◆韓国系団体が"慰安婦小説"を 全米図書館に寄付 強制連行を既成事実化 「日本軍の慰安婦にされた朝鮮人女性」を主人公とする小説を、韓国系団体が、全米の図書館に寄贈するという。産経新聞が報じた。 問題となっている小説は、アメリカ人作家が昨年1月に発表した"Daughters of the Dragon: A Comfort Woman's Story"と題するもので、第2次大戦中の1943年に14歳で強制連行され、慰安婦にされた朝鮮人女性が、戦後も苦労して過ごすというストーリーが描かれている。 記事では、韓国系団体幹部が「『アンネの日記』を置いていない図書館はない。人々はそれを読みホロコーストの残酷さを知って学ぶ」と韓国メディアに語ったと伝える。日本軍の"慰安婦の強制連行"を歴史的事実にしたい、韓国系団体の政治的な思惑が透けて見える。 こうした動きについて「あくまでフィクションの寄贈」として気にすべきでないと思う人もいるかもしれないが、著者のウィリアム・アンドリューズ氏は、小説に登場する個々の事件について「多くの調査をしたので『正確だと思っている』」と記し、事実であると主張している。 いわゆる慰安婦問題については、これまで本誌でも報じてきた。日韓併合前の朝鮮は中国の朝貢国として長期間、中国に多くの女性を貢物として贈り、慰安所への身売りも行われていた。実際、「元慰安婦」の証言には、「親に売られた」という事例がみられる。 吉田証言の撤回や朝日新聞の誤報問題など、日本国内で"慰安婦の強制連行"は根拠を失っており、「広義の強制性」なるあいまいな表現に逃げる他なくなっている。 しかし、"Daughters of the Dragons"には、参考論文として日本人の研究者の論文が登場する。うち一つは、「日本の慰安婦」という、強制連行を認める内容の論文で、その著者名"Yuki Tanaka"は女性のようだが、実際には田中利幸という男性のペンネームだ。この人物は他にも「難波哲」や「赤坂まさみ」などの名前を使い分け、日本を貶める内容の論文を英語で発表しているが、邦訳されていないため日本ではなかなか気づかない。慰安婦問題が大きくなってしまった原因のひとつには、日本からわざわざ火種を投じたことがある。こうした人物の存在や、慰安婦問題のそもそもの発端となった「吉田証言」や朝日新聞の報道、河野談話などは、その"火種"の代表的なものだ。 まずは「日本政府が慰安婦の強制連行にお墨付きを与えている」根拠として使われている河野談話の撤回が必要だ。この夏に予定されているという、首相の新しい談話で一掃すべきだろう。 (居) リバティwebより http://the-liberty.com/article.php?item_id=9171 【関連記事】 2014年12月24日付本欄 韓国政府、米軍慰安婦で"ブーメラン対応" 国策で慰安婦を奨励していた http://the-liberty.com/article.php?item_id=8976 2014年9月17日付本欄 朝日新聞の誤報に、政界で強まる責任論 河野洋平氏を国会に招致せよ http://the-liberty.com/article.php?item_id=8429 韓国はどこまで姑息なのでしょうか 腹立たしいです(+o+)
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◆勇気か蛮勇か? 後藤さんの行動は国際情勢を変えた 自民党の高村正彦副総裁は4日、党本部で記者団に対し、イスラム過激派組織「イスラム国」に殺害されたとされるジャーナリストの後藤健二さんについて、「日本政府の警告にもかかわらず、テロリストの支配地域に入ったことは、どんなに使命感があったとしても、勇気ではなく、蛮勇と言わざるを得ない」と述べた。 外務省は昨年、後藤さんにシリアへの渡航をやめるよう説得していた。高村氏は、「後藤さんの後に続く人たちは、たとえ使命を果たすためでも細心の注意を払って行動してほしい。個人で責任を取り得ないこともある」とし、危険地域への渡航自粛を求めた。 高村氏の発言について、ネット上では「正論」という評価もある一方、「人質を解放できなかった政府は無能」「政府がすべき仕事なのに、後藤さんが身代わりになった」と批判する声もある。◎人質事件は大量殺戮を助長させた しかし、後藤さんらが人質になり殺害された結果、「イスラム国」と日本は事実上の交戦状態に入り、海外に住む邦人の身の危険が高まったのは事実だ。日本企業の間でも、海外の日本人駐在員に対して、テロに対する警戒を呼びかける動きが強まっている。 さらに、今回の事件は、アメリカが主導する有志連合による「イスラム国」への空爆強化にもつながった。 オバマ米大統領は今回の事件を受けて、「テロ組織『イスラム国』による憎むべき殺人を非難する」と語った後、同組織への空爆頻度を増加させている。攻撃を激化させれば、「イスラム国」の戦闘員のみならず、民間人への被害は避けられない。被害を受けた人々の中から反米思想を持つテロリストが多数生まれ、欧米と中東の歴史的対立に端を発する「憎悪の連鎖」が拡大されてしまう。 こうした状況を助長したことを考えれば、後藤さんらの行動が国際情勢に与えた影響は大きい。 後藤さんが「自己責任」を覚悟した上で、「湯川さんを救いたい」「現地の人々の苦しみに耳を傾けたい」という使命感でシリア入りしたことは尊い。 しかし、邦人の危険が増し、空爆激化で多数の人命が失われるという結果は、自己責任の範囲を超えてしまっている。「どうか日本の皆さん、シリアの人たちに、何も責任を負わせないでください」とのメッセージを残していた後藤さんの意志にも反している。 