなことも無くいたって健康です。
というわけで、荒川のスモールマウスバスが釣れたら、アレするついでに試しで食べてみるのもいいんじゃないでしょうか。
荒川の水もあまり綺麗ではなさそうですが、たまに食べるぐらいなら問題は無いでしょうし。
まあ、荒川のを食べるような物好きは私ぐらいしかいないでしょうが(笑
次はラージとブルーギルですかね・・・。