2020.11.29 栃木の鉱山跡地にアメジストリベンジ
11月28日の土曜日は以前に行った栃木の山へアメジストを取りに再度行ってきました。
前回は山の山頂にたどり着けなかった事と、本来の目的で有ったポイントにたどり着けなかったので再度の挑戦です。
電車とバスを乗り継ぎ、さらに道を1時間ほど歩いて林道の終点に到着。
ここからは歩いて山を登ります。
前回は右側の沢を登ってみましたが頂上や鉱山跡にはたどり着けなかったので、今回は左側の沢を登ります。
今回の沢は最初は比較的広く人も入った跡も見受けられます。
暫く登るとネットで見かけた鉱山関連の廃墟も発見。
今回のルートはアタリかと思いましたが、少し登ると沢もこんな有様。
明らかに人が登る道ではありません。
さらにもう少し頑張りますが、沢も無くなり藪だらけに。
山の頂上も見え始めてるので、何とか登ろうといけそうな斜面を見つけて無理やり登ってみます。
登れそうと思って見つけた斜面こんな場所。
ここの面だけ比較的藪が少なく行けそうな感じ。
少し行くとここの斜面の足元は土ではなく石のかけらである事が判明。
「これ、もしかしたら鉱山のズリ跡(不要な石捨て場)では?」と思い、さらに上を目指すと見事に廃鉱山跡を発見。
この鉱山は鉱脈が縦に走っていたようで、岩肌に沿って縦に何箇所も穴が開いています。
一つの穴は見える範囲でこんな感じ。
落ち葉の積もっている場所まで3~4mぐらい。
落ち葉が堆積しているので実際の底はどの程度か分からず。
ソロ探索なので落ちたら出てこられませんねコレ。
ちなみにこの斜面試掘っぽいのも含めていくつか斜面に穴があり、結構危険な感じ。
怪しいところは近づかず、生えている木の近くを通りながらさらに登ります。
とりあえず尾根に到着。
ここからは尾根沿いに山の頂上を目指します。
道無き道を尾根沿いに歩きますが、尾根沿いにもたくさんの鉱山跡が。
一歩間違えると滑落からの鉱口落下もありえるので少し慎重に歩きます。
これは底が深くて見えません。
そんなこんなで尾根を歩いて山頂に無事到着。
景色も良い感じです。
頂上で小休止したら尾根を伝って元の沢へと戻ります。
登り時には見つからなかった鉱山跡。
さらにはこんなトラップも。
落ち葉に埋もれた人工的な木の柱ですが、その隙間からは底が見えない穴が・・・。
知らずに近寄ったら落ち葉の下にズボッと行く奴ですね。
ここも鉱脈に沿って掘った感じの場所。
ちなみにこの山一帯は古くは金の採掘、昭和の初期頃は銅の採掘をしており昭和の後期まで操業していたらしいです。
金の採掘は1500年ごろの戦国時代から行われていたようで、いくつもの野良鉱山があった様子。
そのため人に知られていない鉱山跡も多数あるようです。
下り途中ではズリ跡を探ってみるも鉱物類はありますが、目的の水晶やアメジストは見つからず。
徐々におり沢付近まで来るとやっとそれっぽい水晶を発見。
さらに下って結局は前回と同じエリアを中心にアメジスト採集。
アメジストは細かいのを中心にこんな感じ。
水晶も比較的良いのを見つけることが出来ました。
とりあえずお土産は手に入ったので少し早めに上がろうかとポイントから撤収します。
その途中で気になる林道があり、入ってみると隣の沢へと繋がっているのに気がつきます。
ついでなのでその沢を登って見ると、探してた本命の場所を発見。
ハッキリとわかる坑道に
大量のズリ
残り時間も少なかったので20分だけ探しましたが、短時間にもかかわらず良い感じの水晶が見つかります。
周囲が薄暗くなってきたので後ろ髪を引かれつつ足早に山を下りましたが、最後に本命場所を見つけてしまったので近いうちにまた来なくてはいけなくなりました。
そんなわけで主な採集品。
アメジスト類(画像は少し明るく調整してあります)
水晶クラスタ
水晶クラスタの裏面もアメジスト化してました。