国際情勢を冷静に見抜く智慧がなければ、自らの行為がより多くの人々を苦しめる結果になることもある――。今回の事件からは、そんな教訓を得ることが出来る。(山本慧) リバティwebより http://the-liberty.com/article.php?item_id=9167 【関連書籍】 幸福の科学出版 『ムハンマドよ、パリは燃えているか。―表現の自由VS.イスラム的信仰―』 大川隆法著 http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1394 幸福の科学出版 『ムハンマドの幸福論』 大川隆法著 http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1236 【関連記事】 2015年2月4日付本欄 ヨルダンのパイロット殺害の映像公開 イスラム国への空爆強化は中東平和につながるか http://the-liberty.com/article.php?item_id=9163 Web限定記事 イスラム国 バグダディ氏守護霊霊言 「イスラムにも大義がある」 http://the-liberty.com/article.php?item_id=9146 Web限定記事 イスラム国 人質事件 日本は善悪の価値判断を示せ http://the-liberty.com/article.php?item_id=9124
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◆ウイグル会議のラビア議長ら中国大使館前で抗議 「中国は世界最大のテロ集団」 世界のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長らは3日、東京都内の中国大使館前で、中国政府によるウイグル人弾圧に対する抗議活動を行った。 抗議活動に先立ち、ラビア氏は集まった多くの報道陣に対して、「中国はイスラム国と何も変わらない」「第二次世界大戦で敗北したヒトラーの政策をウイグルで実行している」などと訴え、ウイグル人から言葉や仕事、地下資源などを奪った中国を「世界最大のテロ集団」と断じた。また、中国に謝罪を求め、すぐにウイグル人に対するテロ行為をやめるよう、世界に呼びかける決意を語った。 イスラム国による人質殺害事件で揺れる日本に対しては哀悼の意を示しつつ、「外交を通して、ウイグルの難民たちを第三国に引き渡すように働きかけてほしい」と呼びかけた。 デモ隊は正午過ぎに、近くの集合場所から中国大使館前へ移動。周辺の交通事情を理由に一度に抗議できる人数を5人に限られた中で、ラビア氏らは、「Human rights for Uyghur(ウイグル人に人権を)」「China, go out(中国は出て行け)」などと力強くシュプレヒコールを上げた。 中国政府の弾圧が続く新疆ウイグル自治区では、昨年7月末、カシュガル地区ヤルカンド県で「暴動」が発生。中国の治安当局は「テロ事件」として、一般市民を含む約100人が犠牲になったと発表した。しかし、ラビア氏はこの事件で、ウイグル人だけで少なくとも2000人以上が中国の治安部隊に殺害されたと主張しており、治安当局の数字と大きな隔たりが見られる。 また、同自治区では、2014年の犯罪で逮捕された人の数が2万7千人を超え、前年と比べて約2倍になったといい、増加した逮捕者のほとんどがウイグル人だという。 だが、こうした「暴動」「テロ」「逮捕者」という表現は、あくまで中国政府側の発表である。それ以前に、ウイグルの人々は宗教や慣習を否定され、差別され、時には命を奪われてきた長い歴史がある。それに対する抵抗を、「暴動」や「テロ」という言葉で片付けていいはずがない。彼らは、圧政からの自由を求めているのだ。 日本人は、世界のさまざまな場所で起こる、さまざまな事件に対して、無関心でいてはいけない。国際社会に向けて、「世界的な正義とは何か」について、積極的に発信すべき時期が来ている。(冨) リバティwebより http://the-liberty.com/article.php?item_id=9160 【関連記事】 2014年7月31日付本欄 ウイグル襲撃事件の背景とは? 中国による「信教の自由」弾圧を許すな http://the-liberty.com/article.php?item_id=8224 2014年6月号記事 ウイグル人弾圧が正当化される中国/東トルキスタンの過去と現在 - ザ・リバティ論壇 http://the-liberty.com/article.php?item_id=7722 2014年3月号記事 中国・新疆ウイグル自治区の実態に迫る - 態勢のカシュガル潜入レポート http://the-liberty.com/article.php?item_id=7262 2014年2月号記事 釈量子の志士奮迅 [拡大版] - スペシャル対談 世界ウイグル会議 議長 ラビア・カーディル http://the-liberty.com/article.php?item_id=7098 2012年7月号記事 宗教は、自由を守る最後の砦 - 編集長コラム http://the-liberty.com/article.php?item_id=4358 2011年3月号記事 国が滅ぶ理由 http://the-liberty.com/article.php?item_id=1130
